食品の生産、加工、流通、消費において、最新のテクノロジーを活用して技術革新を行うこと
持続可能な未来に向けた、食の最先端テクノロジー
「フードテック(FoodTech)」とは、「フード(Food)」と「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた言葉で、食品の生産、加工、流通、消費などにおける新しい技術です。フードテックを活用したビジネスモデルが次々と登場し、食糧危機や食品ロス、食の安全性、生産に伴う環境負荷といった世界の食糧に関わる課題解決につながる手だてとして期待されています。
主な事例として、人口増加に伴う食糧不足に対し、センサー技術やAIを活用した栽培や養殖育成環境の最適化など、限られた土地や資源で多くの作物を生産するためにさまざまなテクノロジーの活用が進んでいます。また、IoTやブロックチェーン技術を用いて食品のトレーサビリティ(追跡可能性)や衛生管理を強化し、流通における食品の安全性の向上に加え、在庫管理の精度向上によるフードロス削減などへの取り組みも行われています。最新の培養技術を活用した代替肉をはじめとする植物由来の食品の開発も近年話題となっており、既存の畜産業に比べて温室効果ガスの排出量が少なく、土地や水資源の利用も効率的なため、地球環境の保護などの観点から注目されています。
ソフトバンクでは、AIやIoTなどを活用したチョウザメや真鯛の養殖への技術協力を行うなど、食に関するさまざまな課題解決にもつながる研究に取り組んでいます。
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(掲載日:2024年7月24日)
文:ソフトバンクニュース編集部