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デジタル技術で守る未来の林業。徳島県で「NatureBank」の森づくりがスタート

林業現場の技術承継とデータ化をデジタル技術でサポート。徳島県から「NatureBank」が植樹を開始

ソフトバンクが推進するユーザー参加型の森林保全の取り組み「NatureBank」による、初の植樹イベントが、3月7日に徳島県那賀郡那賀町の県有林で開催されました。イベントでは、林業の現場での活用を想定した植樹支援アプリ「植林ナビ」のデモンストレーションも行われました。本記事では、植樹イベントの様子と現場で紹介されたデジタル技術の取り組みをレポートします。

NatureBank初の植樹を徳島で実現

NatureBank初の “リアル植樹” を徳島で実現

「NatureBank」は、ソフトバンクおよびグループ企業のサービス利用を通じて、ユーザーの行動が植樹につながる仕組みです。ユーザーが「PayPay」や「Yahoo!乗換案内」の利用などを通じて行った「エコアクション」の回数に応じてCO2の実質軽減量を算出し、その量に相当する本数の木を植樹します。日常のデジタル行動が、実際の森づくりにつながる点が特長です。今回の植樹は、この取り組みで集まったエコアクションの一部を活用して実施されました。

植樹イベントには、徳島県の関係者や徳島県で林業を学ぶ学生など総勢50名が参加。

NatureBank初の “リアル植樹” を徳島で実現

徳島県那賀郡那賀町水崎(みさき)の県有林約0.33haの土地に、530本ほどの花粉の少ない杉の苗木が植えられました。

NatureBank初の “リアル植樹” を徳島で実現
NatureBank初の “リアル植樹” を徳島で実現

参加者は傾斜地での植林作業にやや苦戦しながらも、将来この地に根付く杉林に思いをはせながら、用意された苗木を全て植樹し終え、達成感を表情ににじませました。

斜面にはたくさんの苗木が植樹されました

斜面にはたくさんの苗木が植樹されました

熟練の勘をアプリで再現。植樹をスマートに進化させる「植林ナビ」

熟練の勘をデータが支える。植樹をサポートするアプリ「植林ナビ」を実証

徳島県をはじめ国内の林業現場では、担い手不足、通信圏外での作業環境が課題となっており、緊急時の安全確保やDXの推進において工夫が求められています。

今回の那賀町水崎の県有林も通信エリア外に当たります。イベントでは、こうした課題への対応策の一つとして、高精度な衛星位置情報を活用した「植林ナビ」のデモンストレーションを実施。このデモンストレーションには、ソフトバンクが提供する広域衛星通信サービス「SatPack(サットパック)」のWi-Fi通信が活用されました。

衛星通信パッケージ「SatPack」

広域衛星通信サービス「SatPack」

ソフトバンクが開発を進める「植林ナビ」は、植える位置をデータで導くアプリです。ドローンで上空から撮影・解析した歪みのない画像と、誤差数センチメートルの高精度な位置情報をリアルタイムに測位できるサービス「ichimill(イチミル)」の地図データを組み合わせ、最適な植樹位置などを示したプランを作成。アプリ画面上でも「ichimill」によって高精度に現在地を把握し、スマホの地図アプリのようなナビゲーションで目的の植樹位置まで誘導します。

技術を活用した植林ソリューション

このアプリを活用することで、従来は熟練者の経験や勘に頼りがちだった植樹位置の判断をデータに基づいて支援し、電動オーガ(穴あけドリル)を用いて正確な位置に掘削が可能です。

「植林ナビ」を体験した参加者からは、「事前に植える場所をマーキングする手間が省けるので、作業が楽になる」「植える場所が直感的に見えるのが良い」「作業時間の短縮が期待できる」といった声が寄せられました。

熟練の勘をデータが支える。植樹をサポートするアプリ「植林ナビ」を実証

徳島県を皮切りにスマート林業を全国に。デジタルの力で紡ぐ次世代の森づくり

イベントの冒頭で、徳島県副知事 村上耕司氏より、ソフトバンクへ感謝状が授与され、今回の植樹について「林業が直面する課題解決につながる “徳島発の処方箋” として、広く林業現場で生かされ、本県の森づくりの輪が全国をリードする新たなステージへと飛躍していくことを期待したい」と語りました。

徳島モデルを全国へ。デジタルの力で紡ぐ次世代の森づくり

「NatureBank」を推進するソフトバンク CSR本部 地域CSR統括 統括部長の土居裕一は、今後の取り組みに対する決意を次のように示しました。「今回の植樹は、ユーザーの皆さまの環境に対する思いから、生まれた森づくりの第1歩です。

ソフトバンクには、テクノロジーの力で社会課題を解決するという不変の使命があります。今回の植樹では、低軌道衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」による通信環境の確保や、高精度な位置情報を活用しデジタルな植樹計画を元にした植栽作業が可能となる技術を提供しました。私たちは、こうした労働効率を高める仕組みを整えることで、森づくりを次世代へつなぐ取り組みを、徳島県から全国へ発信していきたいと考えています。ソフトバンクはこの『NatureBank』を通じ、日本の豊かな森を未来へ、そして次世代へとつないでいく挑戦を、皆さまと共に力強く進めていきます」

徳島モデルを全国へ。デジタルの力で紡ぐ次世代の森づくり

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(掲載日:2026年3月26日)
文:ソフトバンクニュース編集部

消費者参加型植樹貢献プログラム「NatureBank」

消費者参加型植樹貢献プログラム「NatureBank」

ソフトバンクおよびソフトバンクのグループ企業が提供する全17のエコアクションを対象に、日常のエコ行動を通じた環境貢献を可視化・実感できるプログラムです。毎月第1木曜日を「NatureBankの日」と定め、関連する情報発信を行っています。

NatureBank 公式サイト