環境や社会、人に配慮した商品やサービスを消費者が選んで買い求めること。社会的課題の解決に向けて取り組む事業者の応援にもつながる
現代の生産・消費パターンが地球環境に負荷をかけている
地球上にある資源やエネルギーには限りがありますが、現代の生産・消費パターンは地球環境や社会に強い負担をかけているとされています。例えば、プラスチックごみの排出や開発途上国などでのコーヒー生産における劣悪な労働環境など、これから先の未来を見据えたときにいつまでも続けることはできません。そこで、注目されているのがエシカル消費です。消費者自身の行動は生産者に影響を与えるため、最近ではエシカル消費関連の認証済み商品を取り扱うスーパーなども増えています。
環境や社会に配慮した商品を選択して購入
エシカル消費とは、地域や環境、社会、人へ配慮がされた製品やサービスを積極的に買うことです。また、そうでない商品を買わない選択をするという側面も持ち合わせています。地産地消やフェアトレード商品、エコ商品、寄付付き商品、リサイクル商品を選ぶなど、消費者一人ひとりの行動が大切とされています。最近では動物福祉やエシカルファッションというかたちでも注目を浴びています。この考え方は、消費者の選択や行動を通し、天然資源の利用や汚染物質の排出を最小限に押さえることを目指すSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」ともつながっています。
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(掲載日:2022年3月9日)
文:ソフトバンクニュース編集部