2019年1月29日、ソフトバンクが2020年度中に本社を移転することを発表しました。その移転先は「(仮称)竹芝地区開発計画」において現在開発中のビル。かねてより「Smart & Fun!」をスローガンに掲げ、ワークスタイルの改革に取り組むソフトバンクが移転先として選んだのは、どんなビルなのでしょうか?
新本社ビルは、いわばモデルルーム!?
現在開発中のスマートビルでは、テラスやフリースペース、その他共用部分などの屋内外に設置された多数のカメラやIoTセンサーから、温度、湿度やCO2(二酸化炭素)濃度などの環境情報や人の流れのデータが、ソフトバンクの「IoTプラットフォーム」に収集され、リアルタイムで解析されます。
そのデータを活用して、ウェブサイトやサイネージなどによるトイレやフリースペースの混雑情報などをビル訪問者に提供したり、警備員の効果的な配置や設備点検の効率化など、ビル管理に役立てるほか、入居するテナント企業での最適な通勤時間提案や飲食店での混雑状況予測などにも活用される見込みです。
新オフィスは、コミュニティー型ワークスペースをグローバルで展開する「WeWork」がデザイン。WeWorkも新たに本ビル内に「WeWork」拠点を開設する予定で、働く時間や場所にしばられない、イノベーティブでクリエーティブな働き方に加え、業種や規模、風土などの異なる企業・団体の人材との交流によるコラボレーションも期待されています。
そしてここで得たノウハウをモデルケースとして、スマートビル構築の提案や、企業や団体に向けた新たなワークスタイルの提案を行っていくとのこと。
となると、このビルはモデルルームみたいなものですね。
他にも先進的な発電設備と地震や災害に強い構造によりBCP(事業継続計画)の遂行に最適化されているなど、最新技術が詰まった本ビルの竣工は2020年5月予定。
ソフトバンクニュース編集部でも、この新本社ビルについて追跡取材していきます。
プレスリリース
(掲載日:2019年1月29日)
文:ソフトバンクニュース編集部