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生成AI・防災など最新事例も追加! 親子で正しい使い方を学べる「全国統一スマホデビュー検定」

親子で正しいスマホの使い方を確認。安全にスマホを利用するための「全国統一スマホデビュー検定」

近年、スマホがきっかけで起こるトラブルが話題になっていますよね。時代に応じてスマホとの関わり方が急速に変容するとともに、子どもたちがスマホを持ち始める年齢が低年齢化しています。これからスマホデビューをする小学生・中学生のお子さんがいる保護者の方は、どなたでも無料で受検できる「全国統一スマホデビュー検定」で正しいスマホの知識を確認しておきましょう。
問題を監修した千葉大学 教育学部 藤川大祐教授に、スマホを安全に利用するために気を付けるべきポイントや、見落としがちな注意点について聞いてみました。

親子で一緒に受けてみよう! スマホの正しい使い方を学べる「全国統一スマホデビュー検定」

ワイモバイルが提供する「全国統一スマホデビュー検定」は、子どものスマホデビューに際して、正しい知識を身につけてもらうことを目的としたクイズ形式の検定です。保護者用、小学生用、中高生用と年齢層に応じた問題が用意されており、それぞれ12〜14問を出題。SNSでのトラブル、個人情報の保護、フィルタリングサービスなど、スマホを安全に使用するために必要な幅広い知識を学ぶことができます。身近に迫るスマホトラブルに対応するために、発生した事案をもとに、問題内容のアップデートを毎年重ねています。今回、生成AI、QRコード決済、防災に関する新しい設問が加わりました。

親子で一緒に受けてみよう!スマホの正しい使い方を学べる「全国統一スマホデビュー検定」

早速、スマホデビュー検定の中身をちょっとだけお見せします。保護者向けの検定の中から、生成AIに関する設問をピックアップしました。

Q. 台風のさなか、SNSを見ていた子どもが、「○○川が氾濫してる! みんなに知らせなきゃ」と言ってその画像を見せてくれました。そのとき、親がとる行動として正しいものを選んでください。

台風のさなか、SNSを見ていた子どもが、「○○川が氾濫してる!みんなに知らせなきゃ」と言ってその画像を見せてくれました。そのとき、親がとる行動として正しいものを選んでください。
  • A. 「そうだね! 」とSNSでシェアするよう促す
  • B. 人の投稿をあまり拡散するのもよくないので、数人の友だちにだけ知らせるよう促す
  • C. 「ちょっと待って」と止め、本当に氾濫しているかどうか、ニュースサイトやほかのSNSで確認する

答えは分かりましたか? 正解は検定を受けて確認してみてくださいね。
検定の結果は、正答率に応じてA〜Eの5段階で判定され、B以上で合格。検定を受け終わった後は、各設問について問題を監修した藤川教授の解説で振り返りを行うことができます。間違えてしまった問題があるときは親子で間違えてしまった理由を振り返り、合格を目指してもう一度チャレンジしてみましょう!

親子で一緒に受けてみよう!スマホの正しい使い方を学べる「全国統一スマホデビュー検定」

検定を受ける

テスト終了後は親子で話し合いながらスマホの使用ルールを作成

テスト終了後には「スマホルールリスト」を作成することができます。親子で一緒に話し合いながら、スマホの使用に関するさまざまな項目について、家庭に適したルールを設定。1日の使用時間、利用を許可するSNSの種類、オンラインゲームの利用制限、就寝前の使用の可否など、さまざまな項目から必要なものを選択できます。

親子で一緒に受けてみよう!スマホの正しい使い方を学べる「全国統一スマホデビュー検定」

子どもの成長や家庭の状況の変化に応じて定期的にリストを見直すことで、ルールを柔軟に調整することも可能です。ルールリストのスクリーンショットをスマホに入れていつでも確認できるようにしたり、プリントアウトして家の目につきやすい場所に貼ったりして、日常的に親子でルールを確認しましょう。

保護者がスマホトラブルから子どもを守るためにできることは?

最新の「全国統一スマホデビュー検定」を監修した千葉大学 教育学部 教授 藤川大祐さんに、生成AI・QRコード決済・防災などの設問を追加した背景や、スマホを安全に利用するために親子で気を付けるべきポイントなどについて聞いてみました。

藤川大祐(ふじかわ・だいすけ)さん

お話を聞いた人

千葉大学 教育学部 教授

藤川大祐(ふじかわ・だいすけ)さん

千葉大学教育学部 教授・教育学部長。文部科学省「ネット安全安心全国推進会議」委員や内閣府「青少年インターネット環境の整備等に関する検討会」座長代理などを歴任。メディアリテラシー教育の第一人者。

新たに生成AI、QRコード決済、防災の設問が追加されましたが、その3つを選定した理由を教えてください。

現代のデジタル社会で子どもたちが直面する可能性のある課題により包括的に対応できるよう、検定の内容は時代の変化に合わせてアップデートしています。
生成AIについては、スマホやパソコンのソフトに生成AIが組み込まれるようになり、生成AIが子どもたちにも身近なものとなりつつあります。学習において安易に生成AIに頼ることなく、アイデア出しや相談相手のような形で、賢く生成AIの利用ができることが大切です。QRコード決済については、キャッシュレス化の進展に伴い、その利用が急速に拡大しています。買い物だけでなく、知人間の送金にも使用されるようになった現状を踏まえ、検定ではトラブルを未然に防ぐための対策に重点を置いています。
また、防災面では、近年多発する大規模地震を背景に、災害時のスマホ活用法が重要なトピックとして取り上げられています。検定では、家族との連絡手段や正確な情報収集の方法、さらにはフェイクニュースに惑わされないための判断力の養成など、緊急時におけるスマホの効果的な活用法を学ぶことができます。

スマホトラブルの傾向・発生頻度などはどのように変化しているのでしょうか。

子どものインターネット利用をめぐる状況は、近年ますます複雑化しています。特に懸念されているのは、子どものインターネット利用時間の長時間化傾向です。スマホへの過度の依存は、子どもの心身の健全な発達を阻害する可能性があり非常に心配です。さらに、インターネット犯罪被害も件数が拡大しています。近年では、性的犯罪の被害や、「闇バイト」と呼ばれる違法な仕事への勧誘など、新たな形態の犯罪も出現しており、子どもたちを取り巻く危険は多様化しています。

このようなスマホトラブルから保護者が子どもを守るためにできることは何ですか?

子どもたち自身のデジタルリテラシーの向上はもちろんのこと、保護者や教育者の理解と支援が不可欠です。家庭でのスマホ利用で懸念されることについて事前によく話し合い、必要に応じてルールを設けることがおススメです。特に、課金やフィルタリングについては適切な設定を行いましょう。また、子どもの状況が変化することも踏まえて、1年ごとくらいにルールの見直しも必要ですね。
そのきっかけとして「全国統一スマホデビュー検定」を活用して、親子でコミュニケーションを取りながらスマホの正しい使い方を学んでほしいです。

(掲載日:2025年3月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部

「全国統一スマホデビュー検定」を受けてみよう!

「全国統一スマホデビュー検定」を受けてみよう!

「全国統一スマホデビュー検定」には保護者用、小学生用、中高生用があり、それぞれクイズ形式で合計12~14問出題。答え合わせをした後に、藤川教授による解説が表示されるため、設問についてより深く学べます。

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