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【GMV】~1分で分かるキーワード #111

【GMV】~1分で分かるキーワード #111

Gross Merchandise Volume(流通取引総額)の略称で、ECサイトにおける売り上げや決済サービスにおける取り引きの合計金額のこと

ECサイトや決済サービスの規模や成長性をはかる重要な指標

GMVとはECサイトやフリマサイト、決済サービスなどで使われる指標の1つで、商品やサービスの売り上げまたは決済における取り引きの合計金額を表します。サービスの実績だけでなく、その市場規模や成長性を把握する際に有効であるため、企業会計やマーケティング分野あるいは決算説明会などで多く用いられます。なお、eコマース領域では「商品取扱高」、決済サービスの領域では「決済取扱高」と言い表されることもあります。

例えば、あるサービスで1年間のGMVが1兆円という場合、そのサービスにおける取り引きの総額が1兆円ということを意味します。GMVが大きいということは、売上高(決済額)も大きいということを表すため、ユーザー数や1人当たりの取引金額の増加などが非常に重要な要素となります。ただし、GMVはあくまで取引全体の合計金額であり、実際には購入(取り引き)のキャンセルなどもあるため、サービスの成長を判断するためには他の指標もあわせて見ることが必要です。

ソフトバンクのグループ会社であるヤフー株式会社の「Yahoo!ショッピング」やPayPay株式会社の決済サービス「PayPay」などにおいても、業績を示す重要指標の1つとなっています。

(掲載日:2023年7月10日)
文:ソフトバンクニュース編集部