世界でも有数の豪雪地帯である富山県の立山。
道路を除雪してできる高さ20mもの巨大な雪の壁「雪の大谷」が有名ですよね。
GW前には立山黒部アルペンルートの全線が開通し、ダイナミックな雪の壁の中を歩くことができるんです。スマホ片手に写真を撮ってSNSに投稿したり、ブログを更新したりと、毎年多くの観光客でにぎわう人気のスポットになっています。
立山黒部アルペンルート全線開通前に基地局を救い出せ!
立山の山中に設置されている基地局は、深い深い雪に埋もれるため、冬の間は電波が停止し、除雪をしないと利用することはできません。一口に除雪といっても基地局周辺は8メートルもの雪に埋もれているので、そんじょそこらの雪かきとは訳が違うんです! 他の携帯事業者と協力し、除雪に当たります。
雪山登山。マイナス6度。究極の雪かき!
一般のお客さまが訪れる前に作業を完了しなくてはなりません。
午前6時金沢を出発。一般車両はまだ通行できない区間を特別な許可を取得し、なんとか車で標高1,970mの弥陀ヶ原ホテルに到達します。
午前9時30分にはホテルを出発です! 気温はマイナス6度。
この雪山を登るだけで、心の中では「無事帰れるだろうか?」と一抹の不安が・・・。
気合を入れてひたすら登ります。
歩くこと30分。機材を運びつつ、なんとか現場に到着!
幸い、頭を出している基地局のアンテナ。しかし基地局の心臓部は雪の中。
さあ! 携帯事業者の垣根を越え、一丸となった雪かき開始です!
完全なる人海戦術。スコップ片手に悪戦苦闘が続きます。
掘っても、掘っても、掘っても・・・。手のひらにはまめができ、悲鳴をあげる足腰。全身に汗が流れ落ちてきます。
作業すること約6時間。
ようやく基地局の全貌とご対面です! ここからもうひと踏ん張り。地上部隊と連携し電波発射に向けた作業を行います。そして午後4時、無事電波発射完了を見届けて、除雪対策完了! これで、お客さまにソフトバンク・ワイモバイルの通信サービスをご利用いただけると、ホッとした瞬間です!
雪山での除雪作業は想像以上に大変だったものの、登山で来られている一般の方からもご声援をいただき、最後まで挫折することなくやり遂げることができたとのこと。作業完了時の達成感も格別だったそうですよ。
今年開催される「立山・雪の大谷ウォーク」は、25周年という記念すべき年! さまざまなイベントも用意されているようなので、立山を訪れる際は、ぜひ快適なソフトバンク・ワイモバイルの通信サービスを体感してくださいね♪
(掲載日:2018年4月26日)
文:ソフトバンクニュース編集部