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避難所に駆けつけてスマホ利用をサポート。「スマサポ号」で取り組む被災地支援

避難所に駆けつけてスマホ利用をサポート。「スマサポ号」で取り組む被災地支援

もし自分の周りで大きな災害が起こり、避難所などで一時的に過ごすことになった場合、どんな困りごとが出てくるか想像したことはありますか? 被害状況の心配や体調面や生活面の不安や不便はもちろんのこと、今や生活必需品とも言えるスマホに関連する悩みも多く発生するようです。ソフトバンクではそんな悩みを解決するため「スマホなんでもサポート号(以下、スマサポ号)」で災害時に避難所に駆けつけて支援活動を行っています。

古瀬 真由美(ふるせ・まゆみ)

ソフトバンク株式会社 コンシューマ営業統括 スマホAD推進部

古瀬 真由美(ふるせ・まゆみ)

北陸地域セミナー講師担当。自治体・企業と連携し公民館などでスマホ教室を実施。

浜高 義洋(はまたか・よしひろ)

ソフトバンク株式会社 コンシューマ営業統括 北陸・北東海営業部

浜高 義洋(はまたか・よしひろ)

北陸地域のスマホアドバイザーのエリアマネージャー。スマホ教室の運営、管理などを担当。

避難所の人々のスマホ利用に少しでも安心や快適を届けたい。能登の支援で見つけたスマサポ号の新しい活躍の形

避難所の人々のスマホ利用に少しでも安心や快適を届けたい。能登の支援で見つけたスマサポ号の新しい活躍の形

もともとスマサポ号は、交通が不便な地域やソフトバンクショップが近隣にない地域でも、住民の方がスマホ教室を受講したり、スマホの料金に関する相談や情報変更などの手続きを行うための車両。普段は、10台ほどが全国各地で稼働していますが、能登半島地震の際は、被災地に赴き避難所の方々の支援を行いました。

避難所の人々のスマホ利用に少しでも安心や快適を届けたい。能登の支援で見つけたスマサポ号の新しい活躍の形

スマサポ号による能登半島の避難所支援は、2024年2月から4月にかけて計17カ所で実施。古瀬と浜高は、スマサポ号に乗り避難所で行った支援活動を以下のように振り返りました。

古瀬 「震災被害により道路の整備が不十分な中、金沢市から片道2~3時間かけて向かうハードな日々でしたが、支援先の皆さんから、困りごとが解消されたというお声をたくさんいただきました。突然の大きな揺れに、命を優先して避難した方々の中には、スマホだけ辛うじて持ち出してきた、という方もいらっしゃいます。避難所生活時にも必需品であるスマホや携帯電話に対し、支援する活動の意義を再認識しました」

浜高 「今回のスマサポ号によるスマホサポート支援は、発災して約1カ月後からの稼働でしたが、今後はもっと早い段階から現地へ向かう可能性があります。支援フェーズや災害の種類によって求められるサポート内容が多少変わる可能性も考慮し、支援内容を準備していきたいと考えています」

避難所の人々のスマホ利用に少しでも安心や快適を届けたい。能登の支援で見つけたスマサポ号の新しい活躍の形

普段、スマサポ号はスマホ教室やスマホに関する相談を受け付ける場として日常的に使われているため、有事の際にすぐに被災地へ駆けつけられる仕組みが必要です。

古瀬 「2024年1月1日に能登半島地震が発生した後、2月3日に第1弾として、愛知県名古屋市にあったスマサポ号が石川県の能登輪島エリアに向けて出動しています。当時、それに続く車両を手配するのにさまざまな調整を要したのが課題でした。そこでスマサポ号を貸し出している自治体さまへ相談し、災害などが発生した際に自治体での使用を中断し、被災地の支援に向かえるような体制にしました」

今回の支援活動の試みを通じ、スマサポ号の新たな活用方法として評価されたことにより、今後も同様の活動ができるよう整備が進められています。

避難所の人々のスマホ利用に少しでも安心や快適を届けたい。能登の支援で見つけたスマサポ号の新しい活躍の形

避難所でのスマホ利用や自治体情報の入手方法など。さまざまなニーズに対応

スマサポ号では以下のような内容をはじめ、スマホや携帯電話、自宅のインターネットに関する相談を幅広く受け付け、適切な案内を行っています。

  • 自治体などから発信される災害関連情報を入手する方法
  • 避難所や物資配布場所など、周辺施設や場所を検索する方法
  • バッテリーの省電力モードの設定など、災害時に役立つスマホの機能やアプリの紹介
  • 充電ケーブルやモバイルバッテリー、イヤホン(有線・無線)の提供や使用方法
  • スマホ、携帯電話、インターネット回線、ルータなどの契約に関する相談
能登の支援で配った相談会のお知らせ

能登の支援で配った相談会のお知らせより

浜高 「実際に相談会を開く中で、避難所の方々から主に3つの相談が寄せられました。自治体公式SNSアカウント(XやLINEなど)の探し方やフォローのやり方、充電器やイヤホンなど避難所でスマホや携帯電話を使うためのアイテム、避難中に使用しないサービスの契約継続に関する相談です」

配布したケーブル、バッテリー、イヤホン

配布したケーブル、バッテリー、イヤホン

教わった設定方法を書き留めるメモ帳として配

教わった設定方法を書き留めるメモ帳として配布

古瀬 「スマサポ号が出向く先は、避難所にいる方の人数やそのエリアの被害状況、交通事情により自治体と相談して決められることになります。到着した避難所では、のぼりや掲示物でお知らせしますので、目印にしてみてください。避難所の状況によって、スマサポ号車内や避難所の一角をお借りして相談会を開いています。万一の際に避難所でスマサポ号を見かけたら、困りごとの相談先としてご活用ください」

避難所でのスマホ利用や自治体情報の入手方法など。さまざまなニーズに対応
避難所でのスマホ利用や自治体情報の入手方法など。さまざまなニーズに対応

(掲載日:2024年9月3日)
文:ソフトバンクニュース編集部

全国のソフトバンクショップで防災講座を開催中です

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災害情報の入手の仕方や避難所の探し方などを始め、緊急時に役立つ機能を学ぶ防災講座を実施しています。防災週間中の集中開催のほか、毎月1・15日に実施。スマホアドバイザーが在籍する店舗での開催予定は、公式サイトでご確認ください。

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