2016年9月に開幕した男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」。ソフトバンクは「B.LEAGUE トップパートナー」としてさまざまな支援をしています。
2シーズン目となる「B.LEAGUE 2017-18シーズン」も佳境を迎え、2018年5月26日(土)にはBリーグ ファイナル 2017-18が開催予定。この日で年間優勝クラブが決まり、最高潮の盛り上がりをみせる一戦です。昨年は20~30代を中心に男女問わず多くの観客が訪れ、女性の来場者数は男性を上回るほどでした。
しかし、発足間もないBリーグやバスケットボールのことをよく知らない、という方もいるのではないでしょうか。そこで今回は明日から友人に自慢できるバスケットボールのトリビア、そしてBリーグの魅力を5分でご紹介します。この記事を読み終わる頃、きっとあなたもバスケ好きに!!
その1. バスケットボールは世界ナンバーワンスポーツ!?
競技者人口が世界1位のスポーツはなんだと思いますか? メジャースポーツのサッカー? 野球? いえいえ、実はバスケットボールが世界1位だといわれています。
世界3位はテニスで競技人口が約1億人、世界2位はサッカーの約2.6億人、そしてバスケットボールは約4.5億人と、2位のサッカーを大幅に引き離した競技人口となっています。
これは、バスケットボール連盟への加盟国が200カ国を超え世界的に普及していること、女子競技も発展していることなどが要因と考えられています。バスケットボールは世界各国、男女問わず普及している超メジャースポーツなんです!
その2. バスケットボールの背番号は「1・2・3」が使用禁止?
背番号は、時として選手の価値を表す重要な数字。野球の背番号1番はエースナンバーを示し、3番は国民的スターだった長嶋茂雄も背負った人気の背番号のひとつ。バスケットボールでは一般的に背番号4番がエースナンバーとされており、他競技では人気の背番号1番・2番・3番は使用が禁止されていました。なぜなのでしょうか?
その理由はバスケットボールのルールに隠されています。オフェンスチームがゴール下のエリア(ペイントエリア)に3秒以上とどまってはいけない「3秒ルール」では、違反した選手に向かって審判が指を3本指し示すジェスチャーをします。その際に、ルール違反なのか、背番号3番の選手を指し示しているのか、判断が困難でした。また、ゴールの加点が1~3点など、1~3の数字に関連するルールが多くあるため、国際大会では使用が禁止されていたのです。
しかしこのルールは2015年に廃止され、今では0~99までの背番号でプレイが可能になりました。
その3. かつて50人vs.50人の試合が実在した!
5対5のプレイヤー数で行われるバスケットボールの試合。3人制バスケットボールが五輪種目に決まり、また1対1でも白熱した試合ができるなど、少人数で楽しめるのもバスケットボールの魅力です。
しかし、1891年にバスケットボールが誕生した当初はプレーヤー数の制限はありませんでした。両チームの人数が同じであれば何人でもよかったのです。
実際、1892年にアメリカ・コーネル大学で行われた試合では総プレーヤー数が100人、つまり50対50による試合が実現しました。今では信じられない人数ですよね。ひとつのボールめがけて100人が押しかけるこの試合は、体育館が壊れかねないほどの激しさだったそうです。ちょっと見てみたいですよね!
その後、プレーヤー数の制限をする動きが高まり、1893年に1チーム9人から5人、1897年に現在と同じ1チーム5人と規定されました。
その4. クールなBリーググッズの原点はアメリカのストリート文化
アメリカで生まれたバスケットボールはその後、公園などの街中(ストリート)で行う「ストリートボール」としてどんどん発展していきました。そのためアメリカの公園にはバスケットコートがいまも多く存在しており、ストリート文化とのつながりが根強いスポーツです。
Bリーグのグッズも、その文化を尊重したクールな商品が多いのが特徴。各クラブからチームカラーと黒を基調としたTシャツやキャップ、スマホケースなどが発売されています。有名ファッションブランドなどコラボした商品など、ファッション性の高いアイテムは若い男女から高い人気を誇っているのです。
また、2017年12月にはm-floのVERBALを中心として、オフィシャルカルチャーブランド「RUN THE FLOOR」が発足。ミュージック、ファッション、エンタテインメントの側面から日本の新しいバスケットボール・カルチャーを発信する取り組みは今後も注目です。
その5. 見どころは「アシスト」にあり! Bリーグのスーパープレー集を刮目せよ!
Bリーグの魅力はめまぐるしく攻守が入れ替わるスピーディな試合展開と、豊富な得点シーン。B試合は1Q(クォーター)10分×4回で構成されており、まばたきが惜しいほどに山場で溢れています。
ゴールシーンはどんなスポーツにおいても、もちろんテンションが上がる瞬間です。しかしバスケットボールの試合では、ゴールの前に展開されるスーパーアシストが、それを上回る驚きと感嘆をもたらしてくれます。相手がブロックしている脇を華麗に通すパス、ほぼ真後ろにいる味方へのノールックパス、それに瞬時に反応する味方、揺れるゴールと沸く観客――。
さながら漫画のように繰り広げられるスーパープレーには、Bリーグの魅力がつまっているのです!
その6. 「レバンガ北海道」の由来は「がんばれ」? Bリーグの不思議なクラブ名
BリーグはB1・B2を合わせて全36クラブが存在します。北は北海道から、南は沖縄まで、全国各地のクラブには強烈な個性があり、それはチームカラーや応援にも表れます。
中でも特徴的なのがクラブの名前。それぞれちゃんとした由来があり、「レバンガ北海道」のレバンガは「がんばれ」の逆さ言葉で、道民からがんばれと応援されるクラブであり続ける、という誓いが込められています。
「京都ハンナリーズ」の「はんなり」は上品で明るく華やかなさまを意味する京ことば。京都らしい言葉をクラブ名に入れることで、文化の継承に役立ちたいという思いが込められています。
その他にも、アラビア語の「電撃」に由来する「アルバルク東京」、成田国際空港のジェット機や世界に飛び立てるクラブを目指すという思いが込められた「千葉ジェッツふなばし」、本拠地・仙台に関する西暦が元になっている「仙台89ERS(せんだいエイティナイナーズ)」、「大阪エヴェッサ」は七福神の一人で商売繁盛の神様であるえびす様に由来するなど、特徴的な名前のクラブが多く存在します。ぜひ、みなさんも地元クラブの名前の由来を調べてみてください。
その7. 迫力満点! Bリーグのスーパーシュート動画
バスケットボールの試合でもっとも興奮する一瞬。それはなんといってもシュートが決まる瞬間ではないでしょうか! ここではダンクシュートや遠くからゴールを射抜くスリーポイントなどまとめたスーパープレー集を少しだけご紹介します。
細かい説明は必要ないでしょう、最高のプレーをぜひ見て感じてください!
いかがでしたか? 世界一の競技人口を誇るといわれるバスケットボール。Bリーグ自体の歴史はまだまだ浅いものの、だからこそこれからの発展や盛り上がりは無限大です。そして、それらはわたしたちをいつだってワクワクさせてくれるはず。この記事で、その魅力が少しでも伝わったなら幸いです。
2018年5月26日(土)には、年間優勝クラブを決定するチャンピオンシップが開催されます。
対戦カードは「アルバルク東京vs.千葉ジェッツ」に決定しました。あなたも歴史の1ページの目撃者になるチャンスです!
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(掲載日:2018年5月23日)
文:田中一成 編集:プレスラボ