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バスケットボール スター選手と夢の共演!「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019 in TOYAMA」で「SoftBank 東北絆CUP」優勝チームが躍動

2018年8月1日に開催された「SoftBank 東北絆CUP」バスケットボール女子大会を制した東北絆女子混成チーム。優勝特典として、B.LEAGUEの超スター選手が一堂に会する「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019 in TOYAMA」への参加権が贈られました! 大充実の1日レポートをお送りします。

「SoftBank 東北絆CUP」とは?

「SoftBank 東北絆CUP」は、東日本大震災の復興支援の一環として2018年から開催。同年8月に行われたバスケットボール大会には、岩手、宮城、福島の3県から約300名の小・中学生が参加。女子バスケットボールは、個人応募で編成された東北絆女子混成チームが見事優勝しました。

目次

初富山! 期待と緊張が入り交じった現地入り。

2019年1月19日、「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019 in TOYAMA」の会場である富山市総合体育館に到着すると、彼女たちの顔に少し緊張が。5人とも初めての富山に「思っていたよりも暖かいです!」と元気に答えてくれました。

オールスターゲームでデモンストレーションをすることに!

ファン投票、B.LEAGUE推薦、SNS投票で選ばれたスター選手たちが集うオースルスターゲーム。
彼女たちは、その中のイベントでデモンストレーションをすることに。3分程のアップ後、すぐにリハーサルに移ります。5人は普段、中学生女子が使用する5号球を使っていますが、今回はプロ仕様の7号球。ゴールもいつもより高く、感覚が違うようでしたが、すぐに慣れてシュートを決めていきます。

本番に出場する選手は誰?

シューティングスキルをチームで競うアトラクション「B.LEAGUE SHOOTING STARS」のデモンストレーションは全員での参加。制限時間60秒でパス、ドリブル、シューティングの技術を競う「SKILLS CHALLENGE」は、5人でリハーサルを実施。最もタイムが速かった1人が本番のデモンストレーションに参加します。
真剣な表情で挑む選手たち。見事本番出場を勝ち取ったのは岩手県出身の馬場友夢さんでした!

憧れの選手と移動。マネージャー体験

彼女たちの次のミッションは、オールスターに参加する選手のマネージャー体験。選手が集まるホテルに向かい、参加選手と交流したり、荷物を運び、会場まで一緒にバス移動!
田臥勇太選手や富樫勇樹選手からサインをもらう一幕も!

スター選手らと同乗した感想は?
「バスの中は意外と静かで皆さん音楽を聞いたり、それぞれの方法でリラックスされているようでした」。(山田あてねさん)

選手がバスから降りてくると「頑張ってください!」と報道陣からの声援が飛び交います。最後にバスを降りた東北絆女子混成チームのメンバーは、マネージャーとしてチームの荷物をロッカールームへと運びます。
さらにバックヤードやメディアルームを見学し、オールスター戦には多くの人が関わっていることを肌で感じたようです。

熱気に包まれる会場へ!!

その後たくさんのファンで埋め尽くされた会場へ。照明や音楽で華やかに演出されたコートそばの席で、出番が来るまでしばし待機。「緊張していますか?」の質問に「ワクワクしています!」と答えてくれた5人。この貴重な経験はきっと宝物になりますね!

「B.LEAGUE SHOOTING STARS」いよいよ本番!!

午後4時、ついにイベントの開演です。「B.LEAGUE SHOOTING STARS」の東北絆女子混成チームによるデモンストレーションも始まりました! これは徐々に難易度が増す4つのエリア(ゴール下、フリースロー、3ポイント、ハーフコート)から順番にシュートし、全クリアを目指すタイムアトラクション。制限時間は60秒です。

多くの観客が見守る中、次々とゴールを決め、ハーフコートからシュートを打っているところでタイムアップ! 全クリアとはいきませんでしたが、会場からは大きく温かい拍手が。

本番にはB.BLACKのルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチやB.WHITEの大野篤史ヘッドコーチ、8月の絆カップでもお世話になった大神雄子さんも参加されました。

「SKILLS CHALLENGE」では馬場友夢さんがなんと……。

続いてはリハーサルで選ばれた馬場友夢さんがデモンストレーションを行う「SKILLS CHALLENGE」!これは5つの障害物をドリブルで抜けた後、円の中のネットにパスを投げ入れ、フリースローを決めてから折り返し、再度ドリブルとパスを行った後、最後に3ポイントショットを成功させ、最も速い選手が優勝者となる競技です。

馬場さんが出したデモンストレーション記録はなんと29.6秒! オールスターから出場した並里成選手、ダバンテ・ガードナー選手、篠山竜青選手は、馬場さんの記録には及ばず、日本代表の富樫勇樹選手が精度の高いプレーで29.4秒という記録を出し、優勝。しかし、馬場さんの記録と0.2秒差ということで、インタビューでは篠山選手と富樫選手が「あの空気であの記録が出せるのは本当にすごいと思う。真の優勝者は馬場選手です!!」と話してくれました。うれしいですね!!

