今や多くの人が利用しているコミュニケーションアプリ「LINE」。2011年6月に東日本大震災で大切な人と連絡が取れなかった経験をもとに、電話回線がつながらなくても、インターネットにつながっていれば利用できるコミュニケーション手段として誕生しました。
現在では、災害など緊急時の “ホットライン” として活用できる機能や使い方がさらに充実。2024年1月に起きた能登半島地震でも広く利用されています。万が一の災害に備え、ぜひ家族や友人の皆さんと「LINE」の使い方を確認してみてはいかがでしょうか。
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本記事で紹介している手順は、LINEみんなの使い方ガイド「緊急時に役立つLINEの使い方」から引用しています。
大規模な災害発生時に安否が確認できる「LINE安否確認」
震度6以上などの地震やその他大規模な災害が起こったときに、LINEの友だちに状況を共有できる「LINE安否確認」の機能です。災害発生時にLINEのホーム画面に赤枠で表示され、利用者の安否の報告と、登録している友だちの安否一覧を確認することができます。
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LINEのバージョンiOS/Android 12.2.0以降で利用可能。表示の条件は状況を見て変更される可能性があります。
自分の安否を知らせる方法
「安否を報告」をタップすることで、自分の安否状況が公開できます。また、家族や友だちの安否状況を一覧で確認することが可能です。
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STEP 01
ホーム画面に表示される[安否を報告]をタップ
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[詳細を見る]は災害関連のニュースが確認できます。
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STEP 02
自身の安否状況を選択し、[安否を報告]をタップ。任意で詳細な情報を入力可能です
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STEP 03
家族や友だちなどの安否がアイコンの下に表示される
相手の安否を確認する方法
家族や友だちの安否状況は友だちリストの「安否確認」から確認できます。
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STEP 01
友だちリストに表示される「安否確認」をタップ
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STEP 02
家族や友だちなどの安否がアイコンの下に表示される
「災害用伝言板」も利用可能
LINEを使っていない人との安否確認の手段として「災害用伝言板」も利用可能です。
災害時に知っておくと役立つLINEの機能
緊急時に活用できる機能を3つ紹介します。
防災情報をLINEで受け取る
「LINEスマート通知」機能では、住んでいる地域をLINEに登録すると、「Yahoo!防災速報」で提供されている「避難情報」「地震情報」「津波予報」「気象警報」など9種類の防災速報をLINEのトークで受け取ることができます。国内の最大3地点まで設定できるので、自宅や勤務先、家族が住む地域などの情報も受け取ることが可能です。
「LINEスマート通知」の利用は事前に設定が必要ですので、設定方法の確認をしておきましょう。
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STEP 01
こちらのURLをクリックし、「スマート通知設定」から「防災速報」をタップ
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STEP 02
「防災速報の通知を受け取る」をタップ
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STEP 03
画面に沿って、地域の設定、受信する情報の選択を操作
現在位置を位置情報で伝える
メッセージだけでは伝えにくい現在いる位置の情報も、スマートフォンのGPS機能をONにしていれば、位置情報を共有することができます。ただし、災害発生時はスマートフォンのバッテリー消費を抑えるため、位置情報の送信時以外はGPS機能をOFFにしておきましょう。
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STEP 01
トーク画面の「+」マークから「位置情報」をタップ
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STEP 02
ピンが正しい位置になっているかを確認し、吹き出し部分をタップ
リアクションの活用でバッテリー消費を最小限に抑える
やり取りの中で「OK」「分かった」などの簡単な返事を多く繰り返すと、必要な情報が埋もれたり、長時間の文章入力によってスマートフォンのバッテリーの消費につながったりします。返信が不要なメッセージには、リアクションするだけで確認したことや安心感が伝わります。
リアクションをしたいメッセージ(または画像・動画)を長押し、メニュー下部にある6つのアイコンからタップすることで利用できます。
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LINEのバージョンiOS/Android 11.11.0以降で利用可能。
(掲載日:2024年6月6日)
文:ソフトバンクニュース編集部