2019年のプロ野球で、見事日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークス。3年連続の日本一は、球団史上今回が初めて！九州移転後30周年の節目に快挙を達成し、ホークスファンの皆さんにとっても特別な一年となったのではないでしょうか。
シーズンが終わって1カ月、試合もなくちょっと寂しくなってくるこの時期に毎年行われているのが「ファンフェスティバル」です。今シーズンからホークスを応援し始め徐々にホークス熱を高めてきた見習いタカガールが、11月24日に開催されたホークスファンフェスティバル2019を、午前中に行われた「日本一祝賀パレード」と併せてレポートします。
雨の中駆け付けた、25万人のホークスファン
午前11時ごろ福岡市内中心部でスタートした祝賀パレードには、あいにくの天気だったにも関わらず大勢のファンが集まりました。
工藤公康監督、王貞治球団会長をはじめとする選手陣がオープンカー・オープンバスに分乗して、ゆっくりと明治通りを凱旋します。
沿道で傘をさしながら、選手名の書かれた応援ボードを掲げたりフラッグを振ったりしているファンの声援に応える選手たち。シーズン中に活躍したからこそ、喜びもひとしおだったに違いありません。
いざ、ファンフェスティバルへ！
午後からは、ファンフェスティバルに参加するためヤフオクドームへ。今年の7月にホークスの応援方法を勉強するために初めて訪れて以来です。この日は、普段観客がなかなか降り立つことのできないグラウンド上でさまざまなイベントが行われます。
選手たちがいつも試合をしているグラウンドは…フカフカ！
そして、思っていたよりも照明が強い。少し眩しいけれど、写真がきれいに撮れそうで気分が上がります。
まずはオープニング。ホークスの公式ダンスチーム「ハニーズ」の元気なウェルカムダンスで、会場は一気にお祭りらしいにぎやかな雰囲気に包まれます！
その後明るい球場が一転、照明が落ちて真っ暗に…なんだかドキドキしてきました。一筋の光が煌々と照らすステージ上に、工藤公康監督をはじめとする選手団が入場！ あれ、選手たちの雰囲気がなんだかいつもと違う？
あ、野球帽を被っていない！ 試合だと、選手たちは帽子を被っているから意外と顔や表情がよく見えないんですよね。あの選手、こんな髪型だったんだな…という発見があります。
工藤監督は「2019年シーズンは怪我人が多く苦しい年でしたが、若手の奮起もあり、ポストシーズン10連勝を経て日本一になることができました。今日は選手たちと一緒に存分に思い出を作っていただければと思います」と、ファンへの感謝とイベントへの歓迎の意を示しました。
イベントでは、選手たちが紅白のチームに分かれてさまざまなバトルに挑戦。
クイズ対決で回答権を得るためのミニゲームや、背筋対決・お絵かき対決などを通じて、笑ったり本気になったりとプレーの時の真剣な面持ちとは違った、無邪気な表情を見せる選手たち。これぞ、ファンフェスティバルの醍醐味ですね。
まだまだ続く、普段は見られない選手の一面
数々のイベントの中でも、会場を沸かせていたのが東京ガールズコレクションとコラボした「タカガールズコレクションsurpported by TGC」。ランウェイを歩く選手たちは、慣れない様子で少し照れくさそうなものの、カッコよく決まっていました！
普段は皆同じユニフォームに身を包んでいるからあまり意識しないけれど、野球選手ってやっぱりスタイルが良い…！ 隣に並ぶプロのモデルさんに引けをとらず、サマになっています。なかなかお目にかかれない選手たちの洋服姿に、ステージに集まったタカガールたちも興奮気味。
テーマは「野球観戦デート」 （1枚目：高橋純平投手、2枚目：周東佑京選手、3枚目：板東湧梧投手）
球場のファッションといえば、タカガールユニフォームは毎年デザインが変わっているんですよね。今年4月に東京で初開催されたタカガール♡デーでゲットして以来、今シーズンの応援でずっと着ていた思い出深いユニフォームともそろそろお別れ。つい先日始まった2020年のタカガールユニフォーム投票のブースを見つけたので、早速投票してみました。
❤のシールを貼って投票する方式が、女子の心をくすぐります。
