2012年8月に発表した、メガソーラー施設としては国内最大級の発電能力を持つ「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」の建設が、本年秋の完成に向け開始されました。同施設は、ソフトバンクグループで自然エネルギー事業を行っているSBエナジー株式会社(以下「SBエナジー」)と、総合商社の三井物産株式会社(以下「三井物産」)が共同出資する特定目的会社「鳥取米子ソーラーパーク株式会社」が建設と運用を担います。そして完成のあかつきには、42.9MWの太陽光発電が行われる予定です。
2013年1月19日に、建設地となった鳥取県米子市崎津地区で行われた起工式の模様をお伝えします。
関係者が出席し工事の安全と成功を祈願
「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」は、鳥取県米子市崎津地区の海に面した公有地に建設されます。約53.2ヘクタールもの広大な敷地に、太陽光パネル約17万9千枚を設置。完成すると、出力約42.9MW、年間発電量約4,527万KWh、一般家庭に換算すると約1万2千世帯の使用電力量に相当する発電を行う、国内最大級のメガソーラー施設となります。2013年1月19日、「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」の工事の安全と成功を祈念する起工式が現地にて行われ、式典にはSBエナジー、三井物産をはじめ、鳥取県、米子市、地元自治連合会、ソーラーパネルメーカー、工事関係者など、約60人が出席しました。
再生可能エネルギー普及のきっかけに
起工式であいさつしたSBエナジー副社長の藤井 宏明は、「当社として初めての40MWを超える、極めて大規模な太陽光発電施設となります。中国地方で最大級、国内外でも有数の規模であり、地元のみならず近隣の市町村へも大きくアピールできるプロジェクトと考えています。ソーラーパークを運営していくにあたり、地域貢献として本年10月に開催される『エコツーリズム国際大会2013 in 鳥取』にも、発電所として協賛したいと検討を進めています」との抱負を述べました。
また建設地となった鳥取県の平井 伸治知事と、米子市の野坂 康夫市長は、それぞれ次のようにコメントされました。
「 これはわれわれにとって、奇跡とも言えるすばらしい事業だと思います。私たちは東日本大震災後のこの国の再生を果たすべく動き出しました。太陽の恵みを、子どもたちのためにエネルギーに変えていく。それが未来への力になるということだと思います」(平井知事)
「国内最大級の太陽光発電所が設置されます。『再生可能エネルギーの先進地の米子』として、積極的にアピールしていきたいと思っております。太陽光発電のガイダンス施設の整備を通じて、子どもたちの環境学習にも役立つと思いますし、遠足や修学旅行など、たくさんの人にこの地に来ていただきたいです」(野坂市長)
そして三井物産の常松 広一環境・新エネルギー事業部長は、今回のソーラーパークについて「本事業は、これから20年間以上継続する息の長い事業であり、鳥取県と米子市、地元のみなさまには引き続きお世話になり続けます。今後本件は、計画段階から実行段階に移行してまいりますが、本件を成功事例とすべく全力で取り組んでまいりたいと存じます」と意気込みを述べられました。
SBエナジーでは、すでに「ソフトバンク京都ソーラーパーク」(京都府京都市)、「ソフトバンク榛東ソーラーパーク」(群馬県榛東村)など、各地で着々と事業を開始しています。
この度の「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」の建設に加え、今後も日本で太陽光をはじめとした自然エネルギーによる発電を普及させるため、さまざまな事業を予定しています。
今後の展開にどうぞご期待ください。
日本最大級の太陽光発電所「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」の建設が決定
(掲載日:2013年2月12日)