9月30日に沖縄アリーナで開催された「B.LEAGUE 2021-22 開幕戦」琉球ゴールデンキングス VS アルバルク東京。今回の「B.LEAGUE(Bリーグ)」の開幕戦では、ソフトバンクが開発した顔情報登録アプリ「Face&Go」による顔認証の実証実験が行われました。今回は、その模様をレポートします。
顔認証で待たない。バスの乗車や沖縄アリーナへの入場もストレスフリー
「Bリーグ」開幕戦の当日、夏の蒸し暑さを残して晴れ渡る沖縄の空。まずは、顔情報登録アプリ「Face&Go」の登録を済ませておきます。
顔情報登録アプリ「Face&Go」
「Bリーグ」初の顔認証ソリューションとして、新たなスポーツ観戦体験を実現させるために、ソフトバンクが独自で開発した顔情報登録アプリ。顔情報をアプリに登録するだけで、交通から入場・アクティビティまで一気通貫で楽しめます。チケットレス・キャッシュレスを実現させて、待ち時間の削減や非接触による感染リスクの低減、スタッフの業務効率化にも貢献できるプロダクトです。
「Face&Go」のウェブサイト
「Face&Go」の登録はいたってシンプル。顔情報を登録すること、わずか5秒。その後は購入したチケット情報を入力して、好きなチームと選手を選択します。
試合当日は両日とも、顔認証専用の無料送迎バス「アリーナシャトル」が運行されました。9月30日の始発便、イオンモール沖縄ライカムのバス停は多くの利用希望者が集まり、バスの準備が整うとさっそく乗車開始。
バスは事前の利用アンケートに回答するだけで利用可能、顔認証だからスマホの提示も不要でストレスフリー。顔認証を済ませた方からスムーズに乗車できました。
2021年に沖縄市に誕生した沖縄アリーナは、最大収容人数1万人を誇り、琉球ゴールデンキングスの新たなホームグラウンドとなりました。エントランス前の広場には床一面にバスケットボールのデザインが施され、「Bリーグ」に対するリスペクトを感じるほど印象的です。
沖縄アリーナに到着後は、1階のアリーナショップへ。
「Face&Go」に登録した方に無料で配布されるマイクロファイバーグッズを受け取り、ショップ入口は行列していたものの、配布カウンターではサクサクと顔認証がおこなわれて快適に列が進みます。
あっという間に受け取ることができました。
2階のメインエントランスも顔認証を体験したい人が多くならんでいます。顔認証ゲートの様子を見ていると、顔情報登録アプリ「Face&Go」に対する反響が伺えます。
いざ、顔認証ゲートから入場!
ゲート手前に設置されたタブレットの前に立ち、顔認証を済ませると登録したニックネームが表示され、認証OKの文字。どきどきする間もないほど、スピーディに2秒足らずで完了する顔認証。これは便利すぎて癖になりそうです。
紙のチケットを紛失したり、持参し忘れる心配がありません。非接触で感染症対策を実現できる認証方式でもあり、小さな子供連れのご家族や大きな荷物を持った方でも、入場時にチケットを提示する煩わしさがないのです。
来場者のコメント「今日は会場までタクシーで来ました。2階の顔認証ゲートは並んでいたものの、すぐに入場できて当選したラウンジに直行しました。夫と子供はラウンジに待機してもらい、無料のドリンクとフードを受け取りに行くと、回数制限がないからと唐揚げ2名分をゲットして。子供連れだと何かと大変なので顔認証だと手が塞がらずに楽ですね」
後編では、選手からの1to1メッセージ動画や記念撮影、ドリンク・フードなど、顔認証で開幕戦を楽しみつくします。
「Bリーグ」の全試合は「バスケットLIVE」で配信中
「Bリーグ」の公式戦全試合(B1、B2)、日本代表戦、W.LEAGUEなど、国内バスケットボールのライブ中継を試合開始から終了まで余すことなく視聴できるサービスです。見逃し配信やダイジェスト、プレー集、特集映像なども配信されます。
(掲載日:2021年10月21日)
文:遠藤美弥子(OKINAWA GRIT)
撮影:内藤壮大(OKINAWA GRIT)