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街全体がフィールド。初の市街地周遊型イベント「Pokémon GO ワイルドエリア:長崎」を支えた通信ネットワーク対策

街全体がフィールド。初の市街地周遊型イベント「Pokémon GO ワイルドエリア:長崎」を支えた通信ネットワーク対策

2025年11月7日から9日までの3日間、長崎県長崎市で開催された「Pokémon GO ワイルドエリア:長崎」。長崎市内を周遊しながら楽しむ新しい形式のイベントとして、多くのトレーナーが街を巡りながらプレーを楽しみました。長崎の街を歩きながら楽しむこのイベントで実施された通信ネットワーク対策について、担当者に聞きました。

話を聞いた人

ソフトバンク株式会社 エリア建設本部 九州ネットワーク技術部

塚木 健太郎(つかき・けんたろう

塚木 健太郎
(つかき・けんたろう)

中島 誠治(なかしま・せいじ)

中島 誠治
(なかしま・せいじ)

長崎の市街地全体がフィールド。『Pokémon GO』トレーナーを支える通信ネットワーク対策

長崎の市街地全体を舞台にした「Pokémon GO ワイルドエリア:長崎」は、市内を周遊しながらプレイする新しい形式で開催されました。JR長崎駅周辺や長崎県庁舎周辺、長崎水辺の森公園、長崎歴史文化博物館など、市内に点在するエリアを巡りながら、トレーナーと呼ばれる参加者が手元のスマートフォンでゲームを楽しむ姿が各所で見られました。

長崎の市街地全体がフィールド。『Pokémon GO』トレーナーを支える通信ネットワーク対策

広大な公園やランドマークなどの会場に集まって行う従来のイベントとは異なり、ゲームを楽しみながら街を歩き、観光地や街並みを巡る光景が街中に広がっているのが特徴です。特定の場所に人が集中しない分、時間帯や場所によって人の流れが大きく変わり、従来の大規模イベントを想定した検討では、最適なネットワーク対策の手段が判断しきれない場面も多いイベントでした。

通常のイベントと違って、街全体が会場となった今回のイベントでは、通信ネットワーク対策の考え方にも違いがあったのでしょうか。

塚木 健太郎(つかき・けんたろう)

「1番大きな違いは、人がどこに集まるのかを事前に読み切れない点でした。公園やドームのように場所が決まっていれば対策もしやすいのですが、街全体となると状況が変わります。そのため、通信の状態が比較的安定している場所や、人が増えたときに影響が出やすい場所を実際に歩いて確認し、『多くの人が集まっても対応できそうな場所』『事前に対策を考えておく必要がある場所』を整理しながら準備を進めました」

人の動きが読みづらい市街地全体のイベントの通信ネットワークを支えるには、事前の準備や現地での体制、関係者との連携も重要だったんですね。

塚木 健太郎(つかき・けんたろう)

「市街地全体が会場になるイベントだったため、移動基地局車のような設備を設置するのではなく、既存の通信ネットワークを最適化し、最大限に活用できるように調整を行う方針でした。事前に現地を歩いて、通信の状態や人が集まりやすそうな場所を確認し、特定の場所に人が集中してしまわないよう、主催者側と相談しながら進めていきました」

Pokémon GO ワイルドエリア:長崎

Pokémon GO ワイルドエリア:長崎

人の集中を見越して備え、想定外には追加で対応。街全体を支えた通信

人の集中を見越して備え、想定外には追加で対応。街全体を支えた通信

イベント期間中、長崎の街では観光地や商店街、港周辺など、市内のさまざまな場所でトレーナーの姿が見られました。親子で楽しむ人、仲間と集まってプレイする人など、遊び方はさまざまで、街全体がフィールドとなった今回のイベントならではの光景が広がっていました。

イベント期間中に、現地で「これは対応が必要だ」と感じた場面はありましたか。

中島 誠治(なかしま・せいじ)

「人が集まりやすい場所はいくつか想定していましたが、時間帯によっては短時間に人が集中する場面もありました。実際に現地を歩いてみると、自分自身の端末でも通信が安定しにくいと感じる場面があり、他のトレーナーにも影響が出る可能性があると判断しました」

人が集まっている状況を確認したあと、どのように対応を判断していったのでしょうか。

塚木 健太郎(つかき・けんたろう)

「現地で通信が安定しにくい状況を確認した段階で、すぐに主催者や自治体の担当者と連携しました。イベント開催中に追加の対応を行うことは通常多くありませんが、今回は体制を整えていたこともあり、その場で協議を行い、Wi-Fiを設置する対応を決めました。現地で状況を確認し、関係者と迅速に連携できたからこそ実現できた対応だったと感じています」

中島 誠治(なかしま・せいじ)

「当初の設置位置ではうまくいかず現地で交渉しながら無事に設置を行った後は、現地での通信の体感速度も安定し、トレーナーの皆さんが安心してゲームを続けられている様子が見られました。大きな混乱につながらずに済んだのは、早めに判断できたことが大きかったと思います」

イベント前日に行われていたイルミネーションイベントの様子。
前日から多くの人が集まり、街全体でイベントへの期待感が高まっていました。

イベント期間中、印象に残っている光景はありますか。街の雰囲気やトレーナーの様子などを教えてください。

中島 誠治(なかしま・せいじ)

「イベント期間中は、市内の観光地や公園、駅周辺など、さまざまな場所でトレーナーの姿が見られました。時間帯によって、人が集まる場所や街の雰囲気が変わっていく様子を、現地で確認していました」

塚木 健太郎(つかき・けんたろう)

「印象に残っているのは、観光スポットや広場など、街のさまざまな場所でトレーナーの姿が見られたことです。街がイベント仕様に装飾されていて、ポケモンと街が自然に溶け込んでいるような雰囲気がありました」

街全体を歩きながら楽しむトレーナーの姿を現地で見て、今回のイベント対応を通してどんなことを感じましたか。

中島 誠治(なかしま・せいじ)

「イベント期間中、トレーナーの皆さんが街を探索しながらゲームを楽しんでいる様子が印象に残っています。時間帯や場所によっては課題もありましたが、大きな混乱なくイベントが進んでいったことを現地で確認できたのは、今回の対応に携わった立場として大きな達成感につながりました」

塚木 健太郎(つかき・けんたろう)

「トレーナーの皆さんが、それぞれのペースで街を探索しながら楽しんでいる姿が印象的でした。事前の準備や、当日現地で状況を見ながらイベント関係者と通信環境について状況を共有し、即時で対応したことで、快適なプレイを支えられたと共に、今回のイベント対応の手応えを感じています」

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(掲載日:2026年5月13日)
文:ソフトバンクニュース編集部