
自己紹介と現在の事業内容について伺えますか?
フリーランスや個人事業主向けのファクタリングサービス「ペイトナー」を展開しています。ペイトナーが立て替え払いを行うことで、お客さまは請求書の入金を待つ必要がなくなるので、安定したキャッシュフローを実現するサービスです。
2019年に設立し、現在7期目を迎え、累計申込件数50万件を超えました。まだまだ成長途上ではありますが、フリーランスは数百万人いると言われていますので、ブランディングや認知を広げて、サービスをもっと広げていきたいと思っています。「全てのフリーランスが安心して働ける社会をつくること」を目指し、ブランディングや認知拡大にも力を入れています。
直近では、香取慎吾さんを起用したテレビCMを作成しました。企画段階から関わった思い入れのある作品なので、多くの反響をいただけて嬉しかったです。
起業のきっかけは何だったのでしょうか?
起業する前に中小企業や個人事業主向けの決済サービスに携わっていました。お付き合いのあったお客さまから「入金が遅れて資金繰りが厳しい」という声を多く聞くうちに、「これは自分が解決できる課題なのでは?」と思ったのが出発点です。
大学で情報系を専攻していて、プログラミングやアプリ開発のノウハウを持っていましたし、もともと「つくること」が好きで、仲間と小さなサービスを立ち上げた経験もありました。大学時代の経験と前職での課題発見がつながり、「課題を自分の手で解決したい」という思いから起業を決意。勢い半分、信念半分でのスタートでしたが、結果として大きな挑戦になりました。
アカデミアに応募しようと思ったきっかけは?
きっかけは、周囲の起業家仲間の存在です。以前からSNSなどでアカデミアに参加している経営者の投稿を見ていて、「いつか自分も入ってみたい」と思っていました。そんな時に事務局の方からご案内をいただき、「これはチャンスだ」と思い切って応募。ずっと気になっていた場所だったので、迷いはありませんでした。
アカデミアの魅力、コミュニティで得られたことはありますか?
入校前は「孫校長やさまざまな経営者の方に直接お話を伺える機会がありそうだ」という期待感を持っていましたが、実際にはそれ以上の価値がありました。
起業家は自分の事業に対して、内部生は自分の仕事に対して、他のコミュニティより意識やモチベーション、視座が高い方が集まっています。そうした方々とフラットに仕事の話ができるのは非常に刺激的です。
また、ソフトバンクグループの社員である内部生の皆さんと交流できるのも貴重です。「これだけの規模の会社で、こんなに情熱と高い視座を持って働いている人がいるんだ」と感じたことが、とても印象的でした。
さらにアカデミア生同士という共通点があるだけで、外部イベントなどでも距離が一気に縮まります。実際に、ペイトナーのCM制作をお願いしたのが、偶然にもアカデミア生の会社だったのですが、打ち合わせ時にアカデミア生という共通点で話が盛り上がりました。第1期生・齋藤 太郎さん(株式会社dof )の会社です。アカデミアでのご縁が、仕事にもつながった出来事でした。
アカデミアでの経験が、業務やキャリアにどのように生かされていますか?
視座の高い人たちと関わることで、自分自身の基準が上がったことです。日々の経営に追われる中でも、「もっと上を目指したい」と思える環境に身を置けているのは、アカデミアのおかげです。
また、内部生との議論を通じて、大企業のリアルな視点や課題感を知ることができました。スタートアップのスピード感だけでは見えない部分を学べたことは、今後の経営判断に生かせると感じています。
阪井さんの志を教えてください。
私の志は、「日本を強くすること」です。学生時代、海外でバックパッカーをしていた時期があり、外から日本を見ることで改めて日本の良さを実感しました。東南アジアの生活が厳しい地域にも行ったので、日本はとても裕福で、餓死することもほとんどない、とても良い環境であると痛感しました。「失われた30年」と悲観的に言われることもありますが、僕は日本にはまだまだ可能性があると思っています。
ペイトナーの事業を通じて、フリーランスや個人事業主の方が安心して挑戦できる社会をつくることが、ひいては日本の成長につながる。フリーランスや個人事業主が増え、経済が活性化していけば、少しでも日本を前進させられる。そんな思いで、事業にも取り組んでいます。
アカデミアに興味を持っている方へのメッセージをお願いします。
少しでも興味があるなら、迷わず一歩踏み出してみてほしいです。「孫さんの話を聞いてみたい」「なんとなく面白そう」――それくらいの理由で十分です。
アカデミアは、立場や肩書に関係なく、熱意のある人がフラットに語り合える唯一無二のコミュニティだと思います。今は生成AIであらゆる情報が取りやすくなりましたが、生身の人間の話を聞く刺激や経験は格別です。
お互いの常識を壊し合いながら、新しい発想や価値観を得られる場所。ぜひ、応募していただきたいです。
求む!後継者。
ソフトバンクアカデミア

ソフトバンクグループの未来を担う人材を、グループ内外問わず、広く募集しています。共に成長し、限りない可能性を秘めた未来の扉を開く志高いメンバーをお待ちしています。
(取材日:2025年11月)
文:ソフトバンクアカデミア事務局





