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【①人物と風景編】プロカメラマン直伝! スマホで旅行写真を美しく撮るテクニック(北海道 十勝・帯広)

【①人物と風景編】プロカメラマン直伝! スマホで旅行写真を美しく撮るテクニック(北海道 十勝・帯広)

友だちや家族との旅行の思い出。写真にきれいに残したいものですが、撮影した後に「写真が思ったように撮れていなかった」と後悔したことはありませんか?
そこで、プロカメラマンの神崎洋治さんに北海道の十勝・帯広に実際に撮影に行ってもらい、スマホでも感動できるようなキレイな写真を撮るテクニックを3回連載で解説してもらうことにしました。

神崎 洋治(こうざき ようじ)

神崎 洋治(こうざき ようじ)

TRISEC International,Inc.代表。
テクニカルライター兼コンサルタント。雑誌、「ロボスタ」等のウェブメディア、新聞等でIT関連の寄稿多数。報道写真や商業写真を年間4,000枚以上撮影。デジタルカメラやレタッチ関連の書籍も多く執筆、監修しているほか、初心者向けに撮影やレタッチ講座の連載、人を引きつける写真の撮り方の講演実績など多数。
Twitter:@internetman

「今回、Google Pixel™ 3 XLを使って、1泊2日で北海道の十勝・帯広に撮影にいってきました。冬景色をただ撮ったのではなく、旅行で使える撮影のポイント、小顔でスタイル良く見える方法、人物と風景とを撮る構図の基本、インスタ映えする料理写真の撮影テクニックを3回に分けて紹介します。1回目は『人物と風景の撮り方』です。ぜひ最後まで読んでくださいね。」

  • 本記事では撮影をした写真をそのまま掲載するようにしていますが、記事の構成上一部加工をおこなっています。

今回の目次はこちら!

ポイント①:アングルを変えるだけでより魅力ある写真に!

アングルを変えるだけでより魅力ある写真に!

十勝・帯広の有名スポットである「幸福駅」から撮影をスタートします。最初にお伝えしたいのは「アングル」です。アングルとは、カメラを構える高さや位置のことで、最初は斜めのアングルで撮影しました。

幸福駅

真正面でまっすぐ撮るのも悪くないのですが、斜めがより印象良い写真になりますね。

人物撮影のテクニック! アングルとポージングを覚えよう

幸福駅入り口

アングルをもう一例紹介します。幸福駅入り口にある、ハート型のモニュメント。ハート型の特徴的なモニュメント全体を入れて、よくありがちな構図で撮った写真です。背景に駐車場が見えていて、雰囲気が台無し、残念な感じですね。もう少し工夫してみましょう。

幸福駅入り口

カメラを低く構えて、ローアングルから2人の表情やプレートの文字とベル、印象的な青い空や雪景色などを残しつつ、駐車場をフレームから排除する構図で撮りました。動きや躍動を感じる写真になりました。

画びょうで記念切符を貼っている様子

最後に画びょうで記念切符を貼っている様子を撮りました。カメラの方向を見てもらうと人物の笑顔も一緒に撮れますね。

ポイント②:ポージングでモデルをスタイル良く、小顔に撮る

ポージングでモデルをスタイル良く、小顔に撮る

人物写真の撮影テクニックには、「アングル」と「ポージング」が大切です。ポージングとは、撮られる時のポーズのことです。次の4枚の写真は、幸福駅で見学できる車両の前で撮った写真です。ここでポージングのテクニックを次の①~④の写真で解説します。

ポージングのテクニック

まずあまり良くない例が①です。カメラを上から構えたハイアングルの写真です。見下ろすように撮影しています。特に背の高い人が撮ると自然とこのようにハイアングルになりがちで、相対的にモデルの顔が大きく、脚が短く見えてしまいます。また背景も地面が多くなってしまいます。
ポージングの面では、女性が真正面に構えて撮られているので、肩幅が大きく横幅があるように見えてしまい、あまりすてきではありません。

