SDGsから逆算して、社会から本当に必要とされる会社への階段を上っていく|SoftBank SDGs Actions #0

SDGsから逆算して、社会から本当に必要とされる会社への階段を上っていく|SoftBank SDGs Actions #0

2020年5月、ソフトバンク株式会社は「すべてのモノ・情報・心がつながる世の中を」というコンセプトとともに、SDGsの取り組みを強化することを発表しました。この発表を経て、ソフトバンクでは何が変わり、現在どのような取り組みが行われているのか、SDGs推進室長に話を聞きました。

今回、話を聞いた人

池田室長

ソフトバンク株式会社
コーポレート統括 CSR本部長 兼 SDGs推進室長
池田 昌人(いけだ・まさと)

まさに「全社一丸」。SDGsとがっぷり組み合う構えができた

まさに「全社一丸」。SDGsとがっぷり組み合う構えができた

2020年5月に「SDGsの取り組みの強化」を発表してから、ソフトバンクに生まれた動きや取り組みを教えてください。

ソフトバンクは「SDGsの取り組みの強化」を発表する前から、社会貢献に関するさまざまな取り組みを行っていました。ただ、2020年5月に明確な宣言を実施したことで、会社全体の意識がより未来志向になったと感じています。

少し具体的に説明すると、ソフトバンクは「No.1」への執念を持った企業で、営業面や財務面を全員が強く意識ができていると思います。これは当社の強みでもありますが、時と場合によっては目の前のゴールに集中し、視点がやや短期的になってしまうこともありました。

しかし、SDGsに対する意識が高まる中で「どうすれば未来・世の中を豊かにすることができるのか」「本当の意味で社会から必要とされる会社とは何か」という複合的な視点を持つ社員が急増しています。経営幹部だけではなく、一般社員にも根付き始めているんです。まさに全社一丸となって、グッと集中してSDGsに向き合う強いパワーを感じています。

SDGsに対する意識が底上げされたのですね。

「地域の社会課題を解決するために法人事業でこんな取り組みを始めた」「持続可能な社会を実現するためのテクノロジー活用」といった内容のプレゼンを聞く機会が本当に増えたました。数年前まで、私が担当するCSR部門でしか耳にしなかったような言葉を、最近ではいろいろな部門で耳にしますね。

それから「ソフトバンクアワード」という社内表彰制度にSDGs部門が新設され、数多くの、そしてさまざまな部門から応募がありました。わずか1年半でこれだけ会社の意識が変わったことには、正直驚きました。

他にもSDGsに関する取り組みがあれば教えてください。

基本的な部分になりますが、SDGsに取り組む企業として必要な指標の設定、そして積極的な情報開示を行うための体制も整備しました。ソフトバンクとして、がっぷりとSDGsと組み合う基礎と構えを作った。そんな1年半だったと思っています。

SDGsカンパニーとして進化する鍵は「逆算」というDNA

SDGsカンパニーとして進化する鍵は「逆算」というDNA

他にもSDGsに関する取り組みがあれば教えてください。

私は、ソフトバンクバリューの1つである「逆算」が鍵になると信じています。

SDGsは持続可能な社会の実現を目指すものですよね。裏を返せば、いま我々を待ち受けているのは、資源の枯渇や地球規模での気温上昇といった持続が難しい未来です。未来の課題に対して、企業は大きな危機感とともに「逆算」で挑まなければなりません。

いま自分たちにできることをする。それはそれで必要なことです。しかし、本気でSDGsに取り組むならばもっと逆算して、もっと戦略的に、未来に合わせて会社の事業やサービス、体制を組み上げていくことが求められます。

逆算

現在、当社が進めているプロジェクトの中にも、SDGsの王道を行くものはあります。でも、逆算というDNAが息づくソフトバンクなら、まだできるはず。未来からの逆算、これをもっと増やしていくべきだと考えています。

今後のSDGsに対する取り組みで、読者に注目してほしい点はありますか?

