ソフトバンクニュースのアーティスト紹介企画「Artist Push! Push!」。今回は趣向を変え、GO TO SHIBUYA! 東京・渋谷にある「Pepper PARLOR」でインタビューしてきました。ご紹介するのはシンガーソングライターの杏沙子さん。2ndアルバム『ノーメイク、ストーリー』の収録曲「見る目ないなぁ」の楽曲についてや、9月に行った配信ライブなどアーティスト活動に関する質問に加え、「Pepper PARLOR」でのロボット接客も体験していただきました。
ノンフィクションな気持ちから生まれた楽曲。自分の中で新しい可能性が見つかった
杏沙子さんが公開した2ndアルバム『ノーメイク、ストーリー』収録曲、「見る目ないなぁ』のミュージックビデオ(MV)のYoutubeでの再生回数は150万回を超え、TikTokなどのSNSで「歌ってみた」「弾いてみた」など若い世代を中心に多くのファンにカバーされている。
楽曲「見る目ないなぁ』のMVの再生回数が150万回を超えたそうですが、いかがですか?
杏沙子 「今回の『見る目ないなぁ』もそうですし、2ndアルバム『ノーメイク、ストーリー』に入っている曲のほとんどが自分の実体験を元にして書いたものなんです。こんなにたくさんの方に聞いてもらったり、歌ってもらったりという状況が初めてで、ちょっと恥ずかしいような、でも受け入れてもらえてるからうれしいみたいな、不思議な感覚でしたね。この曲は私の中でも、新しい可能性を見つけさせてくれたと思っています」
この曲(『見る目ないなぁ』)はどのように生まれたのですか?
杏沙子 「実はこれまでは、小説だったり、映画だったり、架空の誰かの架空の物語、フィクションを曲にするのが好きだったんですけど、だんだん自分のこととか、実際に存在する気持ちを歌いたいな〜となってきて、その流れでできたのが『見る目ないなぁ』という曲です。
自分のノンフィクションな気持ちを掘り下げて掘り下げていくと、そのトンネルの先にめっちゃたくさんの人がいるというか、共感しますと言ってくれることがすごく不思議でした。自分のことをすごく深く掘り下げて書いた曲だったはずなのに、よりたくさんの人とすごく近い距離にいる感じというか」
YouTubeやTikTokで「歌ってみた」「弾いてみた」など多くのファンがカバーしているのも、その距離感の近さも関係しているかもしれませんね。
杏沙子 「そうだったらうれしいですね。自分の曲を、弾き語りとか『歌ってみた』動画とか、初めてこんなにたくさんの方がカバーしてくれて、それぞれ自分の曲になってくれるのはすごくうれしいです」
『見る目ないなぁ』を3回繰り返すという印象的な歌詞は、いつ思いついたのですか?
杏沙子 「実際に『見る目ないなぁ』って泣きながら歩いた帰り道にできた曲なんです。何かを強調するために3回繰り替えそうとか一切考えずに、直感で出てきたメロディーと歌詞で、この『見る目ないなぁ、見る目ないなぁ、見る目ないなぁ~』を本当に歌いながら帰ってて、それをそのまま曲にしたので、直感・衝動で出きたっていう感じでしたね」
だから印象が強いんですね。
杏沙子 「はい、衝動で出てきた曲は、やっぱり自分の中でも思いが強いですね」
現在発売中の杏沙子さんの最新アルバム『ノーメイク、ストーリー』はどんな作品ですか?
杏沙子 「さっきお話しした『見る目ないなぁ』のほかにも、私が実際に感じたこととか、とにかくノンフィクションで作りました。『ノーメイク、ストーリー』のノーメイクって“すっぴん”って意味なんですけど、その“すっぴん”な気持ちをたくさん詰め込んだアルバムになっています。ぜひ『ノーメイク、ストーリー』聴いてみてください!」
杏沙子 2ndフルアルバム『ノーメイク、ストーリー』
〈CD収録曲〉 ※ 初回限定盤・通常盤共通
1.Look At Me!!
2.こっちがいい
3.変身
4.クレンジング
5.見る目ないなぁ
6.outro
7.交点
8.東京一時停止ボタン
9.ジェットコースター
10.ファーストフライト
ファンとの気持ちのつながりを感じた“配信ライブ”
9月27日にはオンラインでの配信ライブを開催されたそうですが、いかがでしたか?