そこで②です。②はカメラを被写体と同じ目線の高さに構え、モデルは上体を少し斜めに構えています。

ポージングのテクニック

③では身体をさらに斜めにしました。よりスリムに見え、身体の曲線が出て魅力的に写ります。さらに、オススメの写真が④です。上体と下半身をややねじり、カメラに近い位置の脚を前に出してもらい、甲を伸ばすと脚が長く、身長が高く見えます。そして、相対的に小顔に見えるようになります。

撮影者側の方法としてはしゃがんでローアングルからやや見上げるように撮ることです。そうすることで、背景に電車や青空が見えてすてきですよ。

ポイント③:順光? 逆光? 太陽の光の向きで写真の印象が変わる

順光? 逆光? 太陽の光の向きで写真の印象が変わる

次に重要なのが太陽の光の位置です。外で撮影する場合はとても重要なポイントです。左の写真では太陽の光がモデルの顔の正面から当たる「順光」、右がモデルの背景から日が当たる「逆光」で撮影しています。

左の順光は、モデルの前から光が当たるため、特に設定しなくてもきれいに撮ることができるため、多くの撮影者が選ぶ傾向があります。しかし、デメリットが二つあります。一つは「まぶしい」ため、モデルが細目になり表情が作りにくいこと。もう一つは明暗のコントラストが強い写真になりやすいことです。

光の方向の説明

プロカメラマンの多くは、背景にこだわりがなければ、人物写真は「斜光」か「逆光」を選びます。特に逆光は人物の輪郭がキラキラと光ってとてもきれいで、雑誌などに載っているモデルのような写真も夢ではありません。

しかし、「逆光」は後ろから光がさし、カメラの自動露出がその明るさに合わせるため、モデルが暗く黒くつぶれて写る失敗の写真になることが多いため、嫌われる傾向があります。しかし、最近のスマホでは人の顔を自動的に検知し、ピントや明るさを自動で顔に合わせてくれるので失敗した写真にはなりません。それでも暗いなという印象がある場合、スマホは露出補正機能があるので、モデルの明るさを自由に調整することができますよ。

スマホの露出補正ってどうやるの?

写真の明るさを調整する露出補正機能はほとんどのスマホに搭載されていて、操作方法はおおむね同じです。まず、撮影する時にピントを合わせたい場所をタップします。タップした場所に下記の画面のように、丸いアイコンが表示されます。

スマホの露出補正

ピントが合うと同時に、システムが最も適すると思える明るさに調整されます。

スマホの露出補正

スマホの自動調整が「暗い」と感じたら、明るさ・暗さを任意に調整します。タップした指をそのまま画面の上部に引き上げる(ドラッグする)と、明るくなります。

  • Android OSの場合、操作中に左:明るさを示す数値、右:ルーラーが表示。iOSの場合は数値などは表示されませんが太陽マークが表示され、操作は同じです。

設定したい明るさに調整できたら、シャッターボタンを押して撮影します。これだけで、写真の明るさを任意にコントロールすることができます。

ポイント④:窓の景色と人物を撮るには露出補正を使おう

窓の景色と人物を撮るには露出補正を使おう

車窓から見える雪景色を楽しんでいるシーンを撮ってみます。窓際の撮影はとても難しいもの。スマホが窓の外の明るさに自動調整してしまうと、景色はきれいに写りますが、室内や人物が暗くなってしまいます。

先ほどお伝えした「スマホの露出補正ってどうやるの?」の方法で、室内部分を明るく露出補正すれば人物は明るくきれいに変わりますが、窓の景色は明る過ぎて白飛びしてしまいます。ここはとても悩ましい部分なのですが、景色も見えて、部屋も明るく見えるよう、慎重に探りながら明るさを手動で調整して撮ることになります。

