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ソフトバンクアカデミア生の紹介:宇井吉美さん(株式会社aba 代表取締役 CEO)

宇井吉美さん(株式会社aba 代表取締役 CEO)

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事業内容を教えてください

においセンサーで排泄を検知する「排泄センサーHelppad(ヘルプパッド)」を提供しています。
中学時代に祖母がうつ病を発症し、介護者となった経験を元に「介護者側の負担を減らしたい」という思いから、介護者を支えるためのロボット開発の道に進みました。特別養護老人ホームにて、介護職による排泄介助の壮絶な現場を見たことをきっかけとして製品化しました。おむつを開けなくても排泄したことを知らせてくれることで、介護者の負担軽減を目指しています。

アカデミアに応募しようと思ったきっかけを教えてください

経営者コミュニティーには意識的に所属するようにしており、探していたところアカデミアを見つけました。他のコミュニティーと比べても、所属している方のレベルや目指すものが頭ひとつ抜けていると感じたのと、既に所属していたアカデミア生の知人から後押しいただいたこともありました。知人からは、自分自身が熱量を持って参加するほど手ごたえのあるコミュニティーであると聞いて、興味を持ちました。
私は元々技術者で介護現場が大好きなので、どうしても虫の目で事業に向き合ってしまう傾向があります。しかし、経営者としては、鳥の目・魚の目を持って俯瞰して時流を呼んでいく必要があるとの思いから経営者コミュニティに参加するようにしており、アカデミアはそんな私の意図を叶えてくれています。

アカデミアに入校して得られたことはありますか?

ソフトバンクの経営課題に対してアカデミア生がプレゼンするプログラムに参加した際、良い意味でビジネスとしての実現性や収益確保の視点に優れた人が多いと感じました。私のプレゼンはビジョン先行型になりがちなので、視野を広げることができ、とても刺激になりました。起業家だけではなく、ソフトバンク内部生や外部の方が集まっている環境だからこそだと思います。
また、孫校長の、株主総会ともまた違った、クローズドなアカデミアの環境ならではのプレゼンを聞くことができ、大変勉強になっています。

今後の宇井さんの志を教えてください

先日、自社製品であるHelppad2の発売イベントとして「ねかいごと」(介護と願いを掛け合わせた造語)を開催したのですが、それがabaの第2ステージの始まりだと感じています。
自社の製品の発売イベントという形ではなく、今回は「ねかいごと」を形にしたケアテック領域の6つのプロダクトを集めました。Helppadは介護者の願いをかなえようとして奔走した先に、イノベーションが起きた産物であり、ニーズ側からスタートしているという点をこれからも大切にしていきたいという意思表示でもありました。
Helppadを15年かけて開発する中で、業務効率改善もとても大事だけれども、次の介護ロボットは願いを基軸として作られたものであって欲しいという想いが益々強くなりました。今後は、1つのプロダクトを作っていた会社から、ケアテック領域をけん引する存在になっていきたいと思います。

アカデミアに興味を持っていただいた方へのメッセージをお願いします

少しでも興味があれば絶対申込はしてみるべきだと思います!チャレンジする際には、背伸びすることが大事ですし、実際にそこで自分とのレベル差を感じることも学びとなります。アカデミアが他のコミュニティと違うのは、起業家や経営者だけでなく、事業家が一定数所属していることで学びの幅が広いことです。さらに孫校長の教えを聞ける機会にも恵まれており、間違いなく参加する価値があると思います。

求む!後継者。
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(取材日:2023年12月)
文:ソフトバンクアカデミア事務局