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専門技術の共有や学びがイノベーションの源泉。エンジニアが情報発信をする理由

専門技術の相互発信で高め合い、イノベーションを生む。情報発信の意義をエンジニアが語る

ソフトバンクでは、エンジニアによる外部への発信を積極的に推進し、その活動を支援しています。エンジニアたちは自身の研究や業務を発信することに、どんな考えを持っているのでしょうか? 今回は、先日開催された「SoftBank Tech Night Fes 2023」に登壇したエンジニアを突撃取材! 若手からベテランまで幅広い方々に話を聞いてみました。

  • 小倉 聡司(おぐら・さとし)
  • テクノロジーユニット
    サイバーセキュリティ本部
    小倉 聡司(おぐら・さとし)
  • 澤野 千賀(さわの・ちか)
  • 法人事業統括
    カスタマーサクセス本部
    澤野 千賀(さわの・ちか)
  • 嵯峨 毅郎(さが・たけお)
  • テクノロジーユニット
    共通プラットフォーム
    開発本部
    嵯峨 毅郎(さが・たけお)
  • 堀場 勝広(ほりば・かつひろ)
  • 先端技術研究所
    先端NW研究室
    堀場 勝広
    (ほりば・かつひろ)
  • 小倉 聡司(おぐら・さとし)
  • テクノロジーユニット
    サイバーセキュリティ本部
    小倉 聡司(おぐら・さとし)
  • 澤野 千賀(さわの・ちか)
  • 法人事業統括
    カスタマーサクセス本部
    澤野 千賀(さわの・ちか)
  • 嵯峨 毅郎(さが・たけお)
  • テクノロジーユニット
    共通プラットフォーム開発本部
    嵯峨 毅郎(さが・たけお)
  • 堀場 勝広(ほりば・かつひろ)
  • 先端技術研究所
    先端NW研究室
    堀場 勝広(ほりば・かつひろ)

「SoftBank Tech Night Fes 2023」への登壇お疲れさまでした。こうしたイベントなどで、自分の研究や技術の成果について発表することをどのように考えていますか?

小倉 聡司(おぐら・さとし)

「社外に発信することはエンジニアの人的資本の評価と向上につながると考えています。エンジニアは、日々の開発活動で他社のブログや発表を参照することが多いため、その発信内容を見て他社への技術力に対する評価やイメージが定まっていくと思います。

また、『外部のプロフェッショナルに見られるんだ』ということを意識して、少しでも良いアウトプットになるよう取り組むことで、結果として自分自身の技術レベルが向上していくと考えています」

澤野 千賀(さわの・ちか)

「エンジニアによる社外への発信には大いに賛成ですね。ソフトバンクには中途で入社したのですが、まず驚いたのはクラウドエンジニアやアプリケーションエンジニアなど多様なエンジニアが数多く働いていること。エンジニアがこんなに多く在籍し、技術力が高い会社だということは社外にあまり知られていないのでは? と思うので、もっと社外にアピールしたほうがいいと思います」

専門技術の相互発信で高め合い、イノベーションを生む。情報発信の意義をエンジニアが語る

嵯峨 毅郎(さが・たけお)

「実は、私はあまり積極的に発信の場に出ていないのですが、登壇や執筆のお話をいただいたら必ず引き受けています。情報発信は、自分の担当する業務を高度化し、良い循環を作るきっかけになることも。登壇などをきっかけにさまざまな会社の方と知り合い、業務改善につながる意見交換をしたり、そこから新たな仕事が生まれたりもしています。

先ほどの発言と矛盾してしまいますが、私は普段から『どうすれば社内外に発信できる価値ある仕事ができるか』を考えながら業務に取り組んでいます。自分自身、そしてチームで、世の中を良くする素晴らしい仕事をしていくことが、ソフトバンクの使命だと確信しているからです」

堀場 勝広(ほりば・かつひろ)

