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「社会課題に、アンサーを。」 福山雅治さんスペシャルインタビュー

「社会課題に、アンサーを。」 福山雅治さんスペシャルインタビュー 「社会課題に、アンサーを。」 福山雅治さんスペシャルインタビュー

テクノロジーは、幸せをつくれるか。
福山雅治さんのこのセリフが印象的な動画が、2024年6月20日に行われたソフトバンク第38回定時株主総会でお披露目されました。これは「社会課題に、アンサーを。」をスローガンに、社会課題に対するソフトバンクの活動や貢献を世の中の多くの方に知ってもらう新たな取り組みです。
日頃からさまざまな社会課題に対するアクションをされている福山雅治さんに、「社会課題に、アンサーを。」の取り組みに参加する意気込みをうかがいました。

自分のやりたいことが誰かの役に立つ。これが社会課題に対する思いの根底。

福山さん自身、これまでにさまざまな社会課題の解決に向けた取り組みを行っていますが、その根底にはどのような思いがあるのでしょうか?

 

今回のオファーを受けて、改めて僕自身の社会課題に対する根底とは何だろうと自分自身に問いかけてみました。僕はおそらく“自分で自分を幸せにする”ということがあまり上手じゃない人なんだと思っています。なので、一緒に仕事をしているみんなが気持ちよく仕事ができているか、情熱を注ぎ込めているのか、それぞれが目標に向かえているのかとか、自分のコンディションよりも一緒に居る人の状態が気になります。
じゃあ、自分は何で幸せを感じるのかというと、人に喜んでもらって初めて自分がやったことに手応えを感じる性質なのだと感じています。それが転じてエンターテインメントの仕事になったり、社会課題に対する取り組みにつながっているのではないかなと思います。

昔からそのような性格だったんですか?

 

根本的な性格はそうだと思います。
オーディエンス一人一人の笑顔を見たときに、やっぱりライブをやってて良かったなと思います。ライブは生きてる証しだと。自分が届けた、投げかけたものを受け取った人が喜んでくれて初めて着地できるっていう感覚は、ファンの皆さんに教えていただきました。

福山さんの活動の根底には、他者や周囲の方々の“幸せ”というのがあるということでしょうか?

 

やりたいことを仕事にする、それを継続する、というのは心身ともに必ずしも楽なことではないと思います。自分がやりたくて始めたことでも、自分さえ良ければいいのではなく、周りの人間の応援や協力があって初めて成立するからです。
誰かの喜ぶ顔が見たかったり、その延長線上で世の中が少しでも良くなったり。あるいは、自分が大切にしているものや大切にしている人が、前よりも今日、今日よりも明日、より良くなるために自分のやっていることが役に立ったり。自分がやったことが人の役に立つって、シンプルにうれしいですよね。

このような活動を行っていて、本当に役に立っているのかな… と不安を感じたりすることはありませんか?

 

個人であれ社会であれ問題というのは“常にそこにあるもの”だと考えています。そのすべての課題を自分が生きている間に解決できるかというとそれは不可能でしょう。ただ、アクションを起こし続けることは可能だと思っています。答えが必ずしも合っているとは限らないでしょう。
でも、だからこそ、先人たちの失敗を経て新たな手段や方法をわれわれは手にしているとも言えます。社会に対して声を上げるということ、声を上げる自由が与えられていることこそが大事なんじゃないかと思っています。

アクションを起こし続けることで、ちょっと先の未来がどうなっていたらいいと思いますか?

 

生活に困っている、健康面で困っている、学びたいのに学べない、行きたいところに行けないとか、困っている人や物事が少しでも減っていけばいいなと。人間は可能性の塊だと思うので、可能性が制約されてしまうのは、自分の暮らしだけでなく、自分が大事にしたいと思っている人や物事に対しての制約にもなってしまいます。
それを最短・最速・最良で行えるのが“テクノロジーの力”であるならば、そのテクノロジーの力を大いに使いこなせることが大事だと思います。

「社会課題に、アンサーを。」を通じて、ソフトバンクの熱い思いを日本全国に届けていきたい。

今回、ソフトバンクの「社会課題に、アンサーを。」の取り組みに福山さんにも参画していただくことになりました。このスローガンについて、どのように感じていますか?

