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スマホでまとめただけなのに。ちょっとズボラな僕に彼女ができるまで

スマホでまとめただけなのに。ちょっとズボラな僕に彼女ができるまで

「ソフトバンクまとめて支払い」を使って生活しているフツーの男子が、恋を実らせてしまう奇跡の物語。「まとめる」ことで始まる恋もある……かも?

  • ストーリーは妄想ですが、サービス内容は事実に基づいています
「ソフトバンクまとめて支払い」とは

スマホやパソコンなどで購入したデジタルコンテンツやショッピングなどの代金を、携帯電話の利用料金と一緒に支払える決済サービスです。

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登場人物紹介

翔太……主人公。25歳のエンジニア。仕事はマジメにこなすが、プライベートはちょっとズボラな男子。趣味は映画鑑賞で、ミニシアター系が好き。

美咲……恵比寿にあるPR会社勤務の25歳。外見はオシャレで華やかだが、実は筋金入りの漫画オタク。周囲に趣味の話ができる人がおらず、漫画好きであることは隠している。

第1話 出会いは週末の映画館から

日々の忙しさやストレスを忘れられる“何か”に没頭している時間。そんな心のオアシスともいえる大切な時間が、誰にでもあると思う。

僕にとっては映画を観ているとき。忙しく働く日々の中、週末に映画館でゆっくり過ごす時間は特別なものだ。

今日は、ずっと好きだった日本人監督の新作公開日。しかも、今回の作品は海外の映画祭で最優秀賞を獲ったということで、期待値も上がってしまう。

映画館を訪れると、週末ということもあり券売機に長蛇の列ができているが、僕は列には並ばない。なぜなら「ソフトバンクまとめて支払い」でチケット購入済なのだ。面倒な入力も必要ないし、携帯料金とまとめて請求が分かり便利。給料日前のピンチでも使えるので気に入っている。

入口でチケットを発券し、アイスコーヒーを買って館内へ。待ちに待った新作がやっと観られるぞ! ワクワク感を大事にしたいので、ストーリーはあえて調べずに来た。

しかし、心が躍りすぎていたせいか、席に座ろうとして軽くつまずいてしまった。
ヤバい! とっさに手を出して自分の身体を支える。

……が、それは最悪の選択だった。コーヒーを手に持っていたのを忘れていて、隣の人の足元に盛大にぶちまけてしまったのだ。

「ああ! すみません!」

見ると、隣に座っていた女性のスカートには黒いしみが……。僕は軽いパニックに陥り、何度も「すみません」を繰り返していた。「大丈夫ですから」と女性が笑顔でフォローしてくれるのが、かえって申し訳ない。はっと気付いて、僕はハンカチを差し出した。

「ほんとに大丈夫ですから、気にしないでください」

コーヒーをこぼされた女性の方が、僕に心配そうな目線を向けてくる。これじゃあ立場が逆じゃないか。情けない……。

そうこうしているうちに、ブザーが鳴って予告映像が始まる。本編が始まっても、映画の内容はまったく頭に入ってこなかった。

こうして週末の楽しみは、コーヒーのようにほろ苦い時間になってしまった。

第2話 居酒屋で再会した彼女は漫画オタク?

映画館の事件から数日後。仕事終わりに、恵比寿で職場の先輩とサシ飲みすることになった。恵比寿という街にはあんまり縁がない。なんとなく華やかな感じがして、敬遠してしまう。

「翔太、何ソワソワしてんの?」

先輩にもツッこまれる。店に入ってからも誰かに見られている感じがして、どうも落ち着かない。

ふと隣の席に目をやると、女の人が僕のことをじっと見ていた。どこかで見たことがある女性。映画館での出来事が頭の中でフラッシュバックする。

「あっ! このあいだの映画館の!」

僕がコーヒーをこぼしてしまったあの人だった。先輩が露骨に興味を示してくる。「何、お前、ナンパ?」。いやまさか、違うんですよこれは……。

女性は先日のことを全然怒っていない様子だった。むしろ笑顔で手まで振ってくれている。

彼女の名前は美咲さん。同い年の25歳で、近くのPR会社で働いているらしい。美咲さんも会社の先輩と飲みに来たんだそうだ。

2人とも華やかなルックスで、冴えない僕とは大違い。キラキラした人生を歩んでいるんだろうな、と考えていたら、先輩に電話がかかってきて店の外に出てしまった。ちょうど美咲さんの先輩もトイレに立つ。2人きりになってしまった……。

