
ソフトバンクでは、兵庫県警察と連携し、防犯アプリ「ひょうご防犯ネット+(プラス)」を活用した防犯啓発活動に取り組んでいます。全国のソフトバンクショップでお客さまをサポートするスマホアドバイザーが中心となり、地域のお客さまにアプリを紹介しながら使い方を丁寧に伝え、防犯意識の向上とアプリの活用促進につなげています。
地域の安全をスマホで守る。兵庫県警との連携で広がる防犯の輪
スマホアドバイザーは、全国のソフトバンクショップでお客さまのスマホ活用をサポートするスタッフです。スマホの操作案内や料金プランのご提案、スマホ教室の開催などを通じて、お客さま一人一人に寄り添いながら、安心してスマホを使えるように支援しています。そんな日々の活動の中で、防犯アプリ「ひょうご防犯ネット+」の活用を広げ、地域の防犯意識向上に貢献したのが、今回紹介する2人のスマホアドバイザーです。
話を聞いた人

ソフトバンクイオンモール伊丹昆陽 スマホアドバイザー
畠中 真美(はたけなか・まみ)
「ひょうご防犯ネット+(プラス)」アプリのダウンロード促進に貢献。

ソフトバンク中山寺 スマホアドバイザー
牧 淳誉(まき・あつよ)
アプリの使い方を中心としたスマホ教室を実施し、地域の防犯意識向上に貢献。
兵庫県では、2024年の特殊詐欺被害件数が1,445件と前年から18%増加。都道府県別では認知件数が全国ワースト6位、被害額がワースト7位となるなど、被害が深刻化しています。こうした状況を受け、兵庫県警では防犯アプリ「ひょうご防犯ネット+」を活用した犯罪抑止の強化を進めているそうです。ソフトバンクは兵庫県警と連携し、ソフトバンクショップを訪れるお客さまに防犯アプリ「ひょうご防犯ネット+」の使い方や活用方法を伝える防犯啓発活動を行いました。この取り組みを通じて地域の防犯意識を高め、「ひょうご防犯ネット+」の利用拡大にも貢献したことが評価され、兵庫県警から感謝状が授与されました。授与式には、活動をリードしてきた2人のスマホアドバイザーと、全体をサポートしてきた担当者が出席しました。

写真前列左から、牧淳誉、ソフトバンク株式会社 営業第二本部関西第二営業部 川越渉、畠中真美
感謝状を受け取った時の気持ちを教えてください。
畠中 「地域の方々の安心につながるようにと日々活動を続けてきました。さまざまな不安を感じられている方々のお役に立てたことを思うと、本当にうれしかったです」
牧 「兵庫県では特殊詐欺の被害が特に多く、警察署でも注意喚起を行っていました。そうした地域の課題をきっかけに、お客さまに防犯アプリを案内しようと始めた活動が、こうして形になって本当にうれしいです。ドラマで見るような県警の一室で、額入りの感謝状をいただき、地域の防犯に貢献できたという実感が湧いてきました。感謝状の授与式では、兵庫県警の皆さまとスマホ教室に参加されたお客さまの声や活動の様子についてお話しすることができ、地域とのつながりを改めて感じる時間になりました」
身近なエリアの不審者情報や、高齢者を狙った特殊詐欺への対策は、兵庫県でも重要な課題。スマホアドバイザーは、アプリのダウンロード促進とスマホ教室を通じて、自分ごと化できる防犯情報の浸透を後押ししています。

ソフトバンクショップでは、チラシを掲示したり配布したりしながら、お客さまへの声かけやスマホ教室での案内を重ね、地域に防犯の輪を広げていきました。
防犯アプリの利用を広げる取り組みを進める中で、お客さまにアプリを広めるためにどんな工夫をされたのでしょうか?
畠中 「これまで防犯情報はメールで配信されていましたが、最近は 『ひょうご防犯ネット+』アプリに移行しています。ただ、アプリの存在を知っていても『ダウンロードしたことがない』という方が多かったんです。そこで、ソフトバンクショップでの手続きの合間などに『ここを押せばこうなります』と短く実演してお見せすると、その場でダウンロードしてくださる方が増えました」
地域の防犯情報を届ける「ひょうご防犯ネット+」とは
「ひょうご防犯ネット+」は、特殊詐欺や不審者情報などの地域防犯情報をリアルタイムで通知できる兵庫県警公式アプリです。位置情報に基づき、住んでいる地域やよく行く場所の情報を通知で受け取れます。防犯ブザーや見守り、痴漢被害時の音声アラートや文字提示の他、防犯パトロール機能など、日常生活の中で役立つ機能がまとまっています。


こうした多彩な機能を、スマホアドバイザーはどのようにお客さまへ伝えているのでしょうか。
牧 「子育て世代にはお子さんの帰宅通知が届く見守り機能、中高年層には地域ごとの事件情報通知など、年齢層に合わせて伝え方を工夫しました。テレビやネットのニュースでは都心の情報が多いですが、自分の住む地域の安全が分かる点を意識してご案内しました」
畠中 「痴漢被害時の声が出せない状況を想定し、『助けてください』『警察に通報します』などの音声アラートや、周囲が声かけしやすい文字だけ表示の画面を、その場で実演しました。『怖くて声が出せないときは、ここを押してみてください』とお伝えし、実際に操作していただくと、安心した表情を見せてくださる方が多いです。
また、防犯パトロールという機能も好評でした。近所の巡回活動をした時間を記録してポイントをためると、アプリ内で巡査から警視監まで階級が上がる仕組みで、たまったポイントでキャラクターカードを集めることもできます。楽しみながら地域を見守る意識が育つところが、このアプリの良さだと思います」
現場の声から見える、地域の安心を支えるスマホアドバイザーの活動
スマホアドバイザーたちは、日々の活動を通して多くのお客さまと向き合いながら、地域の防犯意識を高めています。

実際にアプリを使ってみたお客さまの反応はいかがでしたか?印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
牧 「防犯ブザーを鳴らすと犯人の約7割が逃げるとお伝えしたところ、『私も誰かを助けられるかもしれない』と前向きな反応をいただきました。社会貢献につながるアプリで面白いと言ってくださった方もいて、印象に残っています」
最後に、地域の方々と向き合う中で、改めて感じたことや、スマホアドバイザーとして今後も大切にしていきたい思いを教えてください。
畠中 「私たちの仕事は、その場で直接 “安心” に寄与できるのが魅力です。お客さまの身近な不安を解消し、地域の安心につながるサポートをこれからも続けていきたいと思います」
牧 「学生時代に福祉を学んでいた経験から、“家族のように寄り添う存在でありたい” という思いを大切にしています。スマホアドバイザーとしてお客さまの生活に寄り添い、安全や安心を支える活動を続けていきたいです」
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(掲載日:2025年11月11日)
文:ソフトバンクニュース編集部







