インターネットの相互接続地点。データセンターやインターネットサービスプロバイダー(ISP)やコンテンツプロバイダー、ホスティング事業者、クラウド事業者同士を接続するためのポイントや事業者のこと
安定的なインターネット利用のために不可欠な役割
インターネットのトラフィックの交換を可能とする相互接続ポイントである「IX(インターネットエクスチェンジ)」では、インターネットサービスプロバイダー(ISP)やコンテンツプロバイダー、ホスティング事業者、クラウド事業者などのさまざまな事業者を相互に接続して、トラフィックのやり取りを行っています。
通常、インターネット事業者同士を相互接続するためには、個別にネットワーク回線を用意する必要がありますが、IXに接続することで、個別のネットワーク回線の用意が不要となり、回線を集約して複数の事業者と相互接続が可能となることでコスト面でメリットがあります。また、事業者同士が大容量でトラフィックを交換(ピア・Peer)することが可能となることで、ネットワーク回線の輻輳(ふくそう)や、混雑している通信経路によるネットワークホップの増加による通信速度の低下や遅延の増加といった、通信品質の低下を避けることが可能となります。これにより、事業者間での通信をスムーズかつ安定的に提供することで、エンドユーザーがパソコンやスマートフォンなどから快適にインターネット利用を行うことが可能となります。
ソフトバンクのグループ企業 BBIX株式会社は、2003年からIX事業を開始。世界各地のデータセンターにIXの拠点を設置し、海外展開を進めています。
IXの関連情報
(掲載日:2023年10月16日)
文:ソフトバンクニュース編集部