
9月26・27日、個人投資家と上場企業が直接交流できる国内最大級のイベント「日経・東証IRフェア 2025」が東京ビッグサイトで開催されました。ソフトバンクは、AI(人工知能)を中心とした成長戦略や中期経営計画を紹介し、個人投資家に事業や今後の方向性への理解を深めてもらえるよう、ブース出展と講演を行いました。
AIを中心とした成長戦略など注目を集めたソフトバンクの取り組み
日本経済新聞社と日本取引所グループが共同で主催する「日経・東証IRフェア 2025」は、個人投資家と上場企業をつなぐ国内最大級のIRイベントです。第20回となる今回は、9月26・27日に東京ビッグサイトとオンライン配信で開催され、約160社が出展し、3万2,160人が来場しました。参加者はブースでの対話や会社説明会を通じて、各企業の最新の事業戦略や取り組みに直接触れる貴重な機会となりました。

ブースでは数回にわたって会社説明を行い、音声生成AIで作成されたボイスで基本情報や経営理念、通信事業の歩み、さらにAIを中心とした成長分野について紹介しました。

説明会の時間になるとたくさんの個人投資家が足を止め、ブースはたくさんの人でいっぱいに。説明終了後には質問を投げかける人もみられ、ソフトバンクに強い関心を寄せている様子も見られました。最後に参加者にはノベルティを配布し、説明会を通じて会社理解を深めてもらう機会となりました。



会場は超満員に! 特別会場でソフトバンクの取り組みを詳しく紹介
ブース出展に加え、27日に行われた講演会には財務統括 執行役員統括担当 秋山修が登壇。会社の沿革や国内最大規模の顧客接点を持つ幅広いICTサービスを展開する強みなどを紹介するとともに、ソフトバンクの成長戦略や中期経営計画について説明しました。

プレゼンテーションでは、AI社会に不可欠な次世代社会インフラの開発を推進していることを紹介。無線アクセス網を最適化する「AI-RAN」や、そのコンセプトを具現化した統合ソリューション「AITRAS」、国産⼤規模⾔語モデル(LLM)の取り組みなどについて説明しました。
さらに、大阪府堺市のシャープ堺工場をAIデータセンターとして活用する準備や、北海道苫小牧市でのAIデータセンター建設計画を紹介。外気冷却を取り入れた省エネルギー設計で環境負荷を抑える方針も示しました。「クリスタル・インテリジェンス」については、各部門が個別にAIを導入し、それぞれの業務を最適化する「部分最適」にとどまらず、社内の各部門で使う「AIエージェント」同士を連携させ、あたかも「オーケストラの指揮者」のように、企業活動全体の最適化を図る取り組みであることを強調しました。

サステナビリティ分野における取り組みとしては、7月から開始した「NatureBank」を紹介。「NatureBank」は、「PayPay」や「Yahoo!乗換案内」などのサービスをより使ってもらうことで、植樹など森林保全活動につなげるというもの。自然環境の保護を支援し、持続可能な社会の実現に貢献することを目的としています。


講演では、AIを中心とした成長戦略やESGを重視した取り組み、中長期的な成長と高水準の株主還元を両立していく方針についても改めて発信し、多くの個人投資家にソフトバンクの未来像を伝える場となりました。

会場にはたくさんの人が訪れ、立ち見が出るほどのにぎわいに。熱心にメモを取る姿も見られ、ソフトバンクの取り組みが強く注目されていることがうかがえました。

(掲載日:2025年10月9日)
文:ソフトバンクニュース編集部

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