2022年5月16日、鹿児島市教育委員会とソフトバンクが「ICTを利活用したAI人材の育成に関する連携協定」を締結しました。
鹿児島市内の2つの高校が「AIチャレンジ」を導入し、ICT利活用によるAI人材の育成を推進
鹿児島市教育委員会は、2022年度から進める「第二次鹿児島市教育振興基本計画」に沿い、子どもたちが限りない可能性に挑戦できるよう、「生きる力」を育む教育を進めています。ソフトバンクは鹿児島市と連携して、強みである最先端テクノロジーの活用により、ICTを利活用したAI人材の育成や教育環境の整備などを進めていきます。
今回締結する協定の内容は以下の通りです。
- (1)ICT、AIの利活用に関すること
- (2)先端技術を活用できる人材育成に関すること
- (3)ICTの利活用による教育環境づくりに関すること
- (4)その他、両者が協議により必要と認めたこと
締結式には鹿児島市教育委員会 教育長 原之園哲哉氏、ソフトバンク株式会社 CSR本部長 池田昌人らが出席し、今回の連携協定についてコメントしました。原之園氏は、「第4次産業革命により、今までの仕事がなくなり、新しい仕事が生まれる時代。今、教育現場が求めているのは単純なデジタル化ではなく、意識改革やデジタルトランスフォーメーション(DX)の考え方。これからの社会の担い手を育成していくにあたり、ソフトバンクと連携していくことは大変喜ばしいこと」と、今後の取り組みへの期待を語りました。
ソフトバンクの池田は、「ソフトバンクはSDGsの推進に力を入れており、その中でDXによる社会・産業の構築を掲げている。そこで重要になるのは、新しいテクノロジーを使いこなす人材。次世代を担う若者がAIやテクノロジーを自由に使いこなせる人材になるためのサポートをしていきたい」と述べ、高校生だけでなく、小中学生もAIを学べるような教材の開発にも意欲を見せました。
その後、今回の連携により、AI活用人材を育成する教育プログラム「AIチャレンジ」を導入する鹿児島商業高等学校と鹿児島女子高等学校の生徒が、AIを活用した、Pepperによる「おすすめメガネフレーム診断」のデモンストレーションを行いました。登壇した生徒は、「以前テレビで、『AIが人を脅かす』という内容を見て不安になった。AIを学ぶことで理解を深めていきたい」と、地域の課題解決に向けてAIについて学習していく意気込みを見せました。
今回の連携協定に関する詳細は、以下のプレスリリースをご覧ください。
- 鹿児島市教育委員会とソフトバンクが「ICTを利活用したAI人材の育成に関する連携協定」を締結(2022年5月16日 ソフトバンク株式会社プレスリリース)
(掲載日:2022年5月18日)
文:ソフトバンクニュース編集部