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メタバース「バーチャルやぶ in ZEP」を活用した地方創生の成功モデルを兵庫県 養父市から。吉本興業とソフトバンクの3者が連携

メタバース「バーチャルやぶ in ZEP」を活用した地方創生の成功モデルを兵庫県 養父市から。吉本興業とソフトバンクの3者が連携

兵庫県の養父市、吉本興業株式会社およびソフトバンク株式会社は、養父市でのWeb3を活用した取り組みを推進するため、2023年9月8日に「Web3の活用に係る取組に関する連携協定」を締結しました。当日はメタバース「バーチャルやぶ in ZEP」がオープン。同日行われた発表会では、お笑い芸人のZAZYさんが実際に体験しました。

市の魅力の発信や市民の交流の拠点となるメタバース「バーチャルやぶ in ZEP」が誕生!

市の魅力の発信や市民の交流の拠点となるメタバース「バーチャルやぶ in ZEP」が誕生!

本協定の取り組みの第1弾として、養父市は吉本興業およびソフトバンクと連携し、ソフトバンクがこれまでさまざまなサービスで活用してきた2Dメタバースプラットフォーム「ZEP(ゼップ)」を活用した「バーチャルやぶ in ZEP」をオープンしました。「ZEP」に日本の地方自治体が登場するのは初めてのことです。

市の魅力の発信や市民の交流の拠点となるメタバース「バーチャルやぶ in ZEP」が誕生!

養父市 広瀬栄市長は、「養父市では、30年後の将来像『やぶ2050~居空間構想~』の実現を目指し、デジタル技術の活用を積極的に進めています。その取り組みの一つとして、吉本興業と連携して2022年に始めたのが、パソコンで利用可能な『バーチャルやぶ』です。このたび、より推進力を強化して大きな成果を残すために、新たな展開としてソフトバンクとも連携して取り組むこととしました」と、「バーチャルやぶ in ZEP」開設の意図を説明しました。

市の魅力の発信や市民の交流の拠点となるメタバース「バーチャルやぶ in ZEP」が誕生!

「バーチャルやぶ in ZEP」は、インターネット環境さえあればスマホやパソコンから簡単にアクセスできる、Web版の2Dプラットフォームです。

養父市を代表する観光スポットや市役所などをメタバース上に再現し、その中で市民同士の交流や、会議が行えるスペースを設ける他、養父市のニュースや天気、おススメの地元産品など、市の魅力や情報を発信します。街の真ん中にはイベントスペースがあり、リアルと連動したイベントも可能です。

豊かな自然が繰り出す多くの観光名所や伝統文化を有する養父市

豊かな自然が繰り出す多くの観光名所や伝統文化を有する養父市

ZAZYさんが「バーチャルやぶ in ZEP」を体験

この日司会を担当したのは、メタバース上でよしもと芸人初の単独ライブを開催した経験を持つZAZYさん。実際に「バーチャルやぶ in ZEP」を体験してみることに。

養父市の観光名所や市役所の中を巡りながら、特定の箇所をタップすることで、観光情報や市役所の関連サイトにアクセスできることを確認。「操作がすごく簡単。サクサク動きますね。観光名所をここで見て知って、実際に養父市に行ってみよう、となるわけですね」と感心していました。

ZAZYさんが「バーチャルやぶ in ZEP」を体験
ZAZYさんが「バーチャルやぶ in ZEP」を体験

この日の会見の模様が配信されているイベントスペースでは、ZEP内の参加者と持ちネタでコミュニケーション。ZAZYさんの合図に合わせて参加者が手拍子やハートを送り、その場の参加者全員が一体感を楽しみました。

ZAZYさんが「バーチャルやぶ in ZEP」を体験

バーチャルで集客し、リアルの養父市へ送客

2022年から「バーチャルやぶ」の企画開発運営などを行っている吉本興業は、これまでも、47都道府県に芸人が移住し地域を盛り上げるプロジェクトや、地方創生をコンセプトとした放送局を開局するなど、笑いの力で地域を元気に! をテーマに、地域活性化や地域の課題解決の事業に取り組んできました。

バーチャルで集客し、リアルの養父市へ送客

株式会社よしもとエリアアクション 泉正隆 代表取締役社長は「養父市の魅力を国内外に発信し、地域の活性化につなげることを目指し、『バーチャルやぶ』では弊社が持つエンタメコンテンツを活用し、盛り上げに貢献してきました。今後はソフトバンクとも連携し、メタバース事業を活用して全国の地域の魅力を国内外に広め、地域の活性化にこれまで以上に貢献していきます」と、今後の意気込みを語りました。

ソフトバンク株式会社 サービス企画本部 本部長の原田賢悟は「養父市の魅力を発信し、このプラットフォームの中で養父市のファンをたくさん作っていきたい。バーチャルで集客し、実際に養父市に送客することが最終的なゴール」とし、今後は養父市の名産品などを販売するECサイトとの連携や、リアルと連動した特典のあるバーチャル市民証の提供を予定していることを説明しました。

バーチャルで集客し、リアルの養父市へ送客

「自治体である養父市、強力なエンタメコンテンツを持つ吉本、そして技術を持つソフトバンク、この3者でメタバースを活用した地方創生の成功モデルを作り、全国へ展開していきたい」と今後の展開に期待を寄せています。

「バーチャルやぶ in ZEP」に
遊びに行ってみる

(掲載日:2023年9月15日)
文:ソフトバンクニュース編集部