大豆などの植物を主な材料として作られる動物の肉に代わる食品のことで、栄養価の高さや環境問題などから注目が高まっている
健康意識の高まりから市場規模が拡大
フェイクミート、大豆ミートなどとも呼ばれる代替肉は、日本では2019年頃から大手スーパーなどで取り扱いを始めるなどの動きが広がっています。
低脂質、低カロリー、高タンパクなど栄養価に優れていることや、代替肉を使ったさまざまな種類の商品が増えたため、ベジタリアン(菜食主義者)やヴィーガン(完全菜食主義者)が選択するだけでなく、一般の消費向けが購入する機会も増えています。
また、メーカーや小売店は、代替肉以外にも植物由来のミルクやバター、出汁などのプラントベース食品(植物由来の原材料を使用した食品)の開発や販売に取り組んでいます。
人口増加や環境問題への解決策になり得るか
世界的な人口増加に伴う食肉の消費量の増加に対し、今のままでは畜産のペースが追いつかないとの懸念があります。畜産に比べ少ないエネルギー量での生産が可能とされる代替肉ですが、環境問題の一つの解決策となるためには、将来的により多くの消費者に受け入れられ、定着していくことが必要です。定着に向け、栄養価の面だけではなく、おいしさや価格などの改良が行われています。
ソフトバンクでは、社会課題の解決に取り組む非営利団体などに寄付が可能な「つながる募金」を提供しています。「つながる募金」を通して食品ロスの課題に取り組む「クラダシ基金」などを支援しています。
代替肉の関連記事
(掲載日:2022年4月15日)
文:ソフトバンクニュース編集部