2016年6月22日、ソフトバンクグループ株式会社の第36回定時株主総会が開催され、2,191人の株主の皆さまが参加しました。
冒頭、本株主総会終結をもって任期満了に伴い代表取締役副社長を退任するニケシュ・アローラが登壇。この2年間共に仕事できたことへの感謝とソフトバンクグループでの実績を振り返り、株主に向けて「これからの成長のために『ソフトバンク2.0』の基盤を作ることができた。また、若い創業者に会う中で、孫社長自身が若返っていったのではないかと思う。皆さまのサポートにお礼を申し上げるとともに、これからもソフトバンクグループのサポーターとして貢献していきたい」とあいさつしました。
その後、孫より「ニケシュの多大なサポートには感謝しかない。ソフトバンクグループの成長の妨げになってはいけないが、自身のやり残したことがある以上、まだ社長を続けたいと思う」と今後の意気込みを語りました。
定時株主総会の模様は、動画配信にてご覧いただけます。
動画 |
|
---|---|
決議内容・資料 |
Singularity——。ロボットと共存する時代へ
議長の孫より、議案の説明が行われたあと、2015年度の事業報告やソフトバンクグループの強みが「テクノロジー」と「ファイナンス」であり、IT業界のパラダイムシフトと共に成長し、変化を遂げてきたことを説明しました。
では、次のパラダイムシフトは何か?
孫はそれを「Singularity(シンギュラリティ)=コンピューターが人類を超える日」とし、そのキーとなるのが「AI」「スマートロボット」「IoT」であり、これらが大きなパラダイムシフトとなって、スマートロボットと共存する時代になると、展望を述べました。
人類と超知性が共存する時代を迎えるにあたって、真の情報革命は今始まったばかりであり、情報革命で人々を幸せにするためにまい進していく決意を改めて宣言しました。
5議案を決議
本総会では、議案として提出された「剰余金の処分の件」「取締役7名選任の件」「取締役に対するストックオプションとしての報酬等の額および内容決定の件」「ストックオプションとしての新株予約権の発行の件」「グループ内組織再編に伴う子会社株式の譲渡承認の件」の採決が行われ、5議案全てが賛成多数で決議されました。
(掲載日:2016年6月22日)