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【SRv6】~1分で分かるキーワード #168

【SRv6】~1分で分かるキーワード #168

IPv6のネットワーク上で、セグメントルーティング(データをパケットに包んで効率的に届けるために最適なルートやパケット転送方法を選択する経路制御)を実現する技術のこと

「シンプル」かつ「高機能」の特長を持つ、5Gを支えるコア技術の一つ

インターネットに接続する機器に割り当てるIPアドレスの規格の一つである「IPv6」は、急増する機器類の増加に対応した次世代のプロトコル(ネットワーク上のルールを定めたもの)です。このIPv6アドレスを用いたネットワーク空間上でセグメントルーティング(SR)を実現する仕組みを「SRv6(Segment Routing over IPv6)」と言います。SRv6は、IPv6の広大なアドレス空間を生かし、機器に付与するアドレスに加えて、IPv6アドレスと同じフォーマットのIDをさまざまな「機能」に対して付与することで、ネットワークのスケーラビリティや、機能面の拡張性を高めることが可能になります。

ソフトバンクでは複雑化するネットワークの課題解決のためにいち早くSRv6の実用化や標準化に向けて着手してきた結果、商用ネットワークへの全国展開が完了しました。また、SRv6をモバイル通信に応用した「SRv6 MUP」や、用途に応じた適切なスライスへパケット転送する「SRv6 Flex-Algo」といった新たな機能を活用し、5Gネットワークのさらなる効率化・高機能化実現に向けて取り組みを行っています。

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(掲載日:2023年12月5日)
文:ソフトバンクニュース編集部