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徹底的なヒアリングとAI活用で業務効率化を推進 〜 最前線で働く社員 Vol.8 〜

 

徹底的なヒアリングとAIの活用で、担当部署の業務効率化を推進〜 最前線で働く社員 Vol.8 〜

最前線で働くソフトバンク社員に密着し、現場で活躍する姿を紹介する本シリーズ。ソフトバンクでは、社員を「資本」として捉え、社員の成長が組織の進化につながるという考えの下、人材戦略を推進しています。第8回は、愛知県名古屋市でネットワーク建設業務の効率化を行う入社6年目社員の1日に密着。現在の担当業務や地域拠点で働く魅力、やりがいなどについてインタビューします。

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット統括 プロダクト技術本部 IoT技術統括部 東海IoT技術部

椙田 大輔(すぎた・だいすけ)

2020年度に新卒で入社。入社6年目。職種はソリューションエンジニア。愛知県出身。趣味は、サウナとドローン。

業務の課題をヒアリングし、「全体最適」を見据えた業務効率化を推進

業務の課題をヒアリングし、「全体最適」を見据えた業務効率化を推進

2020年に新卒で入社し、東海エリアで新しい技術を使った新規事業の検討や業務効率化を行う部署に配属されました。統括全体の取り組みとして、AIでの効率化を推進し社内で実績を作ることで、AI活用の事業化を目指しています。その一環として、私の部署ではネットワーク建設をする部署と連携し、業務の効率化を推進。ネットワーク建設には、基地局設置の際にビルや土地のスペースを借りるための契約業務があり、その効率化を私は担当しています。ある1日のスケジュールから、業務を紹介します。

ある1日のスケジュール

時計

9:00 出社・プロジェクトの進捗(ちょく)の確認

椙田 オフィスには集中できる環境が整っており、チームのメンバーと話すときも対面の方が話が早いので、基本的に出社しています。
業務開始直後は、私がリーダーを務めるチームのWBS(Work Breakdown Structure:作業分解構造図)の更新や、打ち合わせ前の準備をすることが多いです。

時計

10:00 午後の打ち合わせに向けた最終確認

椙田 午後に予定されている業務効率化を担当する部署との打ち合わせに向けて、最終確認をしました。業務ヒアリングで、具体的に何を話すのかを事前に確認します。また、9月末が近づいてきたので、期初に立てた目標に対する、成果の進捗(ちょく)状況の整理もしました。他部門との打ち合わせをスムーズに進行するために、事前に議題を整理したり、チーム内の認識をそろえておくことを意識しています。

10:00 午後の打ち合わせに向けた最終確認

時計

12:00 ランチ

椙田 オフィスから徒歩5分程度の距離にある行きつけのお店で海鮮丼を買って、オフィスで食べることが多いです。このお店は安くて、低カロリーで、おいしいの三拍子がそろっているので、営業している日は毎日のように通っています。

12:00 ランチ

時計

13:00 担当部署の業務ヒアリング

椙田 年度末までに担当部署の稼働時間を10%削減することを目指して、業務の効率化を進めています。業務効率化は、まず業務全体を洗い出して内容を分解し、フローを見える化。その後、できる効率化や必要な改善提案をまとめ、実際にAIなどを用いて実行に移す、という流れになります。業務フローの見える化は、誰が、どのシステムを使って、どのような順番で作業を実施しているのか、など細かい作業単位に分解し、業務の暗黙知の整理をしなければなりません。ただし、暗黙知をなくすことやマニュアルを作ること自体が目的ではないため、全体の業務量に対し比重が少ないものや効率化が見込めない作業は詳細に分解しないなど、バランスを意識したヒアリングを心がけています。

13:00 担当部署の業務ヒアリング

また、業務効率化を検討する際には、「部分最適」にならずに「全体最適」になるように計画、実行することが大切です。この日は契約業務全体の中の更新手続きについて見える化しましたが、すぐに効率化を検討するのではなく、新規契約や解約なども含めた、契約業務全体の業務を見える化してから効率化の検討を進めていきます。

時計

15:00 課のミーティング

椙田 課のメンバーが集まる定例ミーティングに参加しました。このミーティングでは、課長から「管理職会議」での決定事項や共有内容が共有されます。あわせて、メンバーからも共有すべき事柄があれば、課内に情報共有を行います。この日は、課長からの共有事項のほか、インターン生として参加している学生が作成したAIエージェントの紹介もありました。
私もイベントや研修に参加した際は、資料を準備して、直近の課内ミーティングで報告しています。

時計

16:00 業務の進捗(ちょく)や課題を共有するミーティング

椙田 このミーティングでは、各チームのリーダー以上が集まり、プロジェクトの進捗(ちょく)や課題の確認をします。各チームはすでに業務ヒアリングと業務フロー図の作成を一通り終えていたため、この日は振り返りとして、それぞれのノウハウを資料にまとめて共有しました。また、業務の改善計画の作成方法を統一しないと各チームで品質がバラバラになってしまうという課題に対して、私のチームで作成した「改善計画作成ガイドライン」をベースに議論を進めました。

16:00 業務の進捗や課題を共有するミーティング

私はチームのリーダーの役割だけでなく、複数のチームを横断的にサポートする「横串」の役割も担っています。自分のチームの困りごとや課題を本会議に挙げられるように事前準備しつつ、課題をどう解決に導くかを意識しながら、議論をファシリテートするよう努めています。