「社会への還元、仲間作り、そしてモチベーションの3点が、エンジニアが社外へ発信する意義だと考えています。昨今のIT技術は多くの人々が作り上げた技術の集合体(エコシステム)であり、1人で全部を作り上げることはできません。私たちもその恩恵にあずかっているのだから、ビジネス的に競合しない部分については還元する側でもありたいと思っています。

また、自分の活動がエコシステムに取り込まれていくためには、それを認知してもらった上で後押ししてくれる仲間も必要です。発信を通じてより深く共感してもらい、一緒に働けるような状況になれば最高ですよね。そして最後に、発信することによって得られるフィードバックは何よりも次の活動のモチベーションになります」

ありがとうございます。皆さん、情報発信をとてもポジティブに捉えているのですね。こうした外部への発表によって、身の周りで何か変化は起こりましたか?

小倉 聡司(おぐら・さとし)

「はい、僕の場合は2つの良い変化がありました。1つはその技術に対する理解がより深まり、記憶が定着するということです。やはり人前で発表を行うということで意識付けがされているんだと思います。

2つ目は、社外のエンジニアなどにお声掛けいただくことが増えたことです。『発表を見て連絡した』とメッセージをいただき、発表テーマに関するディスカッションを行ったり社外のイベントに一緒に参加したりと、芋づる式にさまざまな出会いや体験につながっています」

澤野 千賀(さわの・ちか)

「私の場合は、内面的な変化がありました。3月に『SoftBank Tech Night Fes 2023』での講演を務めたんですが、ここまで大きな場所での講演は初めてでとても緊張しましたね。でも、覚悟ができたというか… やろうと思えば何でもできるんじゃないかという内面の変化があり、挑戦して良かったですね。

他にも、講演を聞いたという社外の方からメールをいただいたり、ディスカッションを行ったりもしました。仕事での連携などさらなる発展もあるかもしれませんよね。こうした内面以外の変化も、何が起こるのか楽しみです!」

情報を発信することで新たな出会いを呼び、そこから良い循環が生まれているんですね。今後、取り組んでみたいことや、発信したいことはありますか?

嵯峨 毅郎(さが・たけお)

「そうですね。過去には顧客の獲得など、会社としても大きな良い循環もありました。年々素晴らしい方々と一緒に仕事できるようになっているので全体としてはポジティブな変化が大きいですね。今後は、R&Dとして取り組んでいるブロックチェーン技術の応用例について情報発信を考えています。

私たちが現在取り組んでいる、ブロックチェーンに関する情報や経験は一聴の価値があると思いますし、特に現在執筆中のユースケースはなかなか楽しんでいただけるのではないでしょうか。聞いてくださる皆さんにとって最高のプレゼントになるよう、着々と準備を進めています」

専門技術の相互発信で高め合い、イノベーションを生む。情報発信の意義をエンジニアが語る

堀場 勝広(ほりば・かつひろ)

「以前から論文を発表したりしてはいましたが、SoftBank Tech Nightを含むいくつかの発信を通じてさまざまな人に注目していただき、先ほどお話した『社外に発信することの意義』を強く実感することができました。

特にIT系専門のウェブメディアでは記事にして取り上げていただきましたし、3月下旬に私の所属するソフトバンク先端技術研究所が開催した『ギジュツノチカラ Advanced Tech Show 2023』という技術展示イベントでも、他の通信事業者やベンダーの方から多くのフィードバックが得られ、自分の取り扱っているテーマが周りから見ても社会的に重要な課題なのだと改めて実感できました。今後も次世代のモバイルネットワークや6G、その先を見据えた研究開発を続け、これまで以上に発信していきたいですね」

皆さん、ありがとうございました! 今後の発信も楽しみにしています。

SoftBank Tech Night #11の開催が決定

SoftBank Tech Night #11の開催が決定

次回は6月12日(月)、「実務に活かすAI技術と最新動向」というテーマでソフトバンクのエンジニアがAI技術に関する知見を発表します。詳しくはイベントの詳細ページをご確認ください。

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(掲載日:2023年5月18日)
文:ソフトバンクニュース編集部