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ICT活用で学生がコーチとなって部活動を遠隔サポート-地方創生の取り組み(宮城県石巻市)

ICT活用で学生がコーチとなって部活動を遠隔サポート-地方創生の取り組み(宮城県石巻市)

宮城県石巻市は石巻専修大学とソフトバンクが連携し、石巻市山下中学校でICT(情報通信技術)を活用した部活動支援を行いました。石巻専修大学は、平成31年度より経営学部の授業として、ソフトバンクが提供する遠隔指導システム「ICT部活動支援」を活用することで野球部に所属する学生がコーチとなり、遠隔で中学校野球部の技術指導を行います。石巻専修大学の学生はICTおよびコーチングに関する学びを深めながら、スポーツを通して地域の子どもたちの成長をサポートしています。

ICT部活動支援とは?

ICT部活動支援とは?

ICT部活動支援とは?

体育の授業や部活動の指導において学校が抱える課題を解決し、スポーツを通じて子どもたちの成長をサポートすることを目的としたサービスです。スマートフォンやタブレットなどでプライベートレッスンが受けられる遠隔指導システム「スマートコーチ」のプラットフォームを利用し、知識や経験が豊富なコーチが遠隔でサポートを受けることができます。また、メッセージ機能や動画添削などICTの活用により、部活動の指導における課題となっているフォームの確認チェックや練習メニューの組み立て方など、プロのコーチに質問できる環境を提供しています。

課題と導入効果

課題

  • 教職員が部活指導を行うことによる勤務の長時間化
  • 部活動を負担に感じている教職員が多い
  • 指導経験の不足による心理的負担の増大

ICT部活動支援を導入

効果

  • 遠隔指導を受けることで指導力を補完
  • 未経験の顧問では気が付かない点を指導可能
  • 専門知識が得られ、顧問のサポートに役立った
  • コーチをした学生がコーチ経験を通じて教える楽しさに目覚めた

石巻市とソフトバンクの取り組み

石巻市とソフトバンクの取り組み

石巻市では、石巻専修大学での地域活性化のためのPepper活用を機に、市・大学・企業の3者でICTを活用した地域課題の解決に向けて、相互に連携しています。

2017年4月

石巻専修大学、ソフトバンクが石巻地域の魅力発信とさらなる活性化のための人型ロボット「Pepper」を活用(プレスリリース)

2019年1月

石巻市、石巻専修大学、ソフトバンクが教育やスポーツなどの振興に関する包括連携協定を締結(プレスリリース)

2019年2月

石巻専修大学、石巻市内中学校、ソフトバンクでICT部活動支援の実証実験を開始

2019年3月

石巻専修大学、石巻市内中学校、ソフトバンクでICT部活動支援の実証実験の報告会

2019年11月

石巻専修大学の「データコーチング演習」を受講する硬式野球部の生徒による指導を実施

(掲載日:2020年4月17日)
文・撮影:ソフトバンクニュース編集部

ぱわふる

ソフトバンクがつくる地方創生

自治体などが推進する地方創生の取り組みをソフトバンクは最新技術やICT、ロボット、AI、通信などのサービスやソリューションを提供し、積極的に支援しています。