コンピューターの演算方式の1つである浮動小数点演算を、1秒間に何回実行できるかを表す指標
計算をどれだけ速く処理できるかというコンピューターの性能を表す
FLOPS(フロップス、Floating-point Operations Per Second)はコンピューターの演算方式の1つである浮動小数点演算を1秒間に何回実行できるかを表すもので、システムの最大演算処理能力を示す重要な尺度として広く用いられています。
FLOPSの値が大きいほど、コンピューターの処理速度が速く、短時間でより多くの計算を実行できます。ゲームや映像コンテンツの高画質化などによる高度なリアルタイムグラフィックスの描画や、スーパーコンピューターを利用した複雑なシミュレーションには、膨大なデータの計算処理が必要とされています。
今後、AIの機械学習などにおいて、データ量は増加すると予想され、高精度な分析や予測を実現するためには、高いFLOPS性能を持つコンピューターが必要不可欠です。技術の進化で処理速度は年々向上しており、浮動小数点演算を1秒間に1,000兆(10の15乗)回実行することを表すPFLOPS(ペタフロップス)や100京(10の18乗)回実行することを表すEFLOPS(エクサフロップス)などの性能を備えたコンピューターも登場しています。
ソフトバンクは、AI時代の到来に向けて国内の複数の拠点に高い計算能力を備えた大規模なAI計算基盤を構築するなど、次世代社会インフラの整備に取り組んでいます。
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(掲載日:2025年2月6日)
文:ソフトバンクニュース編集部