杏沙子 「ライブハウスでやるはずだったライブが延期、また延期になって、中止になって、最終的に配信ということになったんです※。でも、配信でしか届けられなくてくやしいな、仕方がないな、みたいな気持ちでやるのはイヤだったので、“配信ライブだからこそできるライブ”を目指しました」
- ※
3月開催予定の公演が7月、9月と延期を重ねた後に中止が発表され、配信ライブを行った。
コロナ禍でファンの方と直接会えない中でのライブ、やってみていかがでしたか?
杏沙子 「SNSに集まって、みんなが同じようなくやしさだったりとか、会えない寂しさだったりとか、同じ思いを共有しているのをずっと感じていたこともあって、見えない何かでつながっている感覚を強く感じましたね」
こういう機会があれば挑戦してみたいですか?
杏沙子 「はい、今回のライブもそうですけど、こういう状況になったからこそ気づいたことだったり、できることに目を向けて模索してこれたと思うので、この配信ライブのカタチに出会えて良かったなと今では思っています」
前回とは場所を変えて「Pepper PARLOR」での撮影でしたが、いかがでしたか?
杏沙子 「楽しかったです。めっちゃ楽しかったです!Pepperに顔を見てもらうだけでメニューを決めてもらえるのがすごくおもしろくて、Pepperがちゃんと目を合わせてくれるところが、ロボットなんですけど小動物っぽいというか、命があるような感覚で、『温厚な人』と言われてうれしかったです」
ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
杏沙子 「いま直接皆さんの顔を見れない状況なので、言葉がすごく一番大事なツールというか、皆さんからいただく温かい言葉とかにすごく元気をもらっているので、皆さんに何を届け続けられるのかというのを日々考えてやっていきたいなって思います。いまを悲しく過ごすんじゃなくて、直接会えるときまでに、もっとワクワクが増えるような工夫をする楽しみな期間にしていけたらいいなと。なので、楽しみにしていてください!」
次のライブも楽しみですね!ありがとうございました。
杏沙子 ONLINEワンマンライブ「耳で味わうレストラン」
2020年12月19日(土)19:00開演
- 視聴チケット
- 数量限定グッズ付視聴チケット……5,800円(税込/グッズ送料込)
- 視聴チケットのみ……2,200円(税込)
- チケット購入:https://eplus.jp/asako/st/
- ライブ詳細情報:杏沙子オフィシャルサイト
ライブ配信 視聴チケット
ライブ配信:2020年12月19日(土)19:00開演
アーカイブ配信:2020年12月19日(土)生配信終了後~12月27日(日)23:59
チケット販売期間:2020年11月11日(水)18:00~12月27日(日)21:00
追加アーカイブ配信 視聴チケット
アーカイブ配信:2020年12月30日(水)12:00~2021年1月5日(火)21:00
チケット販売期間:2020年12月30日(水)12:00~2021年1月5日(火)23:59
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配信内容は変わりません
チケット付属限定グッズ「ひげひげプレート」
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グッズ付き視聴チケットを12月6日23:59までにご購入された方には、配信ライブ当日までにグッズをお届けいたします。
たくさんのPepperがお出迎え。杏沙子さんにオススメのメニューは…?
Pepper PARLOR に訪れた杏沙子さんを、受付に並ぶたくさんのPepperたちがお出迎え。Pepper PARLORには他にもさまざまなロボットが働いています。
早速、カウンターにあるタブレットからメニューを注文。今回杏沙子さんは「Pepperおすすめワッフル」機能を使って、Pepperからオススメのワッフルメニューを教えてもらうことにしました。
Pepperがお客さまの年代や性別、さらに「口角が上がっている」「瞳が小さくなっている」などの表情を分析した結果から導き出された診断結果は「温厚さん」。そんな杏沙子さんにオススメのメニューは……
配膳・運搬ロボット「Servi」が“お・も・て・な・し”
Pepperから「温厚さん」と診断された杏沙子へのオススメのメニューは『クリーミーマッシュルームポーチドエッグとトリュフ』のハーフグリルワッフルセット。
ハーフグリルワッフルセット:
クリーミーマッシュルームポーチドエッグとトリュフセットドリンク+オレンジジュース
1,300円(税別)
今年9月に発表されたばかりの配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」が座席まで運んできてくれました。Servi にはあらかじめ座席の位置がプログラムされていて、障害物を避けながら正確に運搬してくれますよ。
今回の撮影場所 「Pepper PARLOR」
ソフトバンクロボティクス株式会社が提供する「ロボットと共に暮らす未来を体感できる」空間として、2019年12月5日にオープン。「Pepper」をはじめとするさまざまなロボットが、スタッフとして人間と共に働き、お客さまに新しいエンタテインメントを提供します。
(掲載日:2020年11月19日)
文:ソフトバンクニュース編集部
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