室内や人物が暗い状態/窓の景色が明る過ぎて白飛びした状態

ポイント⑤:構図でより魅力ある写真を撮ろう

「写真に正解はない」と言われていますが、人を引きつける写真とそうでない写真があります。その一つが「構図」と言われていて、写真の魅力はグッと変わるんです。同じ場所、同じタイミングで撮った写真を元に3つの構図を紹介します。

日の丸構図

日の丸構図

国旗の日の丸のように、モデルを写真の真ん中で撮った写真が「日の丸構図」です。多くの人が意識せずに撮ると日の丸構図になります。決してダメではないのですが、落ち着いていて無難な反面、面白みがありません。また、被写体の頭の上に無駄な空間ができる傾向があります。

少し角度を変え、被写体が左側になるように撮るとバランスが良くなり、印象も変わってきます。

三分割構図

三分割構図

三分割構図とは、上下左右を三分割した線を引き、その交点4カ所いずれかの近くに主題を置く構図のことです。

カメラやスマホによっては、撮影時の液晶画面に上図のようなラインが表示できる機種がありますが、それは三分割構図の目安になるように表示されています。

対角線構図

対角線構図

ダイナミックに効果が確認できるのが「対角線構図」。スマホを斜めに構えて、被写体となる主題や副題が対角線上にくる様に配置するテクニックです。どうでしょうか、同じように撮った写真でも、少し工夫するだけで写真の魅力は変わってきます。

実は前で紹介した「幸福の鐘」でもこの構図を使って撮影していました。

王道と言われる構図の一部を紹介しましたが、このように遊び心を持って、いろいろと構図やアングルを試して、いろいろと撮ってみることがとても大切です。

撮影したオススメスポット①「愛国駅・幸福駅」

愛国駅・幸福駅

昭和62年に廃線になった旧国鉄広尾線に実在した駅で、「愛の国から幸福へ」というフレーズで切符が人気になり、現在は恋人の聖地 No.1と人気スポットになっています。駅舎には幸福を願うために観光客が記念用の切符を貼るのがはやっているそう。そして、以前帯広~広尾間を走っていた電車2両がホーム上に残っていて、車両内は見学自由なんです。

【住所】
愛国駅:北海道帯広市愛国町基線39-40
幸福駅:北海道帯広市幸福町東1線

北海道帯広市・幸福駅公式ホームぺージ

ポイント⑥:瞬間を撮影する際は“連写”を活用しよう

瞬間を撮影する際は“連写”を活用しよう

場所を変えて、一面雪景色。この場所は「糠平湖」というところなんですが、詳しくは3回目で紹介しますのでお楽しみに。

それにしても思わずジャンプしたくなる場所ですね。ジャンプのような動きのある撮影は「連写」が便利です。シャッターボタンの長押しで、連続で写真を撮る方法で、後から最高の瞬間を選んで保存できます。

撮影で使った「Google Pixel 3」「Google Pixel 3 XL」はAI(人工知能)機能でプロ顔負けの写真が撮れる!?

Google Pixel 3のメインカメラは、「デュアルピクセル」方式を採用していて、人間の目のように深度が想定できるだけでなく、AIによる処理との組み合わせで、以下のようなきれいな写真が撮れるんです。

ポートレートモード

ポートレートモード

人物と背景を判別し、背景を自動で美しくぼかすポートレート写真(右)を撮ることができます。

トップショット機能

先ほど連写を紹介しましたが、Google Pixel 3ではシャッターチャンスを逃さず連写し、AIが判断した最高の1枚を自動的にメインの写真にできる「トップショット機能」が搭載されています。

トップショット機能

Google Pixel 3」「Google Pixel 3 XL」をチェックする

2回目は「食べ物編」、3回目は「総まとめ編」としてテクニックを紹介します。お楽しみに。

(掲載日:2019年3月4日)
文・写真・監修:神崎洋治
編集:ソフトバンクニュース編集部

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