 

人類およそ80億と言われていますが、生きている人の数だけ課題があると思っています。その時々に課題とアンサーがあり、かつ、そこには常に変化が伴う。昨日まで問題ではなかったことが今日は問題になるわけですから、僕らがこうして生きている間にもそれはずっと繰り返されていく。それに対して問題意識を持って常にアクションを起こしていく、コミットしていくっていうことが重要なことだと思っています。
今回、ソフトバンクさんが発信し行動していくこの「社会課題に、アンサーを。」という取り組みはテクノロジーの力によって困っている人を減らしていきたいという願い。困っている人が減るということは、社会が前進する力につながっていく。こうだったらいいな、こうなったらいいな、という発想や感情を邪魔しないということが、情報革命が担っている大切な部分だと思うので、その答えを出し続けようという姿勢を常に持ち続けていらっしゃるソフトバンクさんの行動力に感銘を受けています。

先ほど「情報革命」という言葉が出ましたが、ソフトバンクは「情報革命で人々を幸せに」という経営理念を掲げています。

 

今から150年ほど前、1800年代にフランスで写真が発明され、その後に動画が発明され、情報というものが拡大・拡散・伝播していった。まだ人類にとって150年ぐらいしか経っていない中で急激にいろんなものが展開されていったので、人類はいまだ情報の扱いに慣れていないような気がしています。ものすごく便利になったという側面もありますが、扱い方が上手じゃないせいで良くない事例も起こっている。僕たち人間は情報というものをもっと上手に扱わなければいけない、さらに深く情報そのものについて考えなければいけないなと思います。未来はどうなるのだろうか? 住んでいる町は? 地域は? 国は? 世界は? 情報が助けてくれる場合もあるし、情報が自分を苦しめてしまう場合もある。情報との付き合い方と扱い方をもっと進化させていかなければいけないんだろうなと思っています。

「情報との付き合い方の進化」という表現はとても興味深いです。

 

僕が最初に “情報” というものに触れたのは小学生の頃です。早朝と夕方に新聞配達をしていました。夜明け前の朝5時ぐらいから100〜150世帯程へ配達を始めるんですけど、すでに起きて玄関で新聞を待っているおじいさんが何人かいました。こんなに新聞を楽しみにしているんだな、と。
いま思うと、そのおじいさんは誰よりも早く最新の情報を手に入れたかったんだと思います。エンタメ的にワクワクするニュースが欲しかったのかもしれないし、社会情勢が欲しかったのかもしれないし。彼らにとってフレッシュな情報っていうのが毎日の楽しみだったのでしょう。僕が最初に情報の大切さに触れたのは、その新聞配達の時代だったと思います。

なぜ人は情報が欲しいのか?自分を守るため、自分の大切な人を守るため。さらには、大切な人のことをもっと好きになるためじゃないかと思います。その人のことを知ることによって、その人が望むことや、その人が快適であることを提供できる。だから情報が知りたい。その人のことをもっともっと好きになるために情報が必要になる。その連鎖が地域社会を幸せにしていく。そんなイメージです。
今回の「社会課題に、アンサーを。」の取り組みを通じてそういったことをともに発信していけるということが、すごく楽しみです。

最後に、「社会課題に、アンサーを。」の取り組みがスタートするにあたって、一言メッセージをお願いします。

 

福山雅治です。このたび、ソフトバンク「社会課題に、アンサーを。」プロジェクトに参加させていただきます。「情報革命で人々を幸せに」を経営理念として、社会課題解決に取り組むソフトバンクさんの姿を、その思いを、日本全国に届けていきたいと思います。テクノロジーは、幸せをつくれる。僕もそう信じています。

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