2020年度の入社式は完全オンラインで配信された
2020年4月1日、ソフトバンク株式会社が2020年度の新入社員を迎えました。今年は新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて、オンラインによるメッセージが571人の新入社員に向けて配信されました。
困難な状況をITで乗り越え、新たなイノベーションを創造する時代
代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮内謙は次の祝辞を述べ、画面を通じて新入社員にエールを送りました。
「入社おめでとうございます。新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて、本日の入社式はオンラインで実施することになりました。
オンラインでの入社式は、20年前には実現できなかったことです。通信のブロードバンド化やスマートフォンなどのICT(情報通信技術)の進化により、テレビ会議などが簡単に行えるようになり、より効率的にビジネスを進められる時代になりました。新型コロナウイルスに関わるさまざまな影響は大きな困難ですが、このような厳しい状況であっても、ソフトバンクが推進する情報革命によってビジネスをサポートする社会インフラをあらゆる産業へ提供し、事業を継続できる環境をつくり出していることは意義のあることだと思います。
本日から皆さんは社会人ですが、今後、乗り越えなければならないさまざまな困難に直面することもあるでしょう。成功もあれば失敗もあり、時には土壇場に追い詰められることがあるかもしれません。しかし、そういった極限の状況で知恵を絞った時にこそイノベーションは生まれるものです。同時に、そうした困難を乗り越えることで、人や組織は強くなれます。
ソフトバンクは、5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスを3月27日に開始しました。5GとIoTによって、より多くのデバイスがつながり、世の中のあらゆる活動が「見える化」される世界がやってきます。皆さんは、まさにこのような時代の節目となる年にソフトバンクへ入社しました。皆さんと一緒にソフトバンクをさらに大きくし、より社会に貢献できる企業へと成長させていきたいと考えています。
ソフトバンクは成長戦略「Beyond Carrier」を掲げ、通信事業の基盤強化、ヤフーとLINEなどのグループシナジーの創出、そして新たな事業領域における成長の3点を推進しています。その全ての肝になるのが、社会や各産業での最先端テクノロジーの活用です。社会人になったばかりの皆さんは、ある意味でソフトバンクのお客さまに近い立場であり、その視点を業務に持ち込んでほしいと思います。ソフトバンクには、フレッシュなアイデアで挑戦できるフィールドがあります。5GやAI(人工知能)、IoTなどによるデジタルトランスフォーメーション(DX)があらゆる産業に広がっていく中で、ソフトバンクがそれをリードし、新しいビジネスやサービスを創造していきたいと考えています。
本日から皆さんは情報革命の同志です。皆さんの新しい視点やアイデアと出合うことで、より素晴らしい未来を実現できると確信しています。ぜひ皆さんの力を貸してください」
(掲載日:2020年4月2日)
文・撮影:ソフトバンクニュース編集部