こうして全てのミッションを終えたメンバーを最後に待っていたのは、なんとコートサイド最前列でのオールスター戦観戦! 5人とも目を輝かせながらB.LEAGUEを代表するトップ選手たちのハイレベルでエンターテイナー精神にあふれるプレーに見入っていました。試合は、昨年に引き続きB.WHITEの勝利となりました。

女子バスケ界のレジェンド 大神雄子さんと再会

B.LEAGUEの選手だけでなく、この日は夏に直接指導を受けた大神雄子さんとの再会も果たしました。試合の緊張を和らげる秘訣や、アスリートならではの食事のこだわりなど、日本女子バスケ界を牽引してきた大神さんの貴重なアドバイスに、5人は熱心に耳を傾けていました。

大神さんからのメッセージ

今日出させていただいた「B.LEAGUE SHOOTING STARS」も私のチームがたどり着けなかったハーフコートまで彼女たちは行きましたし、「SKILLS CHALLENGE」もノーミスでプレーしたと聞いて、私たちが学ばなくてはいけないんじゃないかと思いました。

私も東北出身ですし、東北からバスケを、日本中から世界中にというふうに絆が生まれて、つながればいいなと思っています。
今回このようなきっかけをいただいたので、逆にまた違うきっかけを私自身が与えることでどんどん絆が深まっていくスポーツであってほしい。そのために、もっと頑張ります!

1日を終えて・・・感想

早川 菜々さん
宮城県仙台市 仙台市立広瀬中学校

大神選手とはジュニアユースアカデミー以来の再会でした。普段は会うことができない選手と会うことができたのでとてもうれしかったです。私が進学する高校は人数が多く、競争率も高いので、まずはユニフォームをもらって試合に出られるように努力したいと思います。
藤山 ゆりあさん
福島県いわき市 いわき市立大野中学校

選手にインタビューをする機会はなかなかないと思うので、学んだことをこれからのバスケに生かしていきたいと思いました。私も地元を離れた高校に通います。そこでも今日質問して答えてくださったことを、すぐに実践して自分が活躍できる機会を作れたらと思います。
山田 あてねさん
宮城県石巻市 宮城県河南東中学校

バスケがうまくなりたくて、個人で参加しました。今日はなかなか聞けないことを選手からたくさん聞けたので、これからのプレーに生かしていきたいです。進学する高校はとても強くて、3年間の中でレギュラーになるのも大変なので全力で取り組みたいと思います。
馬場 友夢さん
岩手県陸前高田市 陸前高田市立高田第一中学校

部活は引退していたので、個人で参加しました。今日はたくさんの人がいて緊張しました。大神選手に質問して教えてもらったことを高校生活で生かしたいです。地元を離れた高校で寮生活になりますが、ユニフォームを着て試合に出られるように頑張ります。
杉本 有紀さん
福島県いわき市 いわき市立小川中学校

初心者だったけど、今まで以上にもっとバスケがうまくなるようにと思い「SoftBank 東北絆CUP」に参加しました。たくさんの選手たちがいて緊張と喜びがありました。次の中体連も頑張ります。この東北混成チームでやれて本当に楽しかったです!

サッカー男子優勝チームに元Jリーガーによる夢の指導!

「SoftBank 東北絆CUP」サッカー男子の優勝チームへの特典は、元日本代表の福西崇史さん、元ベガルタ仙台の小針清允さんによるサッカー指導です。

参加したのは、個人応募で構成された「東北絆混成チーム」から9名。会場は、8月の大会開催時と同じ福島県のJヴィレッジ。

パスやシュート、GKのセービング等の指導後に行われたミニゲームには、福西さん・小針さんも参加。プロの正確でキレのある動きに驚いていた様子でした。

ランチを食べながらの交流では、福西さん・小針さんから「サッカーの技術だけでなく、たくさんの人と関わる中で感謝という気持ちを今後も持ち続けて成長していってほしい」と真剣に、時には冗談を交えながら子どもたちに熱いエール。

福西さん:みんなで元気に笑顔で絆を深めながら、サッカーを通して前向きに取り組んでほしい

参加した子どもたちは貴重な1日を終え「めったに経験できないことが体験できて良かった」と笑顔でJヴィレッジを後にしました。

(掲載日:2019年2月12日)