ソフトバンクは、スマホなどを通じてたくさんの人とつながりを持っている企業です。さらに、子会社であるZホールディングスのYahoo!やLINE、そして両社が出資するPayPayといったサービスがあり、いま日本にいる大多数の人とタッチポイントを有しています。

このつながりは、当社のSDGs推進に間違いなくプラスになるものです。感染症や貧困、フードロスなど、身近に存在していながら強いアクションを起こせていないもの。こうした課題に対して、私たちがつながっている多く方々と一緒に取り組めるようなムーブメントを起こしていければと考えています。

SDGsに関して、ソフトバンクでさまざまな取り組みが始まっていますが、今後ますます加速させていきます。ぜひ、注目していただきたいですね。

ありがとうございました。

(掲載日:2021年9月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部

ソフトバンクのSDGsへの取り組み

サステナビリティ

ソフトバンクは、すべてのモノ・情報・心がつながる持続可能な社会の実現に向け、企業活動や事業を通じて、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいきます。

モノは必ず動き続ける。日本の高品質な物流をデジタルで下支えしていく|SoftBank SDGs Actions #1

モノは必ず動き続ける。日本の高品質な物流をデジタルで下支えしていく|SoftBank SDGs Actions #1

2020年5月に「すべてのモノ・情報・心がつながる世の中を」というコンセプトを掲げ、SDGsへの取り組みを強化したソフトバンク。いま実際に、どのような取り組みが行われているのか、担当社員が自らの言葉で事例を紹介します。第1回は、DXで物流業界の課題に挑む「MeeTruck(ミートラック)」です。

今回、話を聞いた人

山田

ソフトバンク株式会社
法人事業統括 デジタルトランスフォーメーション本部 ビジネスプロモーション統括部 MeeTruck事業部 事業開発課
山田 健人(やまだ・けんと)

MeeTruck株式会社に出向中

法人営業としてソフトバンクに中途入社、首都圏の中小企業の営業担当に。2018年にデジタルトランスフォーメーション本部へ異動し、本プロジェクトの立ち上げに携わる。現在はMeeTruck株式会社で営業やマーケティングなど、Go-to-Marketの責任者を務めている。

MeeTruck株式会社

ソフトバンク株式会社と日本通運株式会社が、物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援することを目的として、2020年4月に共同で設立。2020年10月から、物流事業者向けのクラウド型配車支援サービスを提供している。

高品質な物流網を支えるために、デジタルで何ができるのか?

高品質な物流網を支えるために、デジタルで何ができるのか?

MeeTruckは、ソフトバンクと日本通運が物流業界をDXで支援することを目的に設立したジョイント・ベンチャーです。私が2018年にデジタルトランスフォーメーション本部に異動して「自分たちが取り組むべき社会課題はなんだろう?」と考えたときに、最初に思い浮かんだのが物流でした。

実は私、ソフトバンクに中途入社する前は物流業界で働いていて、神奈川県にある倉庫で現場の事務を担当していました。その経験から、デジタルを活用した物流業界の業務効率化にニーズがあると考えていたんです。タイミングよく、当時ソフトバンクとリレーションがあった日本通運と意見交換する機会があり、具体的な物流DXの検討が始まりました。

普段はあまり意識しないかもしれませんが、日本の物流は非常に高品質です。予定の日時にきちんと荷物が届く、というのは世界各国を見渡すと珍しいことですからね。

また、物流業界では本当に多くの人が働いています。一般的に物流と聞くと、自宅に届く宅配便などをイメージされる方が多いと思いますが、これは物流全体のごく一部。工場間や事業所間など、いわゆるBtoBの物流の方がずっと多いんです。

どれだけITが進化して生活が便利になったとしても、物理的にモノを運ぶという仕事は存在し続けます。私たちが快適な生活を送ることができるのは、スムーズな物流が存在しているからこそで、社会に欠かせない重要な産業なんです。

物流

その高品質な物流網は、現場で働く方々の日々の努力や届けたいという心意気に支えられています。しかし、物流業界、特に中小規模の運送会社では、ドライバー不足や、働き方改革が進みにくいといったさまざまな課題が存在しています。

そして、日本の運送会社の99%は中小企業です。現在、ドライバー不足などにより、経営者が自らトラックを運転せざるを得ないという話もよく耳にします。日本の物流を支える運送会社が直面する効率化や働き方に関する課題。その中には、デジタルで解決できるものがきっとある。そう信じてMeeTruckをスタートさせました。

あえてシンプルに、運送会社の業務の見える化に徹する

あえてシンプルに、運送会社の業務の見える化に徹する

MeeTruckが中小規模の運送会社向けに提供しているサービスは、非常にシンプルです。簡単にいえば、これまでアナログで行っていた運送業務の一部を見える化して、みんなで共有できるようにしました。

