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アメリカで学んだ高校生が踏み出した復興への一歩とは?(TOMODACHI:後編)

リーダーシップと地域貢献スキルを学ぶためにカリフォルニア大学バークレー校へと旅立った、東日本大震災の被災地である岩手県・宮城県・福島県の高校生100人。3週間のプログラムを終え、日本へ戻ってきました。

現地で何を学び、帰国後にどう生かしていくのか――。
「TOMODACHIソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」の集大成は、高校生から見た地域の課題とそれを解決するためのアイデア、そして帰国後に実施するアクションプランの発表です。プログラム期間中に出来上がったプロジェクトは実に75件! その中から、二つのプロジェクトを紹介します!

住民が交流しながら地元の特産品を買える朝市を開催したい!
佐藤 勇樹さん(高校2年生・福島県広野町)

町民と復興作業員の間に感じる溝や風評被害で地元の野菜が売れない現状。
それらを改善するため、佐藤さんは、渡米中に訪問したファーマーズマーケットから着想を得たアクションプランを考えました。地元の生産者が新鮮な野菜を販売すると同時に、フリーマーケットとして若い人たちも参加できる「自由朝市」を開催することで、地域住民との交流の活性化と、地元産品の販売促進になるプランを発表しました。

メイクアップレッスンを通じて地域の若者を元気にしたい!
菊池 眞悠子さん(高校2年生・岩手県宮古市)

地域に活気を取り戻すためには、まず地元の若者が元気になることが重要だと考えた菊池さんは、若者が自分に自信を持ち、周囲に流されずに「地元が好き」と言える環境をつくるためのアクションプランを発表。自分に自信を持てるよう、自分に似合う色のメイクアップ用品を作ったり、講師を招いたりするなど定期的にファッションやメイクアップの講座を開くことで、若者だけではなく地域全体が元気を取り戻すきっかけにしたいと考えました。

渡米前と変わったこと教えてください

渡米前に、プログラム参加の理由や意気込みなどについてインタビューを受けていた3人の高校生。実際にプログラムに参加して、どんな心境の変化や学びがあったのでしょうか?

渡米前のインタビューはこちら!

後藤 優芽(ゴトウ ユメ)さん

3週間のプログラムで印象に残ったことを教えてください。

街づくりの提案をするために訪れたオークランドです。
バークレー以外の街を見るのは初めてだったので、とてもワクワクしました。「なぜここは人通りが少ないんだろう」「せっかく素晴らしい噴水があるのに、水不足で使われていないのは残念だな・・・」など、さまざまな気付きがありました。

帰国前と変わったことはありますか?

自分の感情を表に出すことが苦手でしたが、よい意味で感情を出せるようになりました。人見知りで、最初はあまり周囲になじめていないと感じていた時に、話しかけてくれた子の明るさや何事も積極的に吸収しようという姿勢に良い影響を受けたと思っています。

地元でどんな活動をしたいですか?

地元の宮城県東松島の観光地やイベントを知ってもらう活動に力を入れていきたいです。オークランドの街づくりのプレゼンで、「街を知ってもらうこと」についてたくさん考えました。帰国後は、アメリカで提案したことが生かせると思っています。

井上 空河(イノウエ クウガ)さん

アメリカと日本の違いを感じましたか?

ディスカッションの多さに驚きました。日本では、黒板に書かれたものを写す授業が多いのですが、アメリカでは、輪になってお互いの意見を聞き、話し合うのが新鮮でした。

渡米前と心境の変化は?

渡米前は、正直、アメリカに行くのは怖いな・・・と不安を感じることもありましたが、メンバーとすぐに仲良くなることができ、その不安は無くなりました。ディスカッション中は、意見がぶつかることもありましたが、日本の高校生活でディスカッションをする機会は少ないため、貴重な体験でしたね。

学んだことをどのように生かしていきたいですか?

これからは自分の考えや思いをどんどん発言していきたいです。また、人と議論をすることで、自分の考えを深めていきたいと思っています。街づくりの提案を考える際、チームメンバー全員の異なる意見を尊重し過ぎたあまり、逆に一つの案を深められないという経験をしました。この経験を生かし、今後は意見の核を大切にしつつ、複数の人から出た意見を取りまとめ、一つの案として深めていくというやり方にも挑戦してみたいです。

大橋 広佳(オオハシ ヒロカ)さん

印象に残っていることは何ですか?

オークランドの街づくりを提案したことが印象深かったです。実際に街へ行き、初めて見る場所の課題と解決策を考えて、オークランド市長に提案するという体験は、とても楽しかったです! これだけ短い時間でオークランドの街について見つけられる課題があるのに、帰国後、検討する時間がたくさんある私たちが、東北の長期的な課題を見つけられないわけがない! と思いました。

リーダーシップについて考える機会が多かったとか。

これまでも生徒会の役員を務めるなど、リーダーの立場になることが多かったのですが、3週間のプログラムを通じて、何かを作り上げる際には、自分にはどういう良さがあるか、人にはどういう良さがあるかを考え、それぞれが輝ける場所を大切にしたいと思いました。また、チームワークを大切にするリーダーシップを考えるようになりました。

帰国後のアクションプランを教えてください。

今の東北を全国の人々に伝えるため新聞社への寄稿を仲間と計画しています。プレゼンを作る時に、状況を理解すること、振り返ることの大切さ、そして、どういう言葉を選んだら人に伝わるかをとても考えたので、それを生かしていきたいと思っています。

高校生たちは、帰国後それぞれのアクションプランに取り組み、それぞれの地域で地元を活気づけるための活動を進めていく予定です。高校生たちが踏み出した大きな一歩に期待しましょう!

TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラムについて

「TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」は、東日本大震災の被災地域である岩手県、宮城県、福島県の高校生を、カリフォルニア大学バークレー校で行われる3週間の集中コースに無償で招待するプログラムです。「東北の高校生が夢をつかみ、チャレンジするための一歩としてこの経験を生かし、東北の復興を担うリーダーになってほしい」という思いから、公益財団法人米日カウンシル―ジャパンと米国大使館が主導する「TOMODACHIイニシアチブ」にソフトバンクグループが参画し、2012年にスタート。今年を含め累計約700人の高校生が参加しています。

参加者は、同校で提供されている問題解決型のワークショップ「Y-PLAN(Youth - Plan, Learn, Act, Now!)」を通して、自分たちが暮らす地域社会に貢献する方法を探求し、リーダーシップスキルを学び、目標を立てながら、それを実現するためのアクションプランを立案します。また、帰国後には、プログラムでの学びを生かし、積極的に地域貢献活動を実施します。

TOMODACHI
ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム

(掲載日:2016年8月29日)