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社員一人一人の理解と浸透に向けて。「ダイバーシティWEEK2023」を開催

社員一人一人の理解と浸透に向けて。「ダイバーシティWEEK2023」を開催

ソフトバンクは、社員に向けてダイバーシティについての理解促進や意識醸成を目的として2020年から毎年、「ダイバーシティWEEK」を開催しています。女性の健康やLGBTQといったダイバーシティに関連するトピックを取り上げ、セミナーなどを実施し多くの社員が参加しています。2023年は「発達障がい」といった新たなトピックをはじめ、LGBTQや育児支援などをテーマとしたイベントを企画、2月下旬から3月にかけて行われました。

目次

社員が自ら参加できる、ダイバーシティを意識づけるためのイベント

社員が自ら参加できる、ダイバーシティを意識づけるためのイベント

ソフトバンクは多様な働き方の推進を目指し、女性活躍推進をはじめとした取り組みを積極的に進めています。例えば、女性社員の産休・育休の取得や復帰しやすい環境の整備だけでなく、法整備が進む男性育休の取得推進にも力を入れています。また、障がい者採用やLGBTQに関する制度づくりなども推進。社員一人一人のさらなる理解や制度の浸透に向け、期間を設けてダイバーシティに関するセミナーなどのイベントを集中的に行う「ダイバーシティWEEK」を毎年開催しています。

ダイバーシティを自分ごとにするために。身近な「食」や映画などで理解を深める

今年は「社員みんなで、ソフトバンクのダイバーシティを考えよう」をテーマに、セミナーやオンラインでの上映会などさまざまなイベントが行われました。

多様性のある職場環境を作るための「大人の発達障がい」セミナー

近年メディアなどでも取り上げられることが増えた「大人の発達障がい」。外部講師を招いてセミナーが開催されました。目に見えにくく、人によって状態が異なる発達障がいは、周囲の認識不足などにより正しい関わり方ができず、当事者だけでなく周囲も困難を抱えるケースも。どのような特性があり、双方がどのように関わっていけば良いのかを考える場となりました。

障がいはその人の特性。多様性のある職場環境を作るための「大人の発達障がい」オンラインセミナー開催

セミナーには100名以上の社員が参加し、開催後のアンケートでは95%以上が内容に満足したと回答。参加した社員からは、「ニューロ・ダイバーシティという考え方を知り、知識よりも相互理解が重要だと感じた」、「障がいを特性と捉え、その人に合った業務のフィールドを提供することが大事だと気付いた」など新たな発見や気付きの声が寄せられました。

  • ニューロ・ダイバーシティ:脳や神経、それに由来する個人レベルでのさまざまな特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で生かしていこうという考え方

「食」を通じてダイバーシティを感じる、各国の料理やヴィーガン料理の提供

ソフトバンク竹芝本社のカフェテリア「カフェシバ」では、ダイバーシティWEEK2023の期間中、各国の料理やヴィーガン料理を提供。完売したメニューもあり、「食」という気軽さが興味を引きやすく、ダイバーシティを身近に感じられるとして好評の声が多数聞かれました。

ガーナ共和国の「ジョロフライス」

ガーナ共和国「ジョロフライス」

大韓民国の「サムギョプサル」

大韓民国「サムギョプサル」

ヴィーガン料理「豆腐のチリコンカンサラダプレート」

ヴィーガン料理「豆腐のチリコンカンサラダプレート」

LGBTQ映画「カランコエの花」オンライン上映

昨年の「ダイバーシティWEEK」でも反響が大きかったLGBTQを題材にした映画を今年もオンラインで上映しました。

物語の舞台はとある高校。ある日1クラスだけ唐突に「LGBTQ」の授業が行われます。生徒たちの間では「うちのクラスにLGBTQの人がいるんじゃないか?」と疑念が生じ、生徒同士でぶつかり合う場面も。思春期ならではの心の葛藤を抱えた生徒たちが、LGBTQを取り巻く問題に向き合う作品です。

オンラインで開催された上映会には100名以上の社員が参加。家族と視聴可能だったこともあり、参加者からは「子どもと一緒に考えられるテーマなので、今後もこういった機会が欲しいです」「気付かないうちに人を傷つけてしまう可能性があると改めて認識しました」といった声が寄せられました。

その他、ダイバーシティの基礎知識とその活用のための研修や、育児支援制度やコラムを紹介するメルマガ配信など全部で8つのイベントが実施されました。

オンライン開催のメリットはそのままに、リアルでももっと社員が参加できる取り組みを増やしたい

ダイバーシティWEEK2023を終え、イベントを推進した担当者に話を聞きました。

後有佳(うしろ・ゆか)

ソフトバンク株式会社 コーポレート統括 人事本部
後有佳(うしろ・ゆか)

ダイバーシティWEEK2023を振り返って、どんな成果がありましたか?

今年は去年に引き続き、オンラインを中心とした開催となりました。全国各地から参加できるので、気軽にセミナーを受講したり映画を視聴できると好評です。また、今年はセミナーなどの時間が決められたものが少なく、「自分の好きなタイミングでダイバーシティと向き合う」イベントが多かったです。

セミナーや研修に関しては、どれも理解度や満足度が90%以上と高い結果になりましたし、社員食堂での各国料理も完売するメニューが出るなどの成果がありました。ただ、オンラインは利便性が高い反面、盛り上がりに欠ける面があるので、その点は今後の課題だと思います。

今後、ダイバーシティWEEKでどのようなことに取り組んでいきたいですか?

今後は、社員の皆さんにダイバーシティについて興味を持って積極的に参加してもらえるような企画を、オンラインだけでなくリアルに参加できるものも含めて考えていきたいですね。ダイバーシティについて意見交換をしているグループ会社もあるので、私たち自身がさまざまな視点や意見をインプットし、「ダイバーシティWEEK」をより充実させていきたいと思います。

ソフトバンクにおけるダイバーシティ推進

ソフトバンクにおけるダイバーシティ推進

ソフトバンクでは、年齢、性別、国籍、障がいの有無などに関わらず、多様な人材が個性や能力を発揮できる機会と環境の整備に取り組んでいます。

詳しくはこちら

(掲載日:2023年4月20日)
文:ソフトバンクニュース編集部