美咲さんと目が合う。「あの、このあいだの映画」と美咲さんが先に口を開いた。僕は「すみませんでした!」と反射的に謝ってしまう。

「いや、ほんとに気にしないでください。それより、あの映画の原作漫画って読みました?」

「いや、僕は、監督のファンだから、漫画は詳しくなくて……」

「え! じゃ絶対読んだ方がいいですよ! ていうか、あの先生の作品は全部最高なんですよ!」

急にテンションが高くなる美咲さん。意外な気がした。だっていかにも恵比寿でバリバリ働いている感じで、「先生」って呼んじゃうほど、ハマっている漫画家がいるような人には見えなかったから。

「私、昔から漫画が大好きなんです。でも就職したら、会社のみんなが結構、華やかな感じで。趣味の話をできる人も周りにいなくて」

聞けば、学生時代に漫画家を目指していた時期もあったらしい。外見だけで「遠い世界の人間」と決めつけていた自分が恥ずかしくなった。

「だから漫画のことは、趣味アカウントでつぶやくくらい」

教えてもらった美咲さんのSNSアカウントは、圧倒されるほど漫画の話で埋め尽くされていた。漫画原作の映画を観ることが多い僕にとっても、興味深いことがたくさん書いてある。

その時ちょうど先輩たちが戻ってきて、僕らの会話は終わった。

帰りの電車で「Yahoo! ブックストア」をチェックしてみた。美咲さんがおすすめしていた漫画を発見したので、1冊だけ「ソフトバンクまとめて支払い」で購入。暇つぶしのつもりで読み始めた。

……電車が最寄り駅に着く頃、その漫画に完全にハマっていた。

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第3話 深まる2人の仲、プレゼント購入大作戦!

結局あの後、全巻を大人買い。徹夜で一気読みして泣いてしまうくらい感動してしまった。その感動をSNSで美咲さんに伝えると、「でしょー!」と熱いメッセージが返ってきた。

それがきっかけで僕たちは、読んだ漫画や観た映画の感想を言い合うようになった。

僕たちの好みは近いようで、得意分野や守備範囲が微妙に違う。僕は映画、美咲さんは漫画。お互いのオススメを教え合いながら、話は尽きることがなかった。

メッセージのやり取りは毎日のように続いた。親しい友人たちの間では、既読スルー常習犯として知られている僕には驚くべき事態だ。そもそも、女性と毎日連絡を取り続けるなんて経験自体、これまでなかった。 でも美咲さんとのやりとりはすごく自然で楽しく、返信が届くのを心待ちにして、ついスマホを何度もチェックしてしまう。

気がつくと、休みの日に一緒に映画を観に行くような関係になっていた。

何回かのデートの後、美咲ちゃん(!)との距離をもっと近づけたいと思った。そういえば、もうすぐ誕生日って言ってたっけ……。
気の利いた男なら、ここできっと何かプレゼントでもするのだろうが、そういうことに疎い僕は途方にくれてしまった。

美咲ちゃんはオシャレだから、ファッションアイテムとかいいかもしれないけど、僕はデパートの女性フロアを通るだけでも、緊張してしまうのだ。一体どうすれば……!?

スマホでリサーチを続けていると「ストライプデパートメント」というファッション通販サイトがあることを知った。しかも「ソフトバンクまとめて支払い」で購入できる。これだ、これしかない……!

