Emotetは、フィッシングメールや悪意のあるリンクを通じて感染を広げシステムに侵入するマルウェアで、2019年頃から断続的に大きな被害をもたらしています。このマルウェアは、感染したシステム内で情報を窃取し、他のマルウェアやランサムウェアを配信するためのバックドアを作成することができるため、より大きな被害につながりやすいのが特徴です。また、Emotetはボットネットを形成し、感染したシステムを制御して攻撃を拡大することができます。
攻撃の特徴としては、Excelのマクロを用いた手法が挙げられます。メール等にマクロ付きのExcelが添付され、Excelを開くとマクロによってマルウェアがダウンロードされてしまいます。また、最近では添付ファイルではなくショートカットリンクを用いた同様の手法も確認されています。
Emotetに対抗するためには、アンチウイルスソフトウェアの使用やExcelマクロの無効化を行うほか、ユーザに対してメールの添付ファイルやリンクの警戒を呼び掛けることが効果的です。
「Emotet(エモテット)」は、不正なメールの添付ファイルから感染が拡大しているマルウェアです。ソフトバンクでも脱PPAPで警戒を強めていますが、なぜ被害が拡大しているのでしょうか? 本記事では、Emotet(エモテット)の特徴を説明しながら、その理由を分かりやすく解説します。
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