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【アンコンシャス・バイアス】~1分で分かるキーワード #3

【アンコンシャス・バイアス】~1分でわかるキーワード #3

過去の経験や知識、価値観などに基づいた「無意識の偏見」「無意識の思い込み」のこと。より良い職場や社会の実現のために、アンコンシャス・バイアスの存在を意識して、行動することが大切とされている

誰しもが持っているアンコンシャス・バイアス

「あの人はA型だから多分こう考える」「女性の看護師さんの方が安心できる」「メガネをかけている人はきっと真面目だ」「女性は管理職になりたがらない」「男性が育児休職を取るなんておかしい」など、身の回りには、アンコンシャス・バイアスが多く存在しています。人間は、自分がこれまで経験してきたことを目の前のことに当てはめ、脳の機能によって気が付かない間に自動的に判断しています。

誰もが持ち合わせているため、アンコンシャス・バイアスそのものが良い、悪いということではありませんが、アンコンシャス・バイアスの存在を把握していないと適切な意思決定ができない可能性があります。

存在に気付き、向き合うことが重要

職場でアンコンシャス・バイアスがネガティブに働くシーンとして、評価、昇進、仕事の割り当て、採用などが挙げられます。例えば、「ほとんど残業をしない人はやる気がない」という偏見により昇進の機会が与えられなかったり、「理系の男性はこの仕事はすぐにできる」という思い込みから、本人の適正を考慮せず仕事をアサインする、などです。公平性や正確性に欠けた判断が、個人のモチベーションの低下や組織としての人材育成が進まないといった悪影響をもたらします。

多様性を受け入れるための働き方や、2035年度までに女性管理職比率20%という目標に向けた取り組みを加速させているソフトバンク。「アンコンシャス・バイアスは自分にはない」という思い込みを取り除くことが重要としています。

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(掲載日:2021年12月1日)
文:ソフトバンクニュース編集部