日本のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)をリードする企業を表彰する「D&I Award 2021」で、ソフトバンクが最高位の「ベストワークプレイス」ランクの認定を受け、12月14日にオンラインでの表彰式が行われました。
株式会社JobRainbowが主催する本アワードの「ベストワークプレイス」認定は、世界的にも高い水準でD&Iに取り組む企業に与えられ、D&Iの理念が、事業や企業文化に加え、社員一人ひとりの姿勢としても反映されていることが評価されます。
5つの項目で構成される“ダイバーシティスコア”で評価
今回の認定取得に至ったのは、誰もが挑戦できる環境づくりを目指して、以前よりD&I を推進してきたソフトバンクの取り組みが評価されたからです。企業のD&Iの取り組みを採点・評価するために用いられたのは、「ダイバーシティスコア」という本アワード独自の指標です。「LGBT」「ジェンダーギャップ」「障がい」「多文化共生」「育児/介護」という5つの項目で構成され、各項目は行動宣言や人事制度などの要素に細分化されています。幅広い尺度で具体的な指標に基づいて採点・評価する仕組みが採用されているため、企業はより実行性のある施策に取り組んでいることが重視されています。
社内でのD&Iの意識浸透や、女性活躍推進に向けて
オンラインで開催された受賞式では、主催者より、日本のD&Iに関する全体の傾向として、ジェンダーや育児・介護分野で取り組みが進んでいる一方で、大企業における女性管理職比率やD&Iへの社内での意識浸透、心理的安全性の確保などの課題についても説明されました。全社員対象のアンコンシャス・バイアスのeラーニングや、管理職対象のダイバーシティマネジメント研修の実施をはじめ、D&I推進へのさまざまな施策が評価され、ソフトバンクは100点満点中94点という高評価を獲得。女性管理職比率を2035年までに20%(2021年度比で約3倍)とする目標を掲げるほか、株式会社ワーク・ライフバランスの「男性育休100%宣言」への賛同など、ソフトバンクでは、誰もが働きやすい環境づくりに向けた制度の整備や企業風土の醸成、コミュニティーの構築などに向けた取り組みが行われています。
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ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)、アンコンシャス・バイアス
(掲載日:2021年12月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部