来シーズンの候補は、注目の若手ブランドデザイナー4人によってデザインされた4種類。ちょっとレトロなものから、トレンドを取り入れたものまでどれも可愛い♪ お気に入りのユニフォームを着て来シーズンも楽しく応援できるよう、皆さんもぜひ投票してみてくださいね。タカガールユニフォームの着こなし術は、こちらのドン小西さんのアドバイスが参考になります。
投票は12月5日（木）まで！
選手と急接近！？ふれあいイベントに参加
オープニングから約1時間後、グラウンド上の外野エリアにじわじわと集まってきたファンたち。そのお目当ては、選手と対面できる「ふれあいイベント」です！ 「ハイタッチ会」「握手会」「サイン会」「撮影会」が開催されている中、見習いタカガールは上林選手のサイン会に参加することが出来ました。
サインを受け取ったあとに握手をお願いしてみたら、快く応じてくれました。クールな表情と優しい対応のギャップに、思わずときめいてしまいます…！
4カ月前、先輩に野球のルールを教えてもらいながら観戦した鷹の祭典2019で、初めて「熱男ー！」コールを知った私。実は、松田宣浩選手にも会ってみたかった…そう思っていた矢先に、なんと運よく地元テレビ局の取材に答える松田選手が通りかかります。
真摯にインタビューへ答える合い間に、アドリブでその場へ集まったファンとの「熱男ー！」コールを挟むなど、サービス精神旺盛な松田選手。さすがはベテラン、プレーだけではなくファンへの対応もピカイチです！
ふれあいイベント開催の間、グラウンドにはファンが押しかけ一時身動きが取れなくなるほどでした。いつも球場の観客席やテレビの向こう側から応援している選手と直接会えるチャンスなので、これを目的にファンフェスへ来場する人も多いのだとか。
グラウンドイベントでは、選手が真骨頂を発揮
選手たちの素顔をのぞいた後は、試合で見ている迫力のあるプレーを体感できるグラウンドイベントが。120秒間で何本ホームランを打てるか競う「ホームランダービー」では、シーズンオフとは思えないほど強烈なホームランが次々と炸裂しました。
貴重なピッチャーたちのバッティング姿も！ ハンデとして金属バットを使用しています （1枚目：長谷川勇也選手、2枚目：森唯斗投手、3枚め：千賀滉大投手）
2分間という短い時間制限の中で、ホームラン8本の最多記録を出したのは長谷川勇也選手。改めて、並外れたパワーと技術を実感します。普段、球場ではお酒を片手に試合観戦している方も多いと思いますが、この日は特別。ファンたちは代わりに大きな一眼レフカメラを手にし、選手たちの華麗なバッティングをフィルムに収めていました。
ファイナルセレモニーでのサプライズとは！？
イベント終盤には、選手たちによる「パプリカ」のダンスパフォーマンスや、来年2月に球場名が「福岡PayPayドーム」へ改称される発表がありました。「PayPayアンバサダー」に電撃任命された今宮健太選手と高橋純平投手は、これから球場内外でキャッシュレス決済アプリ「PayPay」をPRしていくとのことです。
さらに、ソフトバンクホークス誕生15周年を記念した新しいユニフォームもお披露目。
ベースの黒地に、ソフトバンクのコーポレートカラーであるシルバーのロゴとホークスカラーであるイエローのワッペンが映えます。これまでの白ベースのデザインとは雰囲気が変わって来シーズンから気持ち新たに、歴史を築き上げていってほしいですね。
約3万6千人ものファンで埋め尽くされたドームの空に花火が数発勢いよく打ち上がり、今シーズン集大成としてのファンフェスティバルは幕を閉じました。
今回のファンフェスティバルは、お祭りのようなにぎやかさの中球場のあらゆる場所を歩き尽くして、とても充実した1日となりました。そして、試合では決して分からない選手の一面をいくつも発見でき、タカガールとして一層ホークスが好きになりました！
何より、日本一で今シーズンを終えられて嬉しそうな選手たちを見られて、幸せな気持ちになりました。来年のファンフェスティバルでもこうしてまた笑っている選手たちと会えるように、来シーズンも全力で応援したいと思います！
（掲載日：2019年12月2日）
文：ソフトバンクニュース編集部
