ソフトバンクでは、エンジニア職の内定者向けに、入社する前の早い段階から仕事のイメージをつかみ、新入社員のやる気とモチベーション向上につなげることを目的とした取り組みとして「内定者が選ぶ! テクノロジーアワード」を実施しています。エンジニア職の社員がプレゼンを行い、学生が評価するという、その内容とは。
目次
ソフトバンクの最先端テクノロジーをエンジニア社員がプレゼン
「内定者が選ぶ! テクノロジーアワード」は、ソフトバンクが取り組むさまざまな最先端テクノロジーに関する活動や実績について、実際の業務に携わるエンジニア社員が内定者向けにプレゼンを実施するというもの。最も印象に残った活動に対し、学生の皆さんが投票を行います。
2024年2月に開催されたオンラインイベントでは、AIやドローン、次世代インフラ、IoTソリューションなど6つのプロジェクトが紹介され、最も挑戦的かつ独創的な取り組みをしていると思ったテクノロジーを「SoftBank Award 内定者 Edition」、最も社会課題を解決できそうと思ったテクノロジーを「変えテクAward 内定者 Edition」として、2つのアワードが選ばれました。
SoftBank Award 内定者 Edition:「次世代デジタルインフラ」
「SoftBank Award 内定者 Edition」に選ばれたのは、次世代社会インフラ構築の実現を目指す「115億円の公募採択! 次世代デジタルインフラの担い手へ」。本プロジェクトは、大型の国家プロジェクトを受託したもので、通信事業の枠組みを超えて、超デジタル社会を支える次世代デジタルインフラの担い手へと変革することを目標に、社会や産業のDXを促進しています。データ基盤戦略本部の北島は「今回のプロジェクトは2023年の2月に始まり、5年後の事業化を目指している。私が入社した年にスタートしたこともあり、プロジェクトと一緒に私自身も成長して大いに社会貢献していきたい」とコメントしました。
内定者からは「将来の日本の社会インフラを支えるという点で革新的な取り組みであると感じた」などの声が。最も関心が高いプロジェクトとなりました。
超デジタル社会の実現に向けて、次世代デジタルインフラに関する研究開発を開始(2023年3月23日 ソフトバンク株式会会社プレスリリース)
変えテクAward 内定者 Edition:「ドローン無線中継システム」
最も社会課題を解決できそうなテクノロジーに選ばれた「遭難者を発見! 探索ドローン無線中継システム」は、ソフトバンクが独自に開発した「命を守る」技術。2024年1月に発生した能登半島地震の被災地でも、有線給電ドローンを使うことで長時間連続通信可能なエリアの確保を実現しました。
発表を行った基盤技術研究室の前迫は、「若手の頃からいろんな事を経験ができ、プロジェクトの中心メンバーとして活躍できる環境があるのが、ソフトバンクの良いところだと思っている。これから、皆さんと一緒に働くことを楽しみにしています」と呼びかけました。
投票した内定者からは、「ドローン技術の活用分野が広がっていくと感じた」「全国の消防本部や自治体とも連携し、人命救助に貢献するシステムとして期待されていることを知った」などの感想が寄せられました。
ソフトバンクでエンジニアとして働くイメージをつかんでほしい
ソフトバンク株式会社 コーポレート統括 人事本部 採用・人材開発統括部 人材採用部 採用推進課
小野 彰久(おの・あきひさ)
ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット 技術企画管理本部 技術戦略室 技術情報戦略課
高橋 柚花(たかはし・ゆか)
2回目の開催となった「テクノロジーアワード」でしたが、いかがでしたか?
小野 「内定者と年齢的に近い若手社員が登壇することで、入社後のキャリアイメージがより明確になったのではないかと思います。若手が活躍・挑戦できるソフトバンクの文化を伝えることができたのではないでしょうか」
さまざまなテクノロジーに取り組んでいる中、今回紹介したプロジェクトはどのような観点で選んだのでしょうか。
小野 「前回開催した際の学生さんからの反響で、ドローンやデジタルツイン、AIなど、全く自分がイメージしていなかった分野で活躍するエンジニアの情報を知ることができたこと。ソフトバンクの可能性をより感じたことが入社の決め手になったという声が多くありました。そのような声を踏まえて、幅広く興味を持ってもらえるように選定しました」
高橋 「分かりやすいエンジニア職のイメージは研究開発などではないかと思いますが、実際に入社してみるとIT基盤の保守運用もあればサービス開発のプロジェクト立ち上げに関わることもあります。入社後の自分をよりイメージしやすくなるように、人事と連携しながら幅広く選んでいます」
先輩の皆さんのプレゼンテーションも熱がこもっていましたね。
高橋 「日ごろ頑張っている業務の様子や取り組んでいるプロジェクトの内容など、自身のやりがいを学生さんに伝えることができる機会として、先輩エンジニアの皆さんも積極的に参加しています。今後も、ソフトバンクにはこんな仕事もある、こういうことができるということを紹介する機会にしていきたいですね」
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(掲載日:2024年5月9日)
文:ソフトバンクニュース編集部