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Pepperが子どもたちに認知症をわかりやすく解説。地域一体で高齢者を見守る岩手県北上市の取り組み

Pepperが子どもたちに認知症をわかりやすく解説。地域一体で高齢者を見守る岩手県北上市の取り組み

全国的に高齢化が進む中、地域一体で認知症の高齢者を見守るため、岩手県北上市の小中高等学校で子ども向けの講座を実施しています。認知症への理解を深めるため、2023年度の講座ではPepperが活用されています。どのような授業風景か、北上市の取り組みを紹介します。

子どもの目線で祖父母や地域の高齢者への思いやりを

北上市では2015年から小中高等学校を中心に「孫世代のための認知症講座」と題し、子どもたちが認知症について誤解や偏見なく理解を深めることを目的とした講座を実施しています。2022年までに、のべ30校、2,452名が参加しました。

ソフトバンクは、北上市と協働し認知症講座のプログラムの一部として、2023年6〜10月にかけ「認知症サポーター」を目指す特別授業をPepperを用いて実施しています。小学4年生と5年生を対象とした特別授業の内容は、市の地域包括支援センター認知症地域支援推進員キャラバンメイトの方々とソフトバンクが連携して作成しています。

認知症サポーター

認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする人のこと。地域住民、金融機関や学校などさまざまな場所で講座が開かれています。
「認知症サポーター」について詳しくみる(厚生労働省サイト)

特別授業は、Pepperが出すクイズに子どもたちが答えることで認知症に関する知識を深め、やさしさと思いやりの大切さを学んでいく仕組みです。

子どもの目線で祖父母や地域の高齢者への思いやりを
子どもの目線で祖父母や地域の高齢者への思いやりを

講座に参加した子どもたちからのコメントを一部ご紹介します。

  • おばあちゃんが認知症なので、Pepperに教えてもらったようにやさしく分かりやすく接して、おばあちゃんが安心して暮らせるようにしたい。
  • 私のおばあちゃんは90代後半です。もし認知症になったら、私は何回も同じことを聞かれても怒らずに優しい言葉で話してあげられたらいいと思いました。
  • 認知症の人にはびっくりさせないように優しくして、自分ができることは手伝ったりしてあげる。びっくりさせちゃうと怒ったりしてしまうから優しくすることもわかりました。認知症の人がいたら先生たちから教えてもらったことを生かしていきたいです。
特別授業を受けた子どもたちに渡される、認知症サポーター証やビンパッチ

特別授業を受けた子どもたちに渡される、認知症サポーター証やピンバッジ

北上市で特別授業を担当するソフトバンク株式会社 CSR本部 北海道・東北地域CSR部の鈴木利昭は「Pepperが講座に参加することで、子どもたちはクイズなどを通して認知症の症状を楽しく学ぶことができます。少子高齢化の時代、認知症者は2025年に約700万人に達すると推定されています。周りの認知症の人を感じ取って、できないことは助けてあげる孫世代の子どもが街中にいることで、みんなが安心して暮らせる社会になればと思います」と、講座を通じた期待のコメントを寄せています。

(掲載日:2023年9月14日)
文:ソフトバンクニュース編集部