美咲ちゃんに似合いそうなギフトにオススメのアイテムを探して、シンプルで大人っぽいストールを買うことに。季節的にもちょうどいい。

商品が手元に届いて、あとは渡すだけ。しかし、このタイミングになって不安が押し寄せてきた。

気に入ってもらえなかったら?
「いきなりプレゼントなんて、重いんですけど」とか言われてしまったら……?

「そんなこと言うわけないじゃん! めっちゃうれしいー!」

美咲ちゃんにストールを渡すと、こっちがびっくりするくらい喜んでくれた。

「翔太くんってたまに考え過ぎなとこあるよね? まあ、そこもいいところではあるんだけど。でも本当にありがと! うれしいよ!」

……ほっとした。しかも「うれしい」って2回も言ってくれた。 美咲ちゃんの笑顔と、いつも素直に感情を表すところに僕は惹かれているんだ。

第4話 きっかけの映画を、2人でもう一度

「あの映画、もうNetflixで観られるの知ってた?」

プレゼントから数日後、美咲ちゃんからメッセージが届いた。

そう、美咲ちゃんの前でコーヒーをぶちまけてしまった、苦い思い出のあの映画。パニックになった僕は、映画の内容もロクに覚えていない。

そのことを伝えると、「翔太くん、めちゃくちゃ謝ってくれたよね」と、かわいい動物スタンプ付きで返ってきた。「あんまり申し訳なさそうだから、こっちが気の毒になっちゃったくらいだよ」と美咲ちゃん。

普通は知らない人間にいきなりコーヒーをぶちまけられたら、誰だって怒ったり、不機嫌になったりするはずだ。それなのに美咲ちゃんは笑顔で許してくれたばかりか、何なら僕のことを心配してくれたのだ。仲良くなってからも、美咲ちゃんのあの天使のような笑顔に何度救われてきたことか……!

一人で勝手に膨らんでいく妄想…

!!! 美咲ちゃんからメッセージが!

「もう一回、あの映画観たいな」

映画や海外ドラマをよく観る僕は、ずいぶん前から「Netflix」のヘビーユーザーだ。もちろん、月々の支払いはソフトバンクまとめて支払い。

こ、これは家に誘うチャンスなのでは……? だけど自分から女の子を家に誘ったことなんてないし……どうする、僕!?

「よかったら今度うちで一緒に観ない?」

・・・・・・(返信ストップ)

さっきまでのやりとりはどこへやら。
ど、どうしよう……やっぱり送らないほうがよかった……?

「観たい!」

後悔しそうになっていたとき、救いのメッセージが届いた。えっ……えっ、いいの!?

「いつ観る? 私、来週金曜の夜とか空いてるんだけど、翔太くんは?」

そんなの、スケジュールを確認するまでもない。サボっていた部屋の掃除も、気合い入れてやらないとな。

……そして今、僕の家のソファに美咲ちゃんが座っている。

キッチンで2人分のコーヒーを淹れて美咲ちゃんに持っていく。思い返せば、始まりもコーヒーと映画だった。

あのときと違うのは、少し肌寒くなって、アイスだったコーヒーがホットに変わったこと。そして映画館が僕の家に変わったことだ。

「今度はコーヒー、こぼさないでね」

ソファから僕を見上げる美咲ちゃんが、いつもの笑顔でそう言う。あのときと同じ映画を、あのとき隣に座っていた人と、また観ようとしている。なんだか不思議な気持ちだ。

おそらく僕はこの先、この映画を、この人とまた何回も観る。そんな予感がする。なんだか恋愛映画みたいだな。僕にはちょっとでき過ぎな展開にも思えるけど、でも、こういうのも悪くない。

隣で微笑む美咲ちゃんに笑顔を返して、僕は映画の再生ボタンを押した。

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  • Netflixのソフトバンクまとめて支払いはAppleのApp Storeのみ対応しています。

翔太と美咲も登場する商店街のストーリーはこちら

(掲載日:2018年11月15日)
文:山田宗太朗、エクスライト
イラスト: 石井あかね

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