
国内最大級の学生向けの技術開発コンテスト「JPHACKS(ジャパンハックス)」が2025年10月4日から11月9日にかけて開催されました。12回目となる今年のテーマは「Live Real.Hack the Future」。全国から439人の学生が参加し、2日間のHack Dayでプロダクトをチーム開発、そこから選ばれたファイナリスト達が東京に集い、Awardを賭けたプレゼンを披露しました。
JPHACKSは大学教授や大会OG・OB、スポンサー企業を中心に組織委員会で運営され、ソフトバンクもスポンサー企業の1社として参画し、AI関連の開発支援ツールを提供するなど参加者支援を行いました。

JPHACKS(ジャパンハックス)は、イノベーターを目指す学生のための日本最大規模のハックイベントで、2014年より全国の複数都市で開催されています。
「JPHACKS 2025」ウェブサイト
イノベータを目指す学生のための日本最大規模のハックイベント
プログラマーやアプリ開発者などの参加者が短期間で集中的にソフトウェアやサービスを開発するハッカソン。共通のテーマに基づきチームを組んで開発を進め、最終日に成果を競い合うものです。JPHACKSは2014年に東京大学が中心となってスタートした国内最大規模のハッカソンで、2025年は8都市9会場で開催、439人・103チームが参加しました。

| Hack Day | Award Day | |
|---|---|---|
| 概要 | 全国8拠点で実施する予選会。開発から成果発表、審査まで実施。会場ごとに最優秀賞、スポンサー賞を決定 | 各ブロックのプロダクトを審査員がオンライン審査し、選出された16チームで競う決勝戦。優秀なプロダクトに贈られる「JPHACKS Award」の他、スポンサー賞が授与 |
| 開催日 | A日程:2025年10月11日(土)・12日(日) B日程:2025年10月18日(土)・19日(日) |
2025年11月9日(日) |
| 開催場所 | 全国8拠点9会場(札幌/仙台/金沢/東京2会場/名古屋/大阪/広島/福岡) | 東京大学「伊藤謝恩ホール」 |
参加者は、Hack Day開催前の事前学習日であるLearning Dayから最終審査日のAward Dayまでの約1カ月間、多様な学習機会を得ながらチームでプロダクト開発を行います。10月4日のLearning Dayでは、チームビルディングやディスカッション手法をはじめ、ユーザ中心設計・顧客視点、効果的なアイデアの発散手法、顧客課題の発見と解決手法、競合との差別化の導き出し方、モックの作成など、プロダクト開発の一連の流れを学びました。
ソフトバンクは開催期間中、AI・DX人材育成サービス「Axross Recipe」とAI回答エンジン「Perplexity」の提供を通して参加者を支援。「Axross Recipe」は、ソフトバンクの現役のエンジニアや連携する外部のエンジニアが、実際のビジネスの現場で取り組んだAIの活用事例や、そこで得たプログラミングなどのノウハウを教材化したもので、実践的かつ専門性の高いコンテンツを全てオンラインで学習することができます。「UX/UIデザイン入門講座」や「プロジェクト推進講座」「生成AI入門講座」などのレシピが活用されました。
また、「Perplexity」も、今回初めて利用したという声や開発に役だったとの声が多く、AI検索エンジン機能の利用だけでなく、検索や回答内容のチーム内共有が可能な「スペース機能」といったチーム開発に適した機能が多く活用されました。
JPHACKSで提供した「Axross Recipe for Biz」。AIを活用した最新の技術や事例を学び、現場での実践力を身に着けるための環境としてソフトバンクが提供しています。
Axross Recipe サービスサイト

103チームがアイデアとプロダクト開発の技を競う
事前学習を経て、10月中旬に2日間のHack Dayが開催されました。初日はキックオフとオープニングガイダンスの後、参加者はすぐにプロダクト開発に集中。2日目も朝から開発を続け、夕方のピッチタイム(プレゼンテーション)に臨みました。



JPHACKS2025の今年のテーマは「Live Real. Hack the Future」。AI時代だからこそ、自分自身が感じている現実的な問題に焦点をあて、それを未来の大きな課題解決へとつなげていこうという思いが込められています。
協賛企業各社はこの大テーマに沿ってスポンサー賞のオリジナルテーマを設定しました。ソフトバンクは、自社のスローガン「社会課題に、アンサーを。」をテーマとし、生成AIやIoTを活用することや、社会課題解決に寄与するプロダクトを開発したチームにスポンサー賞を贈呈しました。
ピッチでは、各チームが90秒の制限時間内で開発したプロダクトを発表。オーディエンス投票などを経て、各会場で「HackDay Audience Award」と「ブロックスポンサー賞」が決定しました。
ソフトバンクは、直接現地に参加した3会場(東京A会場、大阪、札幌)でスポンサー賞を贈呈。選出したプロダクトは、スマートグラスとAIを組み合わせて高齢者や目が不自由な人が簡単に危険を察知できる「オンデバイス画像認識システム」、子供の音声と位置情報からAIが絵日記を自動生成し、親子のコミュニケーションを促す「“子ども視点の絵日記”スマホWebアプリ」、地域特有の危険エリア情報を地図上で共有する「安全情報共有プラットフォーム」の3つです。
東京A会場「YOLOSHIKU:オンデバイス画像認識システム」
大阪会場「つながり絵日記:“子ども視点の絵日記”スマホWebアプリ」
札幌会場 「Safer Map:安全情報共有プラットフォーム」
Hack Dayの受賞チームの詳細はこちらでご覧いただけます。
「JPHACKS2025 Hack Day」結果のご報告
実践的AI教育を通して未来を開く次世代を育成
Hack Dayの終了後、Award Day進出プロダクトを選出するためのオンライン審査を経て、16チームが11月9日に東京大学・伊藤謝恩ホールで開催される最終成果発表会に出場しました。Award Dayでは優秀なプロダクトに贈られる「JPHACKS Award」の各賞の他、協賛企業からのスポンサー賞も授与。さまざまな賞の獲得を目指して、熱のこもったプレゼンが展開されました。


厳正な審査の結果、ユーザーが描いた絵を再現したランニングコースを生成するアプリ「AshiArt」が、最優秀賞の「Best Hack Award」と「Best Audience Award」をダブル受賞。GPSアートの敷居を下げるとともに、ランニングのモチベーション向上も狙ったことなどが評価されました。
ソフトバンク賞には、AIが生成するシナリオに基づき、ゲーム感覚で「避難訓練」を体験・習慣化するスマホアプリ「HiNan!」を選出。避難訓練の重要性が認識されていないという社会課題に対して、避難訓練を楽しく・繰り返せる・健康的な体験へと仕上げた観点などが評価されました。

ソフトバンク賞を受賞した「HiNan!」開発チームの皆さん
Award Day進出チームのプロダクトの詳細はこちらでご覧いただけます。
「JPHACKS 2025 Award Day」進出チーム 16組を発表

ソフトバンクの次世代社会インフラ推進室 室長の淺沼邦光は、今回のJPHACKSへの参画の意義について、「ソフトバンク賞は当社のスローガンである『社会課題に、アンサーを。』テーマに設定した。生成AIが目覚ましい進化を遂げる現代において、社会や人の課題を解決へと導く次世代の人材育成はますます重要になっている。ソフトバンクは大学などの教育機関と連携し、実践的なAI教育による実社会への貢献を軸に、未来を担うイノベーティブな人材育成に貢献していきたい」と語りました。

Award Dayの受賞結果の詳細はこちらからご覧いただけます。
「JPHACKS 2025 Award Day」結果ご報告
(掲載日:2025年12月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部