時計

17:00 本部内副業制度でAIエージェントの開発

椙田 ソフトバンクの本部内副業制度を活用し、本部内の他部署の副業にも取り組んでいます。本部内副業制度とは、本務を続けながら本部内の他部署やプロジェクトに参加し、新たなスキルや経験を得られる制度のことです。 本部のミッションは次世代社会インフラにつながる新規事業を作ることです。それに関連して、副業では技術調査・プロトタイピングの一環としてAIエージェントに関する調査をしています。具体的には、AIエージェント同士が契約合意や決済を行う世界を見据えて、今のAIエージェントができることやAIエージェント同士やりとりの仕組みについて調査しています。実際に自分で手を動かして、AIエージェントを作成し動かしてみて、副業先の部署の人に情報共有をしています。

17:00 社内副業制度でAIエージェントの開発

事業企画からプロダクト開発までカバーできるソリューションエンジニアに

事業企画からプロダクト開発までカバーできるソリューションエンジニアに

新卒で入社してから現在までどのような業務に携わってきたのですか?

椙田 新卒で入社して1年間は、地域の企業や自治体の業務をコンサルタントして、IoTやICTの導入した業務の効率化を提案していました。2年目になると、日本最大規模のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」の立ち上げプロジェクトに参画しました。「STATION Ai」の施設で提供する駐車場やホテル、フィットネスジムの事業企画を作成したり、PMOとしてプロジェクト全体の進捗(ちょく)や課題の管理、受注元である愛知県との調整を担っていました。「STATION Ai」が開業した2024年の秋からは、次世代社会インフラにつながる新規事業の企画に携わり、ドローンを活用したインフラ点検監視の事業企画の検討などに取り組んできました。

事業企画からプロダクト開発までカバーできるソリューションエンジニアに

今までの経験は現在の業務のどのようなところに生かされていますか?

椙田 1年目に自治体に対してコンサルタントをやっていた経験が、現在の業務にも大きく生きていると感じます。当時、地域の自治体に対して行っていたコンサルタントのノウハウがあるので、お客さんのニーズや課題を聞いて整理し、改善案を提案することは得意で、強みだと感じています。
また、業務の効率化は、ヒアリングから実行まで比較的長い期間をかけて行います。その中で「STATION Ai」でPMOとしてプロジェクトの進捗(ちょく)や課題を管理していた経験も生きていると感じています。

今までの業務内容と全く異なる副業に挑戦しようと思った理由を教えてください

椙田 ソリューションエンジニアの仕事は、プロダクトの開発のほかに、お客さまの課題に対して解決策を考えたり、解決策をプロダクト化するための予算を積み立ててプロジェクトを進めたりする業務があります。そのために「事業企画」「プロジェクトの管理」「プロダクトを作成するエンジニアスキル」の3つのスキルを磨く必要があると感じました。「事業企画」と「プロジェクトの管理」については、「STATION Ai」の経験で一定のスキルを養うことができたと自己評価しています。一方で、開発やコーディングなどのエンジニアスキルは十分ではないと感じていたので、エンジニアスキルを身につけるため、本部内副業にチャレンジしました。自分が所属している部署では経験できないスキルが伸ばせるのが本部内副業の魅力ですね。

業務で心がけていることを教えてください

椙田 ゴールから逆算して業務計画を立てることです。チームで仕事をして期日までに成果を出すためには、業務計画が必要不可欠だと思っています。「STATION Ai」のプロジェクトを進めていた際にも、業務計画がないことで業務が行き詰まってしまったことや、次に何をすればよいのか迷う場面がありました。だからこそ、計画をしっかりと作った上で進めて行くことの重要性を感じています。
また、「顧客志向」の考えを大事にしています。顧客である担当部署にとって役立つ成果を出さないと何の意味もない仕事なので、お客さまのことを常に考えることを意識しています。

地元で働くことの魅力を教えてください。

椙田 東京の本社と比較すると人が少ないため、社内の人と密なコミュニケーションが取りやすいと感じます。また、通勤時のラッシュが少ないことも、とても助かっています。他にも、生活費の負担が都心より軽いことも魅力の一つですね。

事業企画からプロダクト開発までカバーできるソリューションエンジニアに

プライベートはどのように過ごしていますか?

椙田 地元にずっといるので、プライベートでは小学校の頃からの友人と、家に集まってゲームをするなど中学生のような生活をしています(笑) また、サウナやテニスなどの趣味も友人と時間があえば一緒にやったり、会社の同僚と休日にリレーマラソンに参加したりもしています。

事業企画からプロダクト開発までカバーできるソリューションエンジニアに
事業企画からプロダクト開発までカバーできるソリューションエンジニアに

最後に、キャリアにおける今後の目標を教えてください。

椙田 ソリューションエンジニアとして活躍できる人材を目指しています。現在は本部内の副業を通じてエンジニアスキルを磨いていますが、まだまだ経験が少ないため本格的にプロダクトを開発できるスキルを習得していきたいです。
ゆくゆくは、自らプロダクトを企画・開発し、リーダーとして一連の事業企画を推進できる人材へと成長していくことを目標にしています。

ありがとうございました!

(掲載日:2025年9月29日)
文:ソフトバンクニュース編集部

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