例えば、ドライバーの予定などを管理する「配車表」。従来は、ボードに書いたり、印刷された紙を貼ったりして、事業所で管理するものでしたが、MeeTruckならスマホでどこからでも確認できます。実際に「新しい仕事の発注が来たけれど、すぐにドライバーを手配できるか分からず、確認の手間がかかる」という悩みを抱えている運送会社は多いです。

UI

他にも、ドライバーに出す運送指示、運送を終えた後に従来電話で行っていた完了報告、運賃登録、請求書作成など、デジタルで効率化できる業務を集約しました。クラウドサービスなので面倒なメンテナンスが不要なところもポイントですね。

サービスを開発している段階では、もっとたくさんの機能を実装しようと考えていたんです。でも、実際に運送会社の方々に話を聞くと、何もかもデジタル化すればいいというものではないと思って、機能を絞り込みました。

電話でコミュニケーションを取ることに不都合がなければ、無理に変える必要はありません。変に頭でっかちになるよりも、シンプルに「便利だな、助かる」とユーザーに感じていただいた方が、課題解決に直結しますからね。

ユーザーファーストにこだわり、運送業界で信頼を勝ち取りたい

ライフテック株式会社

MeeTruckを利用している埼玉県川口市のライフテック株式会社

サービス提供を開始したのが、2020年10月。まもなく1年になりますが、お客さまを訪問したとき、実際にMeeTruckが使われているのを見たり、「ちょっと楽になったよ」と声をかけてもらったりすると、やっぱりうれしいですよね。微力ながら物流業界の役に立てているのかな、と感じます。

MeeTruckは、使いやすさを向上させるためのアップデートをすでに150回ほど行っています。機能がシンプルだからこそ、ユーザーフレンドリーを大切にしたいんです。お客さまの声を参考にしながら実施したアップデートもかなり多いですよ。

物流業界って元々「信頼関係」がすごく重視されるんです。相手にしっかりと届けるということもそうですし、同じ会社で働くうえでも連携することが大切だからなのだと思います。MeeTruckもユーザーから信頼を得られるサービスでありたい。今はそんな思いが強いですね。

ソフトバンクのマテリアリティ①「DXによる社会・産業の構築」

マテリアリティ

ソフトバンクは、SDGsの達成に向けて6つのマテリアリティ(重要課題)を特定。そのうち、SDGsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」を踏まえた「DXによる社会・産業の構築」では、最先端テクノロジーを活用して、ビジネスの発展・効率化に貢献することを目指しています。

(掲載日:2021年9月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部

ソフトバンクのSDGsへの取り組み

サステナビリティ

ソフトバンクは、すべてのモノ・情報・心がつながる持続可能な社会の実現に向け、企業活動や事業を通じて、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいきます。

デジタルデバイド解消は、スマホのタップから。便利で楽しいスマホライフを多くの人に届けたい|SoftBank SDGs Actions #2

モノは必ず動き続ける。日本の高品質な物流をデジタルで下支えしていく|SoftBank SDGs Actions #1

2020年5月に「すべてのモノ・情報・心がつながる世の中を」というコンセプトを掲げ、SDGsへの取り組みを強化したソフトバンク。いま実際に、どのような取り組みが行われているのか、担当社員が自らの言葉で事例を紹介します。第2回は、主にシニアのお客さまを対象に実施している「スマホ教室」の取り組みです。

今回、話を聞いた人

鹿野

ソフトバンク株式会社
コンシューマ事業統括 営業第一本部 戦略統括部 スマホAD推進部 関東スマホ推進課
鹿野 遥(かの・はるか)

新卒入社後は1年間の現場研修として、ソフトバンクショップやコールセンターなどで勤務。代理店営業担当を経て、2018年からエリアマネージャーとなり、スマホアドバイザーの育成に携わる。2019年からはスマホアドバイザー推進担当として、研修内容や企画立案などを行っている。

スマホの便利さや楽しさを伝える、1,200名のスマホアドバイザー

ソフトバンクショップには、スマホに関する相談にお答えしたり、主にシニアのお客さまを対象とした「スマホ教室」を実施している、「スマホアドバイザー」というスタッフが在籍している店舗があることをご存じでしょうか。

2015年から始まった取り組みで、現在は日本全国のソフトバンクショップで、約1,200名のスマホアドバイザーが活動中です。私はその中で関東エリアを担当しており、スマホアドバイザーの活動方針や研修内容などを考え、サービス品質向上につなげる推進業務を担当しています。

