みなさんは街で人型ロボット「Pepper」を見かけたことがありますか?
最近は、少しずつお店や銀行などいろいろな場所でPepperと出会う機会が増えてきていますね。
毎日一生懸命に働いたり、日本中のたくさんの家庭で家族の一員として暮らしているPepperが、さらなる進化を遂げます!
Android での開発が可能に! 世界中の開発者がPepperをさらに進化させる
Pepperはスマホと同様に、さまざまなアプリケーション(ロボアプリ)をインストールすることで機能を増やしたり、自分好みに変えたりすることが可能なロボットです。
これまでPepperのロボアプリは、ロボット制御用ソフトウエア「NAOqi OS」用のソフトウエア開発キット(SDK)を利用して開発していましたが、今回、スマホなどに搭載されているAndroid にも対応! 世界中にいるたくさんのAndroid のアプリケーション開発者が、持っている知識や技術をそのまま活用して、Pepper向けのロボアプリを作ることができるようになります。
ロボアプリ開発者の裾野が大きく広がり、新しいアプリが続々と開発されて、Pepperのできることや活躍の場がどんどん増えていきます。
これから、どんなところでPepperに会えるんだろう。
Pepperとどんなことをして遊ぼうか。
想像するとワクワクしてきますね!
これからのPepper、期待大です。
Pepperがデモンストレーションを披露
2016年5月19日にソフトバンク本社で開催された記者発表会では、新しいソフトウエア開発キット「Pepper SDK for Android Studio」を使って作られた二つのアプリ「テレプレゼンス for Pepper」、「ハンドイリュージョン」のデモンストレーションを、Pepper自ら披露しました。
Pepperの新たな展開に関する記者発表会(2016年5月19日)
Pepperと一心同体!? テレプレゼンス for Pepper
テレプレゼンスとは、遠隔地の相手とその場で対面しているかのような体験ができる技術のこと。
「テレプレゼンス for Pepper」では、Pepperを通して、遠隔地にいても空間を超えコミュニケーションができます。
スマホをセットして覗くことでVR体験ができるゴーグル、Google Cardboard を装着することで、Pepperに搭載されたカメラが捉えた映像を、まるで自分で見ているかのように体験できるんです!
ゴーグルの動きに合わせてPepperの視線も動かせるので、臨場感抜群です。
遠方にいる家族とのコミュニケーションや、ペットの見守りなんかにも使えそうですね。


魔法の手でPepperを操れ!! ハンドイリュージョン
Pepperに向かって3秒間手を突き出すことで、手の形を認識したPepperのさまざまなリアクションが楽しめます。16,000もの手の形を学習していて、どんな人の手でもPepperを動かすことができますよ。
手をかざされて金縛りのように動けなくなるなど、Pepperのリアクション一つ一つに会場からは笑いが起きていました。


フォトセッションにドロイド君登場!

会見の最後にはAndroid のマスコットキャラクター ドロイド君がフォトセッションに登場! Pepperとともにたくさんの記者さんたちに囲まれていましたよ。
ロボットと共生する社会はもうすぐそこに。
街でPepperを見かけたら、ぜひ声をかけてくださいね!
思いもよらない意外な反応が返ってくるかもしれませんよ♪
Pepperに会いたい!Pepperにはここで会える
(掲載日:2016年5月19日)