SNSボタン
記事分割(js記載用)

多様性をみんなで考えて話し合う「ダイバーシティWEEK」|SoftBank SDGs Actions #10

多様性をみんなで考えて話し合う「ダイバーシティWEEK」|SoftBank SDGs Actions #10

「すべてのモノ・情報・心がつながる世の中を」というコンセプトを掲げ、SDGsに取り組んでいるソフトバンク。「SoftBank SDGs Actions」では、いま実際に行われている取り組みを、担当社員が自らの言葉で紹介します。10回目は、ソフトバンクで毎年開催される「ダイバーシティWEEK」の取り組みです。

今回、話を聞いた人

番匠 京子(ばんしょう・きょうこ)

ソフトバンク株式会社 コーポレート統括 人事本部
番匠 京子(ばんしょう・きょうこ)

2005年にソフトバンクへ入社しコンシューマ向け営業に配属。その後管理系の部署を経験した後、何か新しいことに挑戦したいという思いで2011年から人事本部へ異動。2021年度開催の「ダイバーシティWEEK」の事務局リーダーとして、ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(包摂)の推進に努める。

SDGsやダイバーシティについて考え、理解を深めるきっかけに

SDGsやダイバーシティについて考え、理解を深めるきっかけに

「ダイバーシティWEEK」では、社員の皆さんが一人一人異なる多様性について気付きを得たり、SDGsに取り組む意味を感じて、縦にも横にもつながりが広がっていくことを目指しています。数週間にわたって複数のイベントを文化祭のように開催することで、事前知識がなくても気軽に参加して楽しめるのが特長です。ソフトバンクのダイバーシティへの取り組みや、社会を取り巻く環境、情勢、課題について社員の皆さんにより深く知っていただき、「みんなが暮らしやすい社会にするにはどうしたら良いか」考え、そこから一歩踏み出すきっかけになればと思っています。

SDGsやダイバーシティ&インクルージョンが大事だということは、多くの方が感じていると思います。ですが、それが「なぜ重要なのか」「どうして企業や個人が取り組む必要があるのか」、その納得感の程度には個人差があるのではないでしょうか。私自身が今回、「ダイバーシティWEEK」のイベントに運営側から参加してみて、いかに自分がこれまで社会で起きていることを知らず、目を向けず、何も動いてこなかったか強く気付かされました。

世の中で今起きていることや社会課題に対し、どんな活動や取り組みがされているかを理解し、そこで一度自分の心と対話してみる。「何のためにやるのか?」「実現できたらどんなワクワクしてすてきな社会になるか」を自分たちで考えていくことで、多様な価値観から大きなイノベーションが生まれるのではないかと思っています。「SDGsやダイバーシティに関心があるけれど、忙しくてなかなか時間が作れない」という方が多いと思いますが、あまり肩ひじ張らず気軽に楽しんで参加してもらえるように、「ダイバーシティWEEK」を毎年開催しています。

気軽に参加できる、「ダイバーシティWEEK」を開催

気軽に参加できる、「ダイバーシティWEEK」を開催

今年のイベントはオンライン開催となりましたが、更年期・PMS(月経困難症)といった女性特有の健康課題をテーマにしたトークセッション、男性育休取得を推進するソフトバンク版両親学級、障がいについて学び考えるパネルディスカッション、LGBTQ当事者の方から経験や想いを聴くヒューマンライブラリー、難民をテーマにしたドキュメンタリー映画鑑賞など、大きく6つのテーマを扱い、グループ会社含めたくさんの方々に参加いただきました。

その他、竹芝本社のカフェテリア「カフェシバ」とのコラボ企画で世界各国の食事メニューを提供したり、パラテコンドーの代表選手だった太田渉子さんのトークイベントへの協力、またスピンオフ企画として社員とその家族を対象にLGBTQをテーマとした映画のオンライン配信といったイベントも行っています。参加することで、一緒に何かをやりたいと思っている仲間に出会え、前に踏み出す勇気がもらえること、物事の考え方や捉え方は一人一人違うんだと知ることができるのは、こうしたイベントの良いところではないでしょうか。