スマホアドバイザー

スマホ教室の内容は、スマホの基本的な操作がベースですが、「どうすればスマホでお客さまの生活をより豊かにできるか」を軸に、常にカリキュラムを更新・追加。その際はスマホアドバイザーへのヒアリングや、実際にお客さまから寄せられる声を反映させています。

最近、特に好評なのはLINEとZoomの教室ですね。使い方を知っていただいたことで「帰省できなかった孫とビデオ通話をした」「スマホ教室の参加者とオンライン飲み会をした」など、コミュニケーションが増えた事例をたくさんお聞きしています。

笑顔

その他にも、防災に関するスマホ教室も好評いただいています。大雨や台風などの際、どこで情報を確認したら良いか不安を感じている方がとても多いんです。ヤフー防災アプリ、居住地の自治体の防災アプリなどを使って、災害時の情報通知設定や、避難場所等を確認する内容なのですが、ご家族で参加いただく方もいらっしゃいますよ。

また、官公庁と連携して行っている、新型コロナウイルスワクチン接種のWeb予約のサポート、マイナンバーカードの申請方法やマイナポイント、マイナポータルの利用方法、オンライン診療やe-Taxの利用方法なども需要が高いですね。

スマホを使う人が増えれば、社会のデジタル化はもっと進む

スマホ

スマホアドバイザーは、お客さまに快適なスマホライフをお届けしたいという思いから始まりましたが、「デジタルデバイドの解消」という社会的なミッションにもつながっていることを実感しています。

先ほど話した行政サービスの利用法などでも分かるように、社会のデジタル化が進んだとしても、実際に使うのは“人”です。使える人が増え、多くの方がメリットを享受できなければ、デジタル化の意味は半減してしまいます。

スマホ教室を通してお客さまにスマホの便利さや楽しさを知っていただき、日常生活でたくさん使っていただく。その結果としてデジタルデバイド解消に貢献できれば、社会的にとても意味のあることだと思っています。

コロナ禍でも「スマホを使いたい」という思いに応える

コロナ禍でも「スマホを使いたい」という思いに応える

昨年から続くコロナ禍で「なるべく外出は避けたい」「店頭に行くのは少し不安」というお客さまの声がある一方、コロナ禍だからこそ非対面のコミュニケーションツールとして「スマホの使い方を学びたい」をという声も増えていました。

そこで、お客さまに安心してスマホ教室に参加していただきたいという思いで、昨年7月から開始したのが「オンラインスマホ教室」。自宅からビデオ通話をしながらスマホの使い方を学ぶことができ、外出を控えている方からも非常に好評です。

オンラインスマホ教室を始める前は「お客さまに喜んでいただけるだろうか?」という不安もあったのですが、スマホを学びたいというお客さまの気持ちに応えられる取り組みに挑戦してみて、本当によかったと考えています。

SDGsを知って、社会での意義をより意識するようになった

SDGsを知って、社会での意義をより意識するようになった

ソフトバンクが、SDGsへの取り組みを強化した発表する少し前から、私自身もSDGsに対する関心を持っていました。きっかけは仲の良い友人からSDGsの成り立ちや意味を聞いたことだったのですが、自分自身の業務にもつながっていると感じ、それからは仕事をする中で「私たちはどのように社会に貢献できるだろうか」という視点を取り入れるようにしています。

近年は、スマホの使い方支援について社内外からご相談が増えてきており、SDGsの考えが広がっていることを実感しています。現在はソフトバンクショップでのスマホ教室はもちろん、スマホ教室で培ったノウハウをもとに企業や官公庁とも連携して、ショップ以外でも取り組みの幅を広げています。

こうした取り組みを通じて「デジタルデバイドの解消」を始め、「コロナ禍における孤立回避」「若者とシニア世代のつながり創出」「情報モラル向上による犯罪被害の抑止」など、多くの社会課題解決につなげていければと思っています。

ソフトバンクのマテリアリティ②「人・情報をつなぎ新しい感動を創出」

サステナビリティ

ソフトバンクは、SDGsの達成に向けて6つのマテリアリティ(重要課題)を特定。そのうち、SDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」を踏まえた「スマートデバイス普及を通じた魅力的な顧客価値の実現」では、全国のショップでのスマホ教室の開催を通じて、デジタルデバイド解消に貢献することを目指しています。

(掲載日:2021年9月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部

ソフトバンクのSDGsへの取り組み

サステナビリティ

ソフトバンクは、すべてのモノ・情報・心がつながる持続可能な社会の実現に向け、企業活動や事業を通じて、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいきます。