証券取引所を経由せず、不特定多数の株主から対象となる株式を直接買い付ける手法のこと
短期間で多数の株式を取得する、経営戦略における手法の一つ
TOB(Take Over Bid)は株式公開買付けとも呼ばれ、不特定多数の株主から株式の売却を募り、短期間に大量の株式を取得することです。TOBを行う公開買付者は、対象企業の株式を保有する株主に対し事前に買付期間や買付価格、買付予定株数などを公表して株式の買い付けを公表します。証券取引所を経由して大量の買い付けを行うと株価が急騰する可能性があるため、TOBを行い直接買い付けを行います。期間中に買付条件を満たせなかった場合、TOBは不成立となります。
また、TOBは企業の経営戦略の一環として重要な役割を果たします。企業の買収、合併や子会社化といった企業再編などに利用されることが多く、対象企業の経営陣がTOBに賛同している場合は友好的TOB、反対している場合は敵対的TOBと呼ばれます。
ソフトバンクは企業価値の向上を目指し、パートナー企業との連携やグループシナジーを生かした新規事業創出のほか、市場の変化に合わせたグループ体制強化を目的とするTOBの実施など、持続的な成長を見据え注力分野への積極的な投資に取り組んでいます。
(掲載日:2024年9月11日)
文:ソフトバンクニュース編集部