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重量20Kg、往復7Km!ドローンの目視外自動飛行で救援物資を届ける実証実験を実施

重量20Kg、往復7Km!ドローンの目視外自動飛行で救援物資を届ける実証実験を実施

ソフトバンク株式会社は災害時を想定して離れた場所からドローンで救援物資を運搬する実証実験を実施。実証実験の結果などを踏まえ、3月31日、災害時に備え東京都と協定を締結したことが発表されました。

災害時の物資運搬にドローン活用を

今回の実証実験は、災害により陸上交通が遮断し、集落などが孤立してしまった際に、離れたところから救援物資を届けるという想定で実施。2021年12月14日から2022年1月20日の日程で東京都のあきる野市、八王子市、青梅市で行われました。

双葉電子工業株式会社が開発したLTE対応のドローンを用いて、目視できない遠隔地から監視と飛行制御を行い、山の中の高圧電線のような高所を越えるなどしながら、20kgの重量の物資(2リットルの水入りのペットボトル10本に相当)を積載しての飛行を検証しました。LTEによってドローンを遠隔で飛行制御でき、最大往復7Kmの距離でも安定的に飛行することが実証されました。

この実証実験は、東京都からの受託事業として行われました。今回の実証実験で得られたデータは、災害時においての活用が期待され、また、より高度なドローンの活用に向けた検討に役立てられます。

また一連の実証実験を踏まえ、災害対策の強化について東京都と検討する中で、3月31日には「災害時における無人航空機を活用した物資の輸送等に関する協定」が締結されました。この協定により、災害時にソフトバンクと東京都が連携し、ドローンによる物資の輸送を実施することになります。

実証実験および東京都との協定の詳細は以下でご確認いただけます。

(掲載日:2022年3月31日)
文:ソフトバンクニュース編集部