取引や契約などの直接の当事者以外で、第三者として関与する企業や団体のこと
ビジネスの成長や効率化に重要な役割を果たす存在
「サードパーティ」とは、直接の当事者ではない第三者を指します。一方、当事者となる二者のうち一方を「ファーストパーティ」、その相手を「セカンドパーティ」と呼びます。これらはITやゲーム業界、製造業、広告業界、物流業界などさまざまな分野で使われていますが、業界によってその意味や具体的な対象が異なります。
一般の ビジネスシーン |
IT業界や製造業 | ソフトウエア 開発会社 |
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ファースト パーティ |
自社 | メーカーやサービス提供者 | ゲーム機本体のメーカー |
セカンド パーティ |
顧客または直接の取引先 | 顧客 |
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サード パーティ |
外部の協力会社や関連企業 | 外部の周辺機器・ソフトウエア開発会社など |
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サードパーティは、ビジネスの成長や効率化に重要な役割を果たしています。ファーストパーティにとって、特定の専門技術を持つサードパーティと提携することで、自社にない機能やサービスを迅速に提供し、競争力を高めることが可能に。その反面、セキュリティやプライバシー、品質管理のリスクが増すことから、企業はサードパーティの選定や管理に慎重さが必要です。セカンドパーティにとっては、サードパーティが競争相手となり、ビジネスチャンスを奪われる可能性がある一方、サードパーティが市場を活性化させることで、対象の製品やサービスの需要が高まるといった利点があります。そのため、両者にとって、サードパーティとの協力と競争のバランスが重要です。
(掲載日:2025年4月30日)
文:ソフトバンクニュース編集部