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未来のモビリティに不可欠な空からの通信。空飛ぶ基地局「HAPS」をJapan Mobility Show 2025で展示

「ワクワクする未来を、探しに行こう!」をコンセプトに、2025年10月31日〜11月9日にかけて開催中の「Japan Mobility Show 2025」。ソフトバンクは、成層圏から通信を届ける空飛ぶ基地局「HAPS(High Altitude Platform Station)」の模型などを展示し、空と地上をつなぐ新しい通信インフラの可能性を紹介しています。

ソフトバンクのブースがあるのは「Tokyo Future Tour 2035」ゾーン。このエリアは、2035年の暮らしと社会をテーマに、通信・エネルギー・モビリティが融合した未来像を提示する特別展示ゾーンです。

2026年に日本国内でHAPSのプレ商用サービス開始を予定しているソフトバンク。使用される機体は、米国Sceye社のLTA(Lighter Than Air)型のHAPSです。

展示されているのはそのHAPSの模型で、実際の65メートルの機体約16分の1サイズ。LTA型のHAPSは、空気より軽いヘリウムの浮力を利用して上昇し、機体が軽く丈夫な素材で作られているのが特長です。このため、強い紫外線、低温、低気圧など成層圏の過酷な環境下においても、長時間の滞空が可能です。

HAPSは高度約20kmの成層圏から通信エリアを広域にカバーするため、将来的には、車と車、車とインフラ(信号機・道路・管制センターなど)など、さまざまなものを接続して情報をやりとりするための通信技術として、期待されています。

ソフトバンクは、「ユビキタストランスフォーメーション(UTX:Ubiquitous Transformation)」というビジョンを掲げ、地上と上空の通信ネットワークを融合させることで、通信が届きにくい地域や海上・山間部、さらには災害時にもつながり続ける通信インフラの構築を目指しています。

(掲載日:2025年11月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部

UTXでソフトバンクが目指す世界

ソフトバンクは、地上のモバイルネットワークと、人工衛星や成層圏通信プラットフォームを活用した非地上系ネットワークを融合することで、いつでもどこでもつながり続ける世界を目指します。