日常生活の行動や情報をデジタルで記録すること
行動・体調・感情まで、生活を丸ごと記録する「ライフログ」
ライフログとは、日々の生活や行動における情報を継続的に記録し、デジタルデータとして蓄積する行為やその記録自体を指します。個人がブログやSNSを通じて自分で操作・入力して記録するものから、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、IoT機器などによって自動的に収集されるものまで、記録の方法は多様です。具体的には以下のような情報がライフログの対象となります。
- 健康データ（睡眠時間、食事内容や運動量、体温や体重などの身体データなど）
- 位置情報データ（訪れた場所、移動経路など）
- デジタル活動データ（SNS投稿、ウェブ閲覧履歴など）
- 主観的記録（気分や感情、日記、メモなど）
デジタル技術の進化によって、ビッグデータ解析やAIを用いた高度な分析が可能になったことで、人の行動から得られる膨大なライフログをさまざまな目的に応じて活用することができるようになりました。例えば、睡眠パターンや運動量データを分析して生活習慣を改善したり、位置情報や行動記録から時間の使い方の最適化や生産性向上に役立てたり、食事記録や消費カロリーのデータを効果的なダイエットや栄養管理に活用することも可能です。また個人の健康管理や生活の質の向上だけでなく、企業においてもライフログは重要な資源です。消費者の行動パターンを詳細に分析し、パーソナライズされたサービスの提供や市場トレンドの予測などビジネス戦略に活用されています。
ライフログの関連記事
（掲載日：2025年4月1日）
文：ソフトバンクニュース編集部