気軽に参加できる、「ダイバーシティWEEK」を開催
「ダイバーシティWEEK」期間中は、世界各国の料理をカフェテリアにて提供。写真は、ペルーの代表料理「ロモ・サルタード」
「ダイバーシティWEEK」期間中は、世界各国の料理をカフェテリアにて提供。写真は、ペルーの代表料理「ロモ・サルタード」

「ダイバーシティWEEK」期間中は、世界各国の料理をカフェテリアにて提供。写真は、ペルーの代表料理「ロモ・サルタード」

今回私が担当した企画では、知的障がいのある方への理解をテーマに、インクルーシブ教育・保育に取り組む植草学園の副学長 野澤和弘さんと、障がいのある作家のアート作品の販売や空間演出など、福祉を起点に新たな⽂化の創造を目指す株式会社ヘラルボニーの代表 松田崇弥さんによる講演とパネルディスカッションがありました。障がいのある方々も自分らしく生きられる社会の実現を目指すお二人から、私たちがどう意識して行動すれば社会にさらなる新しい価値を生み出せるかなど、お話いただきました。このイベントを通して、ソフトバンクの地域事業所9拠点に、ヘラルボニーが手掛ける知的障がいのある方の個性豊かなアート作品70点の常設展示が実現し、その力に想いを馳せるきっかけも生まれたのではないかと思います。参加者の方からも、「障がいのある方をめぐる環境について知ることができた」「まずは興味を持つことが大事。一人一人が少しの興味を持つことでもっと大きな活動に発展していくのではないかと思う」といった感想をいただくことができました。

ソフトバンクの地域拠点に常設されたアート作品の一つ。オフィスの雰囲気にマッチしていて、現地社員からも好評とのこと

ソフトバンクの地域拠点に常設されたアート作品の一つ。オフィスの雰囲気にマッチしていて、現地社員からも好評とのこと

テーマ コース名
難民 難民映画祭 WILL2LIVE
~Imagine 知らない世界に想いを馳せる~
女性の健康 女性特有の健康に関する講話とトークセッション(更年期編)
女性の健康 女性特有の健康に関する講話とトークセッション(PMS/月経困難症編)
障がい 障がいのある方をとりまく現状と理解浸透に関する講演
パネルディスカッション
LGBTQ LGBTQヒューマンライブラリー
~LGBTQについて考えてみよう~
男性育休 SB版 両親学級
~イマドキ子育て世代の産前産後戦略~

ダイバーシティWEEKの開催内容

SDGsやダイバーシティ&インクルージョンの推進は、個人としてだけでなく、会社として取り組むことにより、大きく世の中を変えることができると考えています。ソフトバンクだからこそ実現できることもあると思いますし、「ダイバーシティWEEK」がその気付きや想い、仲間とのアクションにつながるきっかけになればうれしいです。

ソフトバンクの
ダイバーシティ&
インクルージョンへの
取り組み

ソフトバンクのマテリアリティ⑥「レジリエントな経営基盤の発展」

ソフトバンクのマテリアリティ⑥「レジリエントな経営基盤の発展」

ソフトバンクは、SDGsの達成に向けて6つのマテリアリティ(重要課題)を設定。そのうち、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」を踏まえた「レジリエントな経営基盤の発展」では、多様な人材が活躍できる先進的な職場環境を構築することで、女性活躍の推進やLGBTQに関する取り組み、ハラスメントの防止に取り組んでいます。

(掲載日:2022年4月14日)
文:ソフトバンクニュース編集部

ソフトバンクのSDGsへの取り組み

ソフトバンクのSDGsへの取り組み

ソフトバンクは、すべてのモノ・情報・心がつながる持続可能な社会の実現に向け、企業活動や事業を